2011年10月2日日曜日

ANBB 来日コンサート (恵比寿リキッドルーム)

昨晩行ってきました。

もうずっとコンサート類からは遠ざかっていたので、こちらのリキッドルームも来るのも初めて。
今まで私が見に行ったブリクサ(Blixa Bargeld)がらみのコンサートの中で一番小さい場所でした。
ノイバウテン(Einsuerzende Neubauten)初来日だって、倉庫みたいとはいえ、もっと広かった。 
オマケにあまり人が多くないのだ。 なんかさびしいなぁ。

後方のちょっと高台になっているカウンターコーナーをゲットしたので、そこに居座ることにする。 
ステージは良く見える場所だ。 このトシになって群衆の中でもみくちゃにはなりたくないわ。

前座が1時間。長かった。8時になってようやくANBB登場。人も増えてきた。
演奏が始まっているのに、グループでしゃべっている輩がうるさい。

なので、特等席!と思ったカウンターを離れ、前へ。 26年前と違ってもみくちゃになるほど暴れる人などもおらず、
すっとほぼ最前列に入り込めた。 前に来てよかった。

久々のブリクサ! プロモで見かけるような、顔を細く見せるための(?)、髪を顔に向かってなでつけるような髪型でなく(ファンなのかその髪型をした男性もいた)、普通に後ろになでつけてあって安堵。 
最後に見た16年前はまだ多少ツンツンさせてたし、何より、スリムであった。
シックなスーツは変わらず・・・であるが、明らかに5~6サイズはアップしてる。 
きっちり締められたベストのボタンに腹回りが感じられるのが…。

眼だけが昔とそれほど変わらない表情のままな気がした。 やはり、何気にくるんであげなきゃ…感を誘う目だ。 
今や、ちょっとかわいいおっちゃん。 いや、私だって今や立派にオバサンだから、人のこと言えないんだけどさ。

30年前とは音響機材事情が全く違うのもあるが、デジタルなコンピューター管理に頼っている。 生音がなさ過ぎて、
私のように、ブリクサを見ることが目的の古いファンならともかく、ライブめぐり組にはちょっと納得のいかないライブだったかもしれない。

ブリクサの声は変わらず、昔ほどマイクにかじり付きはしないが(たぶんマイクの性能が今はずっとよいのだ)叫ぶ。 
私は彼が自分の声を楽器の一部のように叫び、音を作るのに使うのが好きなのだ。
ANBB  CD に入っていた曲は一通り披露したが、おそらくCD収録時にはピアノだったり、弦楽器だった美しい音が
すべて録音で賄われていた。オマケに音質がいまいちであった。

ブリクサが何度も相方のAlva Noto(T-1000みたい)を じとぉ~んと何か言いたげな目で見つめていた。 
どうも、音構成がブリクサが思っていたものと違っているよう?   明らかにビートのテンポの変わる場所が、
歌とずれてるのもあった。 リハーサル不足? そしてブリクサがずっと右手に持っていたiPodのような小さなものは何?

といろいろ思いながら、それでも16年ぶりのブリクサの生姿も生声もうれしい。
アンコールの最後の曲で、音が止まった時にブリクサが一言 "That was a good one!" とT-1000に向かって言った。

なんだよ~。 やっぱそれまでは外してたんじゃん! 思わず吹き出してしまった。

ブリクサはT-1000の肩を抱き、頭をなでなでしながら退場していった。 T-1000は小柄なので、すっぽりと
長身のブリクサの腕の中に納まっていた。

思わず、「今度はノイバウテンで来てよね!」とブリクサの後ろ姿に向かって叫びたい衝動にかられたが、
それはいくら何でもT-1000に失礼だと気づきやめた。

ノイバウテン初来日の頃(85年)はバブル真っただ中。 あの当時、それでもインディーズであっただろう、
ノイバウテンのコンサートにあれだけの群衆が集まった・・・ってやっぱ、時代もあったんだろな。
バンドのメンバー全部来て、わけのわからん、機材だか、ガラクタも持ち込まれていたライブであった。 
2度目の時は会場はグレードアップしていたし。

今回は何気に欧州景気の悪さと、日本の景気の悪さも反映されているかのような、かつてに比べると
かなりシケたコンサートであった。 すべてに経費節約感が感じられた。 
(チケット代は初来日時の倍のような気がするが)

太ったおっちゃんになったとはいえ、久々にブリクサ見れたのはとてもうれしかった。
30年前の『この世で最も美しい男』である。(←これ自体、いいかげん恐しい気がするけど)
もう、ほとんど勝手になつかしい友のような気分になっている。

ここまで来たら、あなたの訃報を聞くまで、近所に来たら、観に行ってやるわ…という気になった。
最前列でじっと見つめてあげるよ、最後まで。 だから、また来てよね。


ブリクサ+ノイバウテン関連記事はこちら Einstuerzende Neubauten

2011年9月28日水曜日

ブリクサ(Blixa Bargeld)出演作品+ 欧アマゾン比較

あと数日で久々のライブに行く予定のANBB。 
10代の頃に好きだった、ノイバウテン(Einstuerzende Neubauten) とBlixaが懐かしくって、
Youtubeめぐり → 出演作DVD探しに走ってしまいました。

VHSなら持ってた半分人間(1/2 Mensch)のDVD買い直しに続いていくつか手配。
手配するにあたって、各アマゾン当たりました。 そして今日ふと、アマゾンJP見てみると
  
半分人間 売切れ! 
Die Totale Therapie  売切れ!

前、私が見たときには残っていたのに。やっぱ、今回の来日で懐かしくって買い求めている人がほかにもいるのね!

アマゾンJPのいいところは プライム会員になっていると即日で届けてくれるところである。(しかも送料無料)
でも、日本の国土を経由するとすべてがやや割高。 

半分人間(1/2 Mensch) は早く見たくて(気になったことを確認したくて) アマゾンJPで購入。¥2,121なり。 
昔のVHSが一万円以上はしていただろうことを思えば全然、いい御買い物である。

Die Totale Therapie  なじみのアマゾンUKで確認したら、なんと98ポンド! えっ?? 1万円超えるDVD?? 
映画ひとつなのに送料入れたら¥12,000くらい? それはちょっと、かなり高いなぁ。

めげずにアマゾンDE(独)を見てみた。 おおっ!こっちなら44ユーロ! だったらこっちね・・・と即クリック。 
通常配送にしたが、送料だけで15ユーロ。 総額59ユーロ(6200円前後)なり。 数百円DVDに慣れると高い気はするが、まぁ、いっか。

その後、アマゾンJPでもおいてあったのを見つけたのだ。 日本語がついているわけでもない、インポートものである。 
えーっ??? 23,800円!?  「そりぁないだろぉ、高すぎるよ」と思っていたのが、すでに売切れていた。
誰かこの23000円のDVD買ったんだ・・・。 すごい。

それから、アマゾンDEで↓2点も手配。

Seele brennt /Nihil oder Alle Zeit der Welt
Elektrokohle

今回の探索で気が付いたこと。
  • アマゾンUKは傘下の出展者からのモノは国外配送不可が多いがアマゾンDEは結構OK。
  • アマゾンUKは1点につき2ポンド前後の送料を点数分加算するが、アマゾンDEは14ユーロ 一括である。 (複数口で買った方がお得)
  • アマゾンUKは発送までに最低でも2-3日ほどかかるが、アマゾンDEは即日または翌日出荷。
  • 消費税率はUKが一番高いのか、国外出荷の場合、表示価格より割引度が大きいのはUK品。
  • アマゾンFR(仏)は一度だけ購入歴あるが、やはり送料がUKに比べて、ずっと高かった。
ちなみに上述↑の2作品はまだ在庫有りましたよ。(ほんの数点ですが) リージョンフリーの英語字幕付き。 
2点まとめて買って40ユーロ強(4500円程?)でした。

Die Totale Therapie はブリクサが 肉付きがよくなってからの出演作ですが、↑ 2点は、ノイバウテン初期の細身のまま。 
教祖(と勝手に呼ぶ)ニック・ケイヴに 『この世で最も美しい男』と言わしめた頃の面影ばっちり。
 (Elektrokohleはライブ)

やっぱあの半端じゃなくスレンダーな姿を見た人間としては、細身のブリクサがなつかしいよね。
16年前に私が最後に見たときも、骨皮度合いは下がったとはいえ、細かったのになぁ~。 その後即太りだしたんだね。
いや、意外と童顔で(痩せてた頃には気付かなかった!)、可愛いし、チャーミングなおっちゃんになって、
まぁ、うまく年取ったとは思うけどさ。 

80年代にはどうあがいても入手不可能だったこれらの作品。
古くからのファンの方々。 21世紀のテクノロジーに乾杯♪ アマゾンDEへGo! 
ボタンをクリックする場所は同じです。

追記: DANDY だけはフィルムブックしか見つけられずしょんぼり。 DANDYが一番欲しいんだけどね。

追記2: 10/4 訂正。上述のDVDはリージョンフリーを謳っており、パッケージにもそう書いてあったが、実際は
そうではなく(一部リージョン2であった)、結局普通の国産BDプレイヤーでは再生できず、マルチで再生した。
ちなみにDie Totale Therapie, Seele brennt、Elektrokohle は英字幕ありだったが、
Nihil oder Alle Zeit der Welt はドイツ語音声オンリーであった。


ブリクサ+ノイバウテン関連記事はこちら Einstuerzende Neubauten

2011年9月25日日曜日

BBC現代版Sherlockバトン 番外編☺

私はたまにIMDb掲示板(message board) に参加して遊ぶ。 IMDb自体は仕事中にもちょっと一息、と、チラ見することも多い。 そこそこにヘビーユーザーかな。

数日前、シャーロックのセクションで、DVDにのみ収録されている『パイロット(放送されなかった60分バージョン)の
方が好き!』と声を上げている人がいて、なが~い長いスレッドになっているのを見つけた。 まぁ、それは好みだからさ。

その中で、実はバトンでは(当然)はずしたけど、私がいっちばん好きなシーン(というよりショット)をやはり『素晴らしい!』と言っている方を見つけて思わず、きゃ~!!

放送分の「ピンクの研究」では省かれてるが、被害者のピンクのスーツケースを探しに飛び出していったシャーロックは
屋根に上る。 そこへとぼとぼと外に出てきたジョンが天空を見上げてシャーロックの姿を見るのだ。
(この後に、ジョンがブログにシャーロックをMad manと書いたのはすごく納得)

月夜の天空を背に屋根の上に立つシャーロック。 これがゴシック調でクールでとても美しいのだ! 

即 'reply' クリックして参加♪

『未放送分も含めた全話の中でその屋根の上のショットが絶対ベスト。 一番気に入ってる。 
ゴシックですごく美しい絵だった。 私は総合的には放送分の方が好き。 
メタリックでちょっとサイボーグ的な感じのシャーロックはいいと思う。 
でも、でもね、このショットと、薬を打たれたシャーロック*(すごくエロティックに感じた)は
放送分のどこかにいれてくれたら良かったのに。』   注* 放送分は話の展開が変わったので、片鱗すらありません。

送信して、仕事に戻るとメールボックスに何やらIMDbから来ている。 あれ、却下でもされた?と思ったら、
「コメント来てます」の案内だった!

早い!(早過ぎる・・・) 私が送信してたった2分後! やっぱシャーロック掲示板ともなれば、24時間参加者がいるんだ。 
今までのレス書込で最短である。 そもそも私が送信したのは7月に書かれたコメントへのレスだ。
それ以前のレス書込(込まれ)の最短記録は2時間後であった。この時も想定外で驚いたけど。

『あのシーンは美しかったよね☺』

そして夜自宅でPCいじっているとまたもやIMDbからのご案内。 今度は『エロティックなシャーロック』にそう思う! 
って言ってくれた方が! うれしいわ。

IMDbに書き込んで12時間以内に2件も返信されたのは初めてだったので、シャーロック掲示板に参加する人の
絶対数の多さに驚くとともにちょっとカンドー。

で、今日ふとIMDbを見てみたら・・・・。
あらあら・・・ほんの二日ほどの間に、私へreply してくれた方からまたスレッドが伸びてるじゃない。
それも私が書いた文章そのまま引用して、 『あれは美しかった!』『私もあのシャーロックはエロティックだと思う』
『放送分に入れておくべきシーンだった』と言ってくれている方々が! 
屋根の上のシャーロックを『夜の闇から生まれ出てきた別世界のクリーチャーみたい』と表現してくれてたり。 
そう、そうなのよ! ひと様の語彙の広さに触れるのも、クリアに代弁してもらる上にありがたいわ。

あんまり声を大にして言っちゃイカンかなと遠慮してたんだけど(?)、これだけ賛同してくれる人がいるならいいわよね! と(勝手に)背中を押されて、宣言しちゃいます。

月夜の天空を背に屋根の上に立つシャーロックのシーンが
一番好き! どーして省いちゃったのよぉ!!!

このシーンは入れてもストーリー展開に影響はない。 放送分で使われた、パイロット撮影時よりもずっといいカメラで
撮影していれば、さぞかし、ピンっとはりつめた美しいショットだったろうな…と思うから、余計に悔しくって。 (←あほか)
パイロット撮った日はたまたま月も出て晴れた夜だったが(でも現場到着時は雨降ってたな)、放送分収録時には
月がなかった…程度のことなのかもしれない。 
だけど、使う機材の差って大きいのね、ホント。 カメラワーク全然違うものね。(放送分の方がずっといいです。)

『薬を打たれたシャーロック』は話の展開が60分と90分では違うので、これ入れろ…というのはムリが有り過ぎるかも。
それに、放送分で確立されてるシャーロックのキャラには似合わないシーンでもあるかな。
ある意味、しょーがないけど、でも良かったんだよね、コレ。すっごくエロティック。 眼福です。 
ヘンタイ入ってて、クチにしちゃいけないかな…という気も多少あったんだけど、同意する人もそれなりにいるし、いいよね。
確か、これらはDVD買わないまでも、ユーチューブでもアップされていたと思います。
とってもってもとっても素敵なシーンなのに、削られてしまったのがザンネン。

はるはるさん、だいこくさん、またもや、お題目かってに拝借してごめんなさい。

2011年9月21日水曜日

またゲイなの? ベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Cumberbatch)

シャーロックでかなりご贔屓になってしまったベネディクト・カンバーバッチ。 今度は届いたDVDで遊んでます。 
やっぱり声がステキ…と一歩も成長しないなぁ、私は。

ところで私が未だに定期購読してる、お堅い映画雑誌Sight & Sound。* 読むのに体力気力のいる雑誌ですが、
先日届いた10月号、トーゼン、Tinker Tailor Soldier Spy がフィーチャーされていました。 
この映画については詳細にレポートされている方がいらして(情熱に脱帽)、私もじっくり読ませていただきました。

届いて開封してチラ見で、目に留まったのがコレ。↓ ベネさん(左)とゲーリー・オールドマン(右)の1コマ。
左横にある赤文字の注釈に目が釘づけに・・・!

えっ?  unequivocally gay って・・・? 疑う余地もなく、ゲイ???
せっかくの特集は後でじっくり読むとして、ちょっと拾い読み。

ありがちな、原作ではこうだったが映画での解釈はこうで・・・との説明と苦言(?)の一部ですが、
『(原作の)Smileyの右腕である、Peter Guillamは、中年で、不本意ながら、ストレート(ヘテロセクシャル)である。
他の面々同様、具体的に再生しづらいキャラクターだ。 だが、ベネディクト・カンバーバッチ演じるGuillamは
若く、ハンサムで、ゲイである。』

あの~、そうなのですか?
私は原作も読んでないし、ミーハーでこの映画を楽しみにしているだけですが。

ぶっちゃけ、「原作では妻に愛情を感じていない、くたびれた中年男だったのが、映画のベネディクト演じるギラムは
若くて 、カッコいい、ゲイであった」ってこと?

クソ真面目なこの雑誌がおちゃらけで、無実の人(あ、差別的?)をゲイ扱いしていじったりはしないと思うので、
そういう話なのでしょうね。

ベネさん、また静かに男に熱い視線を送るんですね。 
(それがオハコになりつつあるのでしょうか?) いや、でもかなり期待しちゃったりして。

日本の劇場公開とDVDとどっちが先かわからないけど、もっと楽しみになってきたかも。(笑)


* Sight & Sound  2011 October
この雑誌、EMPIREとかPREMIERみたいな、楽しく読める娯楽映画雑誌とは違って、真面目に議論を吹っ掛けます。 
本来の対象が業界人+学者らしく、特集や分析とかは、かなり深淵に、特定の監督とか興味のあるテーマの特集記事に
あたるとすごく読みごたえがあるのです。 チラ見で惹かれるものがないときは全く読まなかったりもしますが、
年に何回かは取り続けていてよかった!と狂喜乱舞することがあるので、未だ購読中。 
難点は文章が格調高めで、知らない単語遭遇率がヒジョーに高い。 で、潔く辞書引いてみれば、なんのことはない、
いくらでもわかりやすい言葉があるじゃないか~と拳を握ってしまうようなシンプルな言葉の『フォーマルな言葉』なんて
注釈がついてて、ムッとすること多々。 昔、英作文で、例えば enough でなくsufficient と正式に書けと✔つけられるのを思い出すのです。 (英語圏では✔はOKマークですが。)
インディーズやアート系の映画も好きな方、映画史や、映画と社会の関連に興味のある方、活字の熟読が趣味で
苦痛でない方オンリーでお奨め。

2011年9月20日火曜日

若気の至りだったはずが・・・ノイバウテン

ブリクサ(Blixa Bargeld)への回帰が始まって数日。
ANBB  Minikryもとても気に入った。 たぶん、ノイバウテン(Einstuerzende Neubauten)初来日で見に行ったような、
昔からのファンの人には、30年近くを経たブリクサとしてすとんと受け入れられる音だと思う。 初期を彷彿とさせるノイズも有りながら、成熟してそして美しい。 電子音がちょっとDead Can Danceを思い出させるかな。 
どちらも泣けてくるほど美しい音よね。

そして、私は一体どうしちゃったんだろう??

懐かしいノイバウテンも一緒に聴きなおしてみるだけの気持だったのが・・・。

奥に追いやっていた記憶が戻ってきて、患者O.Tと半分人間 だけじゃ納まらなくなった。 
記憶にある、ブリクサの声を探す。 馬のジャケットのレコードあたりで、すれ違いを感じてフェイドアウトに向かったはず。
持っていたレコードは2枚だったと・・・。でも、記憶にある音が揃わないのだ。
調べたら、もう一つあった。 Kollaps というのが。こっちの方が古い? そして、これだった! 私が初めて聞いたのは。 
そう! この音! Negativ Neinもある。 でも、Schwarzが見つからない。 どこよ?

記憶って以外とあてにならない。患者O.T.からしか覚えてないなんて。

そして、20年近く前に『若気の至り』と結論付けて、クローズ(卒業?)したはずのノイバウテン初期3枚程にまた、
どっぷり浸かっている。 何気ない鐘(とは別の物体かもしれないが)の音や、Armeniaを聴くと涙が出てくる。 

破壊音の合間にとても美しい。 この音、ノイバウテンだったんだ。 しみじみと懐かしい。そしてなんて美しいのだろう。

でもこの感覚ってヤバいよね? いわゆるバタードの人(被虐待者)が相手にちょっと普通に優しくされるのを過大評価
してしまうのと同じ傾向? コントラストがより引き立てて…とでも言えばまるく収まるのだけど。 

Armeniaのイントロのメロディの部分を、私はずっと、勝手にLegendary Pink Dotsだったと脳内変換していた。
なぜ? そしてLegendary Pink Dotsが好きだったのはノイバウテンの延長だったのだと初めて気がついた。

とことん、自分の記憶を確かめたくなって、半分人間のDVDも購入。
・・・・ 人間以外の有機物質はちょっと受け入れ難い。 私はこの手のグロだけは遠慮する。 蟲系はダメ。 

でも、無機質なガラクタをメンバー紹介とともにカタログよろしくつけてある仕様にガク然。 
金属材質、規格・・・ すっかり忘れていたけど、私はそんな昔から、こんなものを見ていたの?

このガラクタ扱いの無機物質は、今の私にはすべてなじみ深いものである。 
何の因果か、はずみで工業製品にどっぷりつかるはめに・・・と思っていたのだけど、この色気のない、無機物質と
共に歩く道は、ただのはずみじゃなかった。 意外とノイバウテンが発端?  

2回目の来日公演(91年頃?)は初回と比べてはるかに穏やかなものであった。場所も普通のホール(大阪)だったし、
客層もかつてと大きく違っていた。 その時に、彼らは新作アルバム曲でなく、昔からの曲を、控え目な別アレンジで
演奏したのである。新規ファンらしい人が帰りに「知らない曲ばかりだったね」と話してるのを聞いた。 
私にはなじみの曲ばかりだったが、ノイズがトーンダウンしたことが不満だった。 このころすでにブリクサも髪の
ツンツン逆立ては控えめに、黒革でなく、シックなスーツで登場するようになっていた。

昔はネットもなかったので、今検索ですぐ見れるような、30年近く前のノイバウテンの写真ですら、当時は知らなかった。
レコードジャケットにのってる分くらい(ほとんどモノクロ)。 ブリクサの目が真っ青だということも初来日公演前に
認識なかったかもしれない。 痩せた背の高い人ということくらい。

ブリクサは意外と、破壊音の割には全く恐怖感を煽られない人であった。 胎児のよう…と思ったくらいだもんね。 
皮膚の薄そうな、ひりひりとしてくる、毛布かなんかでくるんで保護してあげなきゃいけないような感じ。 
冷静に思いだしてみると、不思議な体験。不思議な感覚。 あの破壊音とセットで、ダークで過激な出で立ちで、
ヒトと思えないような声を発して、あのはかなげ感?(ちょっと語弊ありかな)。 
もみくちゃにされて立っているのがやっとの状態で見て感じたこと。
でもあのひりひりした感触は初来日の時だけ。 なんかギュンターグラスのブリキの太鼓と似た感覚だったかも。

逆にニック・ケイヴなんて、どこか教祖様的で、(ステージ上で)目前うろうろされると、恐れ多くて何気に緊張した。 
きゃぁー♡ って感じじゃないんだよね、恐くて。 バースディ・パーティの頃から、狂人枠をはるかに超えた狂人イメージ。

教祖様にスカウトされたブリクサって90年前半頃まで、職人らしく実直に役割を果たしてますって感じだった。 
この人絶対真面目なA型人間だろうな・・・みたいな。(実際はどうか知らないが) 
ブリクサひとりでかなりBad Seedsのビジュアルレベルを上げたし、色々貢献度高かったよね。
それでも教祖様の存在感には負けてた気がする。(いや出しゃばらなかっただけかも)

その後、全体的に音楽とか追っかけなくなって、すっかりご無沙汰してしまっていたけど、
Youtubeがすべて埋め合わせてくれるのね、今の時代は。

今改めて見ると、ブリクサって長身だし、脚は恐ろしく長いわ、少女漫画のキャラ実写にしたみたいな、にーさんだね。
それを目前に胎児なんて考えてた冷めた少女の自分に頭痛が・・・。
DANDYのショートフィルムとしての出来はけちょんけちょんだが、若いブリクサは文句なしにカッコいい。 
アカペラで歌ってる姿はほんと見惚れる。


 Youtubeじゃなくってどっか通しで入手できないかなぁ。

ニック・ケイヴも似たような 長身、長い脚。でも、なぜか少女漫画系には全く見えないところがww。 
やっぱ教祖様はこわい…よくあんなにコンサート行ったなぁ。 From Her to Eternityはすごく好きだったけど。 
教祖様は声がとても野太いので(低いなんてもんじゃない)、あのくらいに音も激しくないと合わない気がする。
メロディアスな歌が全然に合わない声…だと思っている。(なにげに演歌調に聞こえちゃうし)

9月30日がANBBが終わったら、熱を冷まして通常生活に戻ろう。

さらに30年後くらいにばーさんになった自分がこの音を聞いて、どう思いだすのか、興味がある。
『若気の至り』と思うのか、やっぱ懐かしんで涙してるのか。(笑)

ブリクサ+ノイバウテン関連記事はこちら Einstuerzende Neubauten

2011年9月13日火曜日

ブリクサがやってくる。 Blixa Bargeld

シャーロックバトンを考えていた時。 思いつくままだと多くなるから絞らざるを得ない。

『シャーロックを表すキーワード』というので、絞って落としたひとつが、『魔の〇歳児』 さぁ、〇は何にしよう? 
こども、赤ちゃん‐胎児・・・よりは明確な意思があるよなぁと思いながら、ふと、ブリクサ・バーゲルド(Blixa Bargeld)を
思い出した。

高校生の頃、好きだったノイバウテン(Einstuerzende Neubauten)というバンドのリーダーである。 
実生活でこのバンドのことを語り合える人にはなかなか巡り会わない(日本では特に)。 
たまに知っている人にも遭遇するのだが、「昔好きだったんですぅ~」なんて言おうものなら、
「えっ?それはまた・・・」と引かれる。

そうそう、ノイバウテン初来日公演(京都)の時、ステージ上の彼をみて思ったのだ…

おなかの中でまるまってる無防備で無垢な胎児みたい・・・って。 理由は今も不明。 ただそう感じたのよ。
それを思い出した。 思い浮かべた時の感触が、子供が透けるシャーロックと似ていたのね。

コンサート自体は激しかったな~、ケガ人くらい出てたかもしれない。 私も靴つぶしたよ、確か。
すっかり記憶の引き出しの奥に入り込んでた。

そこでさっそく『あの人は今』サーチ! 今はググれば何でも出てくるから本当に便利 ♪

そしたら、なんと9月末に来るんだって! わ~、すごい! グッドタイミング!
よく考えたら、私、Blixa って一番よく観に行ってた。

初来日の時(26年前!) 2回目の来日もたまたま帰国中で、ひょいと行った。 おまけに彼はニック・ケイヴと一緒に
いたから(Nick Cave & the Bad Seeds)、そっちの来日公演でも見てる。 ロンドンでも行った。 計4回!

ひたすらコンサート詣でをしているわけでもない私が、一生の中で行ったコンサートのうちの4回ってすごい頻度だ。

これはぜひ行かないと…という気になって、ちょっと今のご様子を探る。ついでに直近のCDとノイバウテンのCDも。 
実家のレコードどうなったんだろうね? 私的には持ってたレコードの買い直しで、初期の物だけでいい。 
2回目の来日コンサートの時に、ちょっとずれを感じつつあったから。

何を隠そう、私はノイバウテンの半分人間(Halber Mensch)のビデオも持っている!(威張るほどのことかいっ) 
棚を探したら出てきた。VHSなので、もう見れないけど、白虎社という、不思議な白塗り舞踊団が踊っていた。 
このビデオ、大学の生協に置いてあった冊子のプレゼントになっていて、ハガキ送ったら当たっちゃったのよ! 
エントリしたのが私だけだったんじゃないかと秘かに思ってたけど。

ぱっと思い出せるノイバウテンの曲。

Halber Mensch
Fuetter Mein Ego  (・・・じゃなくて、これってYue-Gungという、当時の話題作?だったのね)
Schwarz


30年近く前の話と思うとなんかフクザツ。 でもチケット早速買っちゃった!
直近の Mimikry はAlva Noto という電子音系のユニットとのコラボ。 こちらがメインなのかしら?(先に名前が来ているし)

でも歌っているのはBlixa。 
キュインキュインキュインと鳴り響く音は相変わらず、らしいなぁ・・・と思っていると、英語で歌う声も。 
あら~違和感…。 英語で歌ってたら、ラジオでかかってもBlixaだなんて絶対気づかないだろうな、私。

私の記憶の中のBlixaの歌はすべてドイツ語だった。 私の知る限り(って初期3アルバム程度?)ノイバウテンも
英語の歌なんてなかったような…。 

ニック・ケイヴと一緒の時にバックで英語で歌っていたかもしれないが、ヴォーカルはニック・ケイヴだったし、
ブリクサはギタリストだった。

だから、英語の歌声に馴染みがなかったんだ。 ちょっとびっくり。 でもなんていうのだろう。

30年近く経過した今、ブリクサのまるまり具合がこっちのまるまり具合(?)とそれなりに合っているのだ。 
2回目の来日公演行った時(20年くらい前?)よりも、感覚的にすり合わせがずっといい。
何気に美しいメロディも歌ってる。 (…ちゃんと音階でも歌えるんだ)

最後に見てるのがロンドンのニック・ケイヴだ。 これももう、たぶん16-17年前。 うわぁ・・・。

日本に戻ってきてからライブも行かなくなった。 上京してすぐの時にニック・ケイヴが来日した記憶があるが、
金欠だったし、 確かスタンディング5000円ってアリエナイ!と思って、行かなかった。 
だってロンドンでダフ屋に吹っかけられたって、20ポンド(当時3000円くらい?)も言われたことなかったんだもん。 
いつも2000円くらいの感覚だった。 以来、行かなくなってしまったのだ。

どこで軌道修正したのか自分でもよく分からないままだけど、結構、地道に働く生活になった。 
今の私はまるで役所勤めのよう。 この上なく堅気なのだ。

子供もいるし、子供の情操教育には適さなそう・・・ということで、こーいうのは、この数年ずっと横に置いてきた。
でもそろそろ解禁してもいいかな。 意外にも子供はYue-Gungに合わせて踊ってるし。 

『あの人は今』ついでに画像もいろいろ。

26年前に見たときはこんな感じだった。 この大きな碧い眼はインパクトあったよなぁ。 この頃は特に細かったから、
眼がやたら目立つし、よけいに暗がりで真っ青に光ってたよね。 今はかなりお太りになられたようだけど。

画像が結構上がってくるけど・・・ 男とキスしてる写真が数点。 なぜ男とのばかり?

なつかしい! マーク・アーモンドとキスしてる画像まである。 リアルタイムで雑誌に写真掲載されてるのみた。
(Fool's Mate?) どちらも激しい人だが、激しさの向きがかなり違っていたので、交流なんかあるんだ…と思って
みていた記憶が。 これも少なくとも20年以上は前のはず。

あっれ~、ニック・ケイヴともキスしてる。 髪型と肉付き具合から見て、最近っぽい。
このふたりもそんなことするんだ。 この二人は寄り添って歌っていても、アヤしさ、いかがわしさを全く感じなかったのに。 
見た目がハードすぎ? 狼のようなコワモテ(でも男前だったよ)のニック・ケイヴだと、狂人チック過ぎて、
あまり、そういった感触が感じられなかっただけ? ふたり並ぶだけでいかがわしかった、バウハウスのピーターや
ダニー君とは対照的。 そういえばBauhausのMaskのPVが初めて見た実写の男二人のキスだったような・・・。

っつーよりも! 今は二人とも(ブリクサ&ニック)もう、50歳過ぎてるよね? オトナになれよ~! なんで今更・・・。
50オトコふたりが目の前でキスしてたら、かなり引くと思う。 私は絶対にひく。 目のやり場にすごく困ると思う。 
だからなおさら合成して喜ぶ人もいないだろうから、ホンモノなんだろうな、この写真。 
この二人、昔はそんな色っぽい(?)雰囲気、全然かけらもなかったのにどーしたんだろ? 流行り? 
だったら、そんなこと、若いコにまかせておこうよ。
偏見で悪いけど、額の後退した狼オトコと巨漢の組合せで、絵的にあえて見たいと思わないの。 
20年前なら許容できたと思うのだけど。 ゴメンナサイ! でも来日は楽しみにしてるわ。
(ここに男とキスするBlixa 数点貼るのも憚れるので、興味のある方はBlixa Bargeldでぐぐってください。)



ブリクサ+ノイバウテン関連記事はこちら Einstuerzende Neubauten

2011年9月12日月曜日

【答えて】BBC現代版 Sherlockバトン【回してね】

タイトルそのままお借りしてます。

終始マイペースの私にしては、珍しくひと様と共有できる時間帯ではまっているシャーロック。
せっかくなので参加してみます。
お立ち寄りになられた方、既出でなければ、この機会にぜひ参加してみてください。

参加される方は作成された はるはるさん のサイトからお願いします。(直で回答もできるみたいですよ)

Q1ドラマでお気に入りのシーンは?
絞ります。
・ 1話 フラットシェアを口実にジョンを口説いているシャーロック
・ 1話 レストランでのジョンとシャーロックの勘違い (一番笑った)
・ 1話 ブランケット被せられたシャーロックがプロファイルの最中にジョンを見た瞬間
・ 3話 シャーロックが拗ねて丸まってから爆弾破裂まで。(シャーロック一連の動きが好き)
・ 3話 自分の胸ポケットに入っている携帯をわざわざジョンに取らせるとこ。(何気に切ない)

Q2シャーロックとジョンとのお気に入りのBromanceは?
・ ダントツで3話プールで体を張ってシャーロックを逃がそうとするジョンかな。
 (自爆も辞さない心意気が泣かせるじゃない)

Q3シャーロックをキーワード5語で表すと?
・ 超人  猛突直進  視野狭窄  独善偏執の美学  様式美    

Q4ジョンをキーワード5語で表すと?
・ 猫かぶり  底なしの深海  実用的  忍耐強い 二面性      

Q5あなたの一番お気に入りの回は?
・ 3話 → 1話 → 2話

Q6シャーロック、ジョン以外でお気に入りのキャラは?
・ マイクロフト

Q7サラとモリ―どっちが迷惑被ってる?
・ モリー (もう被害者ですねぇ…同情)

Q8モリアーティについて一言!
・ 幼少時代のお育ちに興味があります。 組織をまとめて暗躍するより、ひとりで狂人はいっているタイプに
見えるので、統率力のある右腕でもいるのかな。

Q9マイクロフトについて一言!
・ お車もPAもCCTVも庶民の血税で賄われてます。 社会で見守る年齢は、とっくの昔に過ぎている
弟のために私的流用しすぎるのは公僕としていかがなものかと。

Q10ドラマの感想、第2シリーズへの希望など、何でもどうぞ!
・ 原作を知らない私としては、サラがジョンと同じくらい許容度も度胸もありそうなので、シャーロックという
巨大こぶ(小姑)付での二人のロマンスの展開を期待したいのですが・・・。 
絵的にこわくて興味があります。(笑)

最後まで読んで下さった方、ありがとう! ぜひぜひ参加してみてくださいね。 (リンクは ↑ )


9/25 追記
番外編として繰り言がひとつ増えました。 よろしければ、こちら。