2014年10月20日月曜日

ナポレオン・ソロへのオマージュ満載?NCIS12 ep.3 So It Goes.

やっと観れた! 
うみそと姉さま方、違法リンクも含めて色々教えてくれてありがとう!残念ながら全滅でした。
知財保護のためにお国が意外ときちんとお仕事なさってるのがよくわかりました。
そしてローカル事情はローカルで解決するのが一番なのですね。
eigomamaさん、ありがとうございます。いつもながらおかげさまでです。

ナポレオン・ソロへのオマージュ満載だと半端じゃなく盛り上がってましたが、はい、素敵でした。
おそらく、ハードコアNCISファンよりもナポレオン・ソロファンの受けの方が大きいでしょう。
観れなくてあがいているときに粗筋あるかとチェックしたImdbすでにこのエピだけで9.1とってました。 So It Goes (2014) on IMDb

アタシんちにNCISファンがそうそうお立ち寄りになるとは思ってないので、ネタバレ配慮してません。
なので国内放送楽しみにお待ちになる方でちょっとでも知りたくない方は念のためにまわれ右っでお願いします。

ダッキーが45年前に喧嘩別れしたままの親友の名が事件で上がり、ダッキーはギブスの配慮で休暇として、調査にくっついてっちゃいます。
ダッキーの45年前の回想で登場する若いダッキーとその親友アンガス、このコンビが可愛い。
そして実は思いっ切りナポレオン・ソロ意識してます。でもNCISの本筋はきちんと通し、露骨には見せない(笑)

若いダッキーはスーツの下に黒タートルネック。 予告篇でまで、ダッキーが「あのタートル、本当に好きだったな」などと言うのが入っており、な、何かあるの??と思った割には黒タートルに関してはそれだけでした。ちなみに時代は1969年。ナポレオン・ソロはとっくに打ち切りされた後なんですね。

ダッキーの親友アンガスがいいお兄さんで、ダッキーの世話をやいています。このアンガスのダッキーを見る目がものすごく優しくって、ほんと、ソロさんのようなのです。構われているダッキーは大きな目がくるくる動いて、とても表情豊か。
碧眼の人に黒目がちって変な言い方だけど、目の中で瞳の占める面積が大きいのね。フラッフィな金髪と合わせてストレートに可愛いです。
でもこの彼がイリヤを彷彿とさせるかっていうと、そうでもないです。黒タートル着てるくらいで、まったくベツモノ(だってそもそも若いダッキーなんだもん)。

ということで、ひそかにアンガスが素晴らしいのです。こちらもある意味、単にスーツ着た黒髪のお兄さん。ちなみに着こなし度ではオリジナルソロさんの比では全然ありません。(きっぱり) 
ところがダッキーを見る表情、構い方はソロさんそのもの、もう回想シーンがナポレオン・ソロ風になってしまうのです。
やっぱこれ、ベストショット!

もしかして、もっと露骨にこじつけがあるのかと思ったけど(NCIS前科有り)、実際には何もありませんでした。
アンガス演じるアダム・クローズデルのこのエピにおける功績は非常に大きい!

悲しいことにアンガスは死亡、さらに回想エピが出るとは全く思えないので、きっとこれっきりでしょうけど、もうちょっとアンガス登場してほしかったなぁと思います。

若アンガスと若ダッキー、小さな頃から一緒に走りまわり、転げまわってる姿が目に浮かぶようなコンビです。パーティでお腹こすりあわせって踊ってる姿はガキっぽくって笑えました。あー、ちっちゃい頃からこんな感じだったんだなぁーと。
この親友コンビにマギーという女の子が加わり、3人仲良し親友チームになるのですが、3人って難しい。

ダッキーは出発前夜に、マギーに告白し、一緒に来てほしいと言うのですが、実はマギーはアンガスと付き合い始めており、その場に戻ってきたアンガスと揉めてしまいます。マギーは走り去り、残されたアンガスとダッキー。ダッキーが真剣にマギーに恋してると察するやいなや、まずいとばかりに、ダッキーに譲ろうとするアンガス。(←別の意味ですっごく失礼だけど)
ここで、ダッキーに気使わせないために(?)マギーを安っぽい女と腐すアンガス。
うぶなダッキーは頭にきてアンガスをぶん殴り、取っ組み合いのケンカ。ダッキーはそのまま故郷に戻ることもなく大親友だった二人も二度と会うことがなかったのでした。

この回想付エピで重要なのはいうまでもなく、若ダッキーが恋した(そして45年間結婚せずに想っていた)、マギーとの再会です。上品でとても素敵な女性ではあるのですが・・・、45年前にアンガスを選んだのは間違っていたとダッキーに告げる姿に、ガッカリしてしまいました。
だって、「おねーさん、ダッキーとってたら絶対アンガスに同じこと今言ってるよー!」と即座に思っちゃったんだもん。 
あまりにもフツーの女の子チックで残念だわ。

あのダッキーが生涯想い続ける人なんだから、いっその事、超然としたファムファタルか、だれも真似できないくらい
素晴しい聖女かのどっちかであって欲しいっ!!

と言うこともあって、やはりアンガスのほうがポイント高いのです。

ダッキーの送別パーティで親友チームはそれぞれお餞別を送ります。マギーからのプレゼントがその後のダッキーのトレードマークとなる蝶ネクタイ、Mr.Practical(実用的)と呼ばれるアンガスがダッキーにあげたものが金属製のごっついペーパーナイフ。

医者になるダッキーに「これなら間違えて切っても人殺す心配ないだろう」というジョークとともに渡されたプレゼントですが、ダッキーはケンカの後でクラブに忘れていってしまいます。

アンガスはそのペーパーナイフを持ち帰り大事に持っていたのです。最後には専用スタンドまで作って自分のオフィスのデスクにずっと飾っていたのでした。まるでいなくなったダッキーの形見ででもあるかのように。
このペーパーナイフが最後にダッキーとマギーの危機を救います。

事業に失敗したアンガスはアルバニアマフィアに付け込まれ、妻のマギーを人質に武器密輸グループの片棒を担がされていたのでした。アンガスの秘書は暗殺専門のテロリスト、マフィアの手先です。彼らを密かに告発しようとしてアンガスは殺されたのでした。

NCISで秘書の素性がわかり、ダッキーに連絡が入ったため、秘書は豹変します。二人を殺そうとする秘書にペーパーナイフを向けるダッキー。 老人ふたり対プロの殺し屋ですから、秘書も舐めてます。

この後のダッキーはすっごく素敵です。一番好き。めっちゃくちゃカッコ良いんだもの! 
夜のテムズ川の薄明りの中のロマンチックなエンディングよりもずっと好き! ダッキー土壇場でカッコ良すぎます!
一瞬何が起こったのか困惑したけどすごいわ。マッカラムさん(しかも高齢の!)見て、こんなにカッコいい―と思ったのも久々かも。

絶対的優位を信じて疑わないテロリスト秘書が、「まだ(死ぬまでには)時間はある」というのを受けて、「まだ時間はある」とカウントを始めるダッキー。人間の体の構造を知り尽くしたダッキーは、ペーパーナイフで秘書の上腕の大動脈を一突きで掻き切ってました。なんてクールなのでしょう!
失血のショック死まであと何秒と冷やかに脅しながら、秘書に全部吐かせるダッキー。冷静で的確でウィットに富んでいてすごく素敵です。

アンガスが新米医師のダッキーに、間違えても人を殺す心配はないと贈ったペーパ―ナイフ。
そのナイフで一突きで致死傷をつけて、仇も討ってしまう熟練医に成長してたダッキー。感慨深いです。

実用的なアンガスのジョークでの贈り物がダッキー本人と妻の危機を救う因縁。アンガスの二人への深い愛情が窺い知れます。アルバニアマフィアに関わられたアンガスは、マギーをダッキーに託していれば、命の危険に晒す事もなかったときっと苦しんだだろうと。専用スタンドまで作ったのはそのタイミングだったのかもしれません。マギーとアンガスが最後の方は会話すらなかった(離婚しようとしていた)のは、マフィアの影が大きかったのだろうと容易に推測できます。

なのに、そんな事情がすべて明るみになってから、自分の選択は間違っていた・・・なんて有りがちなことをいえる、「愛する二人のどちらかを選ばなきゃいけないなんて、人生で一番つらい日だった」と言う、失礼だけど自分が一番好きな少女のまま(?)のおねーさんにガッカリなのです。

静かな大人のエンディングのシーンはロマンチックで素敵だと思うけど、なんかこのおねーさんとダッキーの恋が再燃するのは、ちょっとなぁ…と思ってしまいます。(しないほうがいいです)
ここで踏ん切りつけて、ダッキーにはもっと素敵な出会いがあって欲しいです。

でも今までの感じじゃ、あんなに冷静で的確なのに、女性を見る目はあまりなさそう・・・なのでしょうか?



※ 2013.03.07 追記
お立ち寄りありがとうございます。
このエピの日本放送されたのですね。(ケーブル解約したので気付いてなかった!)
NCISファンの方、もしよかったら、こちらでもちょっと言及しておりますのでどうぞ。↓
ソロとイリヤでぐぐったら

2014年10月19日日曜日

レア・セドゥー Lea Seydeux 次のボンドガールに!?

数週間前ですが、私が日参するFBサイトでゴージャスな写真付きニュースが上がってました。
次の007映画のボンドガールにレア・セドゥーが決まったって!元記事はここ

スカイフォールが思いっ切り評判良く続投になったサム・メンデスが忙しすぎて、次の映画はそれでも来年以降です。 ダニエルクレイグだっていー加減年取っちゃうじゃないのよねぇ。


この射抜くようなブルーの眼! 『アデル、ブルーは熱い色』に出ていた彼女なのです。髪をブルーに染め、ブルーの前髪の間から同じ色の瞳がのぞいてました。
ボーイッシュでクールで素敵でしたが、こんなゴージャスなイメージは思いつかなかったのでびっくり!
ついでに今まで007映画でボンドガールが○○って、あーあの人ねって知ってたのってソフィー・マルソーくらいだったので(彼女は私が高校生くらいの時にラ・ブームで有名になった後、しばらく見かけてませんでした)既知で、結構好きな女優さんがボンドガールになるのって私には初めてかも。
タランティーノのイングロリアスバスターズにもちょこっと出てました。よく考えたら、マリーアントワネットの朗読係りもやってたんだ!あの映画ではヴィルジニー・ルドワイヤン可愛い―と思ってみていたので、主役だったけどそんなに気に留めてませんでした。ダイアン・クルーガーって器用だなぁとか。(彼女もイングロリアスバスターズ出てたなー)

それでもやっぱキョーレツなのはアデル・・・です。この映画はカンヌ映画祭でパルムドールを取り、彼女も共演の女の子アデルと一緒に賞を取っています。なんだこのキンキーな映画はっ?と言われたけど素敵なラブストーリーでしたよ。

ほら、日英系のポスターがやらしいだけで本国のポスターなんてこんなに可愛いじゃない!
オリジナル?仏版
いかにも…な英日版。
英国版
日本版

このふたり、フツーの姿はとってもかわいい女の子たちです。 アデル(右)もかわいかったぁ!(彼女はまだ20歳。)

 

タランティーノはやっぱり目利き? 007映画はいつもお祭り気分で見ていますが、彼女が出るって事でとても心待ちになってきてしまいました。
わーん、待ちきれない―。サム・メンデス監督、ほかの仕事後回しにしてよー!