2015年2月27日金曜日

20,000 Days On Earth  教祖ニック・ケイヴの御成り。

もう一回見にいこうと思ったらもう終わっていた!ショック‼️
都内で一ヶ所だけの単館上映、しかも夜9時からの一回だけ。









そんなにニック・ケイヴって集客効果なし? 80年代パンク少女の私には教祖様なのに。

確かに来てる人は大体私くらいか、年上っぽく、40歳以下などいなさそう。日本語はこっち。




『20世紀の終わり、私は人間であることをやめた』とのキャッチに、え、どーなったってこと?!と身を乗り出してしまいましたが、いや、なんの、とても人間として、素敵に落ち着かれていました。昔よりも成熟感もあり、別の意味でステキになっています。
そもそも、もともとがひとっぽくなかったじゃん!とツッコミたくなりました。恐らく大半の人がそう思うのではないかと…。
彼にとって人間の定義って何なのでしょうね?

それにしても!
ニック・ケイヴってなんと素晴らしい詩人なのでしょう。

彼は既に脚本家としての実績もあります。ミュージシャンじゃなくても、物書き、詩人として名を上げたことでしょう。

映画の構成、ビジュアル、音楽共に素晴らしいです。

ただ、背景を知らない人が見ると、妄想なんだか幻想なんだか、彼の運転する車の中に登場する、カイリー・ミノーグや、ブリクサのありがたみは全くないのかもしれない。(ブリクサ、なんか顔色良くないとおもったけど大丈夫かなぁ)
Warren Ellis とのやり取りもただのおっさんの日常のようで(確かにそうなのだけど)面白くないのだろうなぁ。

心療内科医っぽい人とニック・ケイヴの会話。昔の持ち物の中から出てくる手紙や古い写真と共にケイヴの想いで話。 親家族とのことから、バンドのこと。
ファンなら、おおーって思う写真だってもちろん出てくれば、あれはこうこうだったから…との話にへぇーと密かにうなづいてたり。

彼がエロスを感じるもの…として挙げているものの中にバタイユのミルク皿…というのがあり、へ~そういうの読んでたんだーと共通点発見してうれしくなりました。私も一時バタイユはせっせと読んでましたが、マークアーモンドは、バリバリにバタイユ感あったけど、ニック・ケイヴは私にとってはベツモノ的でした。私は闘牛士の目に一番萌えました。

おまけに、彼は確かに暗黒大魔王と呼ばれていた記憶が・・・その期待に応えるべく(?っつーかやらざるを得ず?)ステージでさらに暴れ、観客をビビらせていたのだと本人の弁。

ええ、私もよーく覚えています。あれは確か94年。ロンドンでShepherd's Bushの場末間漂うライヴハウスのコンサート行きました。
小柄な私は、見えないのよー感をアピールして、最前列ステージ前を陣取ってました。歌っている途中、真ん前に来られたのです。私の方に向かってくるかのように・・・。

フツーだったら、キャーって思うでしょ?思わず手ぐらい差し出しちゃいません? でもむっちゃこわくて(オーラが違ってるのです、彼)どーしよう?!とフリーズしてしまいました。くすん。
バッドシーズのコンサート、数回行ってますが、美形のブリクサの記憶があまり残っていません。
ニック・ケイヴの存在感でほかの人に目をやる余裕なんてなくなってしまうのです。
ああ、懐かしい。でも、もう来日しない(できない)だろうなぁ。

ラッキーなことに、劇場はうちから20分の立地だったのです。 夜そそくさと出かけて観て帰ってきても、育児放棄を問われるほどの時間は要りません。
こういう写真も飾ってあったし、もう一回来たかったのにぃー。

ブリクサ・バーゲルド
撮影時のショット?映画の車の中より血色がよく見えます。単に光のせいかしら?

もう一回来るつもりだったからこのくらいしか撮らなかった(泣)
でも、ファンなら言うまでもなく必見です。当たり前すぎますが・・・・。
音と映像だけでぐわんぐわんやられる感じでしょうか。

2月末までやっているかのようなスケジュールの書き方に騙されました。
もう一回観れなかったのは本当にくやしいわ(涙)
DVDはまだ出てないようです。

最後は私の大好きなThe Carnyで。 (ライヴ版があったので変えました↓。とっても素敵です。ベルリン・天使の詩でマリオンがトレーラーで聴いていた曲です)







2015年2月24日火曜日

Googled 'Solo and Illya' - Pre-release Observation 3.

日本語はこちら
A couple of days ago, to search my favourite photo, typed in 'Solo & Illya' to google.

Here came the images of the beloved pair, Solo and Illya but then, found images of the new film version - Henry Cavill and Armie Hammer, in those photos popped up. Honestly, shocked to spot them....  

A picture like this.
Urgh!
Yes, it is certainly Solo and Illya of the new film. BUT it is not right!!! Or it is just me being too petty minded?

The photo yet instantly reminded me of the shot below.↓


The Fiddlesticks Affair
Look at the original Solo and Illya! They are quite sophisticated and sweet, aren't they?  
You see the distance, as well - a lot different. Will those two bulky lads achieve such a lovely pairing one day?

Yet, there are voices saying that the new films are full of subtle homage to the original series the Man from U.N.C.L.E. in contrast to the Kingsman's "obvious" ones. Or are they simple co-incidences?

Let me pick up the findings from the long waited trailer of the new film.

Gaby(Alicia Vikander) pushing down Hammer-Illya looks just exactly like Miki in the Her Master's Voice Affair.  And both Illyas threat the fawning young ladies with spanking.

Gaby and Hammer-Illya

The Her Master's Voice Affair
Look at the shiny, stunning beauty of Illya by David McCallum. It is not fair to ask any young actor to be like this for the new film.


Went further on googling, to find this. I did not remember this scene so well, though, another coincidence in the new film?
The Her Master's Voice Affair.
 Hammer-Illya working on chess while Gaby dancing behind. 
Both young ladies jump on their Illyas respectively, afterwards.

Hammer-Illya on motorbike!  Wow!  Mr. Hammer looks very good. With his well built body and today's shooting technology, this is pretty cool. The dynamic of the photography may be an homage to the Great Escape, but it reminds me of Illya failing his mission in the Deadly Toys Affair. 

The Deadly Toys Affair

Now, why don't we pick up whatever rings the bell?
Shall we?



Shall we?
The Girls From Nazarone Affair



It did not strike me but said.
Iconic Solo -  Cool as ever.
New icon?(not quite)















A new iconic scene with Illya this time? Personally not impressed, rather dislike this. Because :
a. The original Solo is very confident, but Hammer-Illya looks sad in a dim light.(or in darkness. The image lightened.) ;
b. The shots were done by (Cavill) Solo. BUT it is something Solo would never ever do!  Remember the Thrush Roulette Affair. Solo never aimed his gun at Illya even for a second, while instantly brain-washed Illya was shooting him.  That is the SOLO I love and worship.


Something I did not spot, but sure it is.


The same outfits. The site also mentioned the hidden homage, or Easter Eggs, whatever it is called. The Spy Command(元HMSS)

I should have been able to find a better photo with more resemblance.
Mr. Cavill with a Solo-ish smile. In black and white.

The Girls From Nazarone Affair.
The Cavill shot is right after a brief appearance of Hugh Grant, who hardly convinced me, was Mr. Waverly. Not quite sure if this smile was at Mr. Waverly, or at any ladies?  You cannot picture Illya in what Cavill-Solo sees.

Mr. Cavill did very well to portray Solo(except his shape!), but looks rather flat in his expression/emotion, compared to Robert Vaughn.  It makes me feel a little far-fetched -  maybe for a three minutes' feature, could not help. You would not include all the unimportant looks.

Another resemblance, but it may be odd or rather incorrect.
Hammer-Illya, the rough kid.
Always monster like Richard Kiel
The Hong Kong Shilling Affair
Richard Kiel who passed away last year is famous for Jaws with metal teeth in the bond film. He was typically cast as a violent monster. Bulky Mr. Hammer made me think of Richard Kiel. No offense. >.<

This is nothing to do with the new film.
NCIS Season 12  So It Goes.  Ducky's reminiscence. (Young Ducky and his best friend Angus) vs. "Original" Solo and Illya.
The young actors here are Adam Croasdell(left) and Adam Campbell(right).

This is obviously a wrong show but they created more resemblance to me than the bulky two leads. Maybe more convincing to have these two?  No, it will never happen. Let alone.

I cannot be more picky to watch the new film trailer. Overall I am more positive than before. More may come up, but I will call it a day now and out.


Note:
For pre-release observation 2. (Japanese only)こちらへ

2015年2月21日土曜日

ソロ とイリヤ でぐぐったら…公開前検証 ③

For English, Click Here
ナポレオンソロ関係のFB 仲間では、ほらあれが…あれのそれそれが、あれ、が結構多い。オリジナルシリーズファンは、中年〜壮年がほとんど。加齢と共に色んな名前が出て来なくなるのは洋の東西問わないようです。(~_~;)

それで私も、あ、アレの事でしょー?とお互い様でくぐる(検索する)こともおおいのですが・・・。
先日Solo & Illya でぐぐると、なんと!

馴染みの写真群にまぎれて、すでにカヴィルソロ&ハマーイリヤのツーショットがちらほら混じって上がってきて
 ・・・ショック。 

たとえばコレ。
ううっ〜〜!
確かにソロとイリヤなのだろうけどなんか納得がいかない。私って狭量過ぎるのっ!?
とはいえ、とっさに思い出したのは これ。↓

The Fiddlesticks Affair(午前0時03分)

リメイク版がごついヤローふたりなのに比べてずっとスウィートで上品じゃない。おまけにこの距離感の差! 新コンビのごつい2人がいつの日にかこんな寄り添う姿なんて想像つきます?

ちなみに、リメイク映画新ナポレオン・ソロは巧みに、密かにオリジナルシリーズへのオマージュあふれている…と言われ始めつつあります。Kingsmanのわかりやすいオマージュと対象的に。

ということで、新ナポレオン・ソロ(仮称)トレーラーで気が付いたものを列挙してみます。

ハマーイリヤを押し倒す、ガビーちゃん(Alicia Vikander)はThe Her Master's Voice Affairでイリヤを押し倒す、
ミキちゃんそのもの。
おまけに両イリヤ共、『お尻ペンペンするぞ〜』とじゃれつくお嬢ちゃんをおどすのです。
ガビーちゃん&ハマーイリヤ

The Her Master's Voice Affair


このマッカラムさん演じるイリヤの輝かんばかりの美貌!こりゃ誰がリメイクやっても分がないですね。

とさらに画像をググっていると、あら、こんなのもあった!このシーンのことは覚えていなかったけど・・・。
同じくThe Her Master’s Voice Affair
チェスを前に頭を抱えているハマーイリヤ 
このあと、お嬢さん方は、それぞれ両イリヤに飛びかかり押し倒します。

バイクで登場するハマーイリヤ。さすがにこのシーンは現代の映像技術とハマー君の体格が映える。
『大脱走』へのオマージュとも言われてますが、私はミッション失敗したイリヤを思い出した。

The Deadly Toys Affair(未放映エピ?)

こうなったら、思いつくだけくらべっこ。(既出重複もあります)

Shall we?


Shall we?
The Girls From Nazarone Affair(つかの間の生涯の物語)


私的にはピンと来ないけど言われてるのがコレ。
トレードマークのようなソロさん。いつみても素敵です。
新バージョン?
















今回はイリヤ? でも私は好きじやないなぁ。だって撃ったのは(カヴィル)ソロ。
おまけにオリジナルソロさんが自信たっぷりなのにこのショットのハマーイリヤは薄暗い中、悲しげに見える。

それにそれにっ!ソロさんは絶対こういうことしません。 The Thrush Roulette Affair (カリブのクリヤキン)でも、
即席洗脳されたイリヤに一切銃口向けなかったじゃない。私はそーいうソロさんが好きなの。


それから私は気づかなかったけど、確かに・・・‼︎


お揃いですね。 
こちらのサイトでも隠されたオマージュ(パクリ?ファンへのお楽しみ?)の話がされています。
The Spy Command(元HMSS)

もっと似た感じのおじいちゃまのソロさんショットとはあるとは思うものの、見つけられなかった!
ソロさん風にほほ笑むカヴィル君。白黒にしてみました。

The Girls From Nazarone Affair(つかの間の生涯の物語)
カヴィル君ショットはウェイバリー課長とは全く思えなかったヒューグラント登場直後です。この笑みが課長に向けられた
ものなのか、どこかのお嬢さんに向けられたものなのか。 視線の先にイリヤは見えません。
カヴィル君、ソロさん風にとっても頑張ってくれてます。でも、やっぱ、おじいちゃま程、表情が豊富でないので、カッコつけすぎ感が・・・。

また、こんなこと叱られそうですが、私は連想しました。
暴れんぼうのハマーイリヤ
いつも怪力男リチャード・キール
The Hong Kong Shilling Affair(香港の黒い霧)
昨年亡くなったリチャード・キールはのちに007映画で金属歯付のジョーズで知られる方。怪力役が多いですね。
ハマー君のあまりの体格のよさについ、連想してしまいました。ごめんなさい。(汗)

新映画とは関係ないけどおまけでこれ。
NCIS、シーズン12、 So It Goes 回想シーン(若い頃のダッキーと親友アンガス)と『本物の』ソロとイリヤ。
回想シーンを演じる若人はアダム・クローズデル(左)とアダム・キャンベル(右)。
お話違いとはいえ、ごついふたりよりもペアでの雰囲気はずっと彷彿とさせてくれます。
こっちのふたりで撮ってくれた方がよほどストンと来るような気がします。それは絶対ないのですが。

もう、重箱の隅に穴開けそうな勢いでトレーラーも見てますから、いろいろとあるのです。
とりあえず今日はお写真ならべのここまでとしますわ。


追記:
新ナポレオン・ソロ トレーラーの公開前検証②はこちらへ


2015年2月17日火曜日

現代版アンクルKingsman vs 新ナポレオン・ソロ(仮称) 公開前検証②


さて、当初2月6日には劇場リリース、その前にはネットに上がると言われていたのに登場せず、旧ハードコアファンはヒステリー状態に陥りました。
The Man from U.N.C.L.E.(2015) - 新ナポレオン・ソロ(仮称)と一応呼んでおきましょう。
1週間遅れで登場した公式トレーラーがこちら↓


今さらですが、新キャストは下記の通り。(今回はシリーズからのメインだけに言及します)
ナポレオン・ソロ:ヘンリー・カヴィル
イリヤ・クリヤキン:アーミー・ハマー
アレクサンダー・ウェイバリー:ヒュー・グラント

薄暗がりの中、”are they still following us?" と低めの静かな口調で始まり、女性エージェントの相槌に続いていく、
キザなセリフは、ばっちし、かつてのソロさん調。(声は違うのだけど) 

意外でした。意外過ぎて…ちょっと感動。ロバート・ヴォーンのソロさんキャラをちゃんとレスペクトしてくれてたんだと。
思わず、ヴォーンさんの声で妄想入ってしまいました。ヴォーンさんの声なら、もう、絶対ゾクゾクものなのです。
想像させてくれてありがとう。カヴィル君の声質では私にはそこまでの効果はないけどそれは望みすぎというもの。
そんな高望みはしないわ。

なのですが・・・


ちょっとこの体型はやはり許せない。(怒) このはち切れそうなスーツ姿に太い首。不恰好過ぎます。
角度によっちゃ、着ぐるみでも着ているのかのよう(泣)。おじいちゃまはあんなに素敵だったのにー!
いや、それでカヴィル君責めちゃいけない事情は頭ではよくわかってます。
けど、感覚的に、ビジュアル的に受け入れろってもムリ…>_<…。
・・・とりあえず置いておこう。

おじいちゃま(ロバート・ヴォーン)のソロさんキャラが、新映画でも、きちんとナポレオン・ソロとして大筋も脚本も踏襲されているらしいのはとにかくうれしい。トレーラーで流れるセリフはほとんどそのままかつてのソロさんが、言いそうなセリフばかり。あぁ、おじいちゃま、今でもいいからスクリプトの朗読して欲しいです。きっと82歳のヴォーンさんの声の方が私には利くと思う。

もう周知だと思いますが、新ナポレオン・ソロ、アンクル創生前、ソロさんとイリヤの出会いのお話です。そしてソロさんはCIA、イリヤはKGBという設定です。時は1963年。シリーズが放送始まったのは1964年。そのたった一年前の設定。
この説明カード。ご当地の人怒らないかしら?
・・・第4シリーズ The Survival School Affair(アンクル進学教室)でイリヤは1956年にサバイバルスクールを卒業って言ってました。ソロさんもその数年前にはそこでカッター氏の指導を受けていたはずなのに・・・。
細かいことは気にするなって?

元ナチスの悪党が原爆持って悪さをしようとしてる。えらいこっちゃ!西だ東だ、キャピタリストだコミュニストだなどと言っている場合でないので、お前ら一緒に何とかしろーとアサインされてしまうのがCIAきっての優秀なエージェントのナポレオン・ソロと、最年少でKGB入局後、3年でトップになったイリヤ・クリヤキン。

そりぁ、いかに寝首をかくかを狙っていたはずの、親の仇であるかのように刷り込まれてきた敵方といきなり組んで仲良くしろと言われてもできませんわな。
ハマー君演じるイリヤは恵まれた体格で群を抜いてきた、図体がでかいだけのガキ設定のようです。体格と腕力にモノ言わせてきた、洗練さのかけらもない荒削りな小僧っこ。
この小僧っこをいかにこなれたエージェントに躾けるか・・・が今後のソロさんの腕の見せ所でしょう。






そう思ってみれば、仏頂面のハマー君、悪くないです。ほんとは一番イヤだった配役だったのですが、脱のーたりん、
脱カボチャしています。見直したよ!マッカラムさんとは見た目もタイプも違うけど、恐らく、新規シナリオ通りにはイリヤなのです。
マッカラムさんは美貌も突出、あの独特な雰囲気を踏襲しろというのは誰を当てても酷だと思う。 なので、設定ずらしたのはある意味正解なのでしょう。 もともと、ロシア人という設定くらいしかなかったことだし。
トレーラーじゃ暗すぎてどっちがどっちかわかりにくかったけど・・・

ソロさんボートに乗らせて『つかまってろっ!カウボーイ!』と急発進させたはいいけど、
勢い余ってソロさんを海に振り落してしまいます。その姿に、あぁ、イリヤだ…となぜか思いました。
(この直後を落っこちるトラックと重ねる編集カット、かなりダサい。Kingsmanに比べていまいちセンスが・・・)

ソロxイリヤの絡みで一つだけ大いに不満だったのがあります。
ソロ ”The thing is, I work better alone”(悪いけど俺は一匹狼タイプなんだ)
イリヤ ”I work better alone,too” (俺もだ)  ←って言い返すしかないよね。

荒っぽい小僧っこがうっとおしいのはわかるけど、ソロさん、大人はそんなこと言っちゃいけないなぁ。
ここだけはソロさんじゃないと思いました。
もし、こんなセリフを使いたいのなら、ガキのイリヤに先に言わせましょうよ。
逆だったら、つっぱって見せるイリヤに大人の余裕で、にやっと、俺もだよと言って譲ってあげる洗練されたスマートさがあると思いません? ソロさんはこうであって欲しい!!(と脚本にまでケチをつけるアタシって何様?)
そう、このどでかい小僧っこを手の中で躍らせてやるくらいの鷹揚さを見せてほしい。オリジナルソロさんのように。
”Shall we?”
”Shall we?”  でも全然ちがうっ!















そして、終盤、この度のタイトルThe Man from U.N.C.L.E.(この映画においてはソロさんの事ではないのです) ウェイバリー氏がちらっと登場するのですが、これがヒュー・グラント素のまんま。

えーっ!! それはいくらなんでもないでしょう。もういい年だし、ベテラン枠のはずなのに、なんで昔っから定番の
『顔はいいけど抜けたヤツ』のヒュー様そのもので登場するのよー。 これでウェイバリー課長になるのーと卒倒しそうに。 脚本はちゃんとウェイバリー課長ですよ。イメージ湧いちゃうもの。でも言い方はヒュー様以外の何物でもなく・・・。
いや、ほんの3秒未満の登場シーンで決めつけるもんじゃないと言われればそうなのかもしれないけど。軽くショック。

たった3分のトレーラーで残り90分はわかりません。さて、どんなどんでん返しが待っているやら。
でも、見届ける気には大いになっています。
あと、オリジナルテーマの編曲が入るかどうかも興味津々。(入っていてほし)
このトレーラー音楽はすべて無関係。音楽担当のダニエル・ペンバートンの音は一切入ってません。劇場公開でのお楽しみになるようです。映画最後のクレジット前くらいにアレンジものが流れたら、カンド―するかなぁ。 ガイ・リッチ―の良心に賭けてる気分です。

でもやっぱアタシはオリジナルが一番のままだろうなぁ。



追記*
新旧ナポレオン・ソロくらべっこ公開前検証③はこちらでソロとイリヤでぐぐったら・・・








 

2015年2月15日日曜日

現代版アンクルKingsman vs 新ナポレオン・ソロ(仮称) 公開前検証①

2月13日英米ではマシュー・ヴォーン監督のKingman: The Secret Serviceが劇場公開されました。
おまけに新ナポレオン・ソロ(仮称)の宣伝トレーラーも同時に劇場披露されるだろうとのことです。

Kingsman の方はImdbによると2月22日日本公開となってますが、これまで日本版公式サイト等一切見たことがありません。なのでガセでしょう。 公開くらいは・・・されるよね?スルーされる謂れは考えられませんもの。
さっさと怠慢こかずに公開してほしいわ。

Kingsmanで,私が一番気に入ってるトレーラーはInternationalとなっているコレ。↓
映画とは無関係なのだろうけどMy Sharonaに反応してしまう、80年代少女の私。



もう1年半以上前かと思いますが、非公式撮影現場写真などが出始めたとき、スーツ姿のコリンファースがあまりにも
かっこ良くって、絶対見たい!と楽しみにしておりました。

もとはコミック、元絵じゃジェイソン・アイザックスかな・・・みたいな強面の主人公らしいですが、コリン・ファースのスーツ姿の格好よさの前ではだれも文句言いません。

一月にプレミアで公開されて以降、『現代版アンクル(U.N.C.L.E.)』とのレビューもちらほら。
何しろUNCLE 同様、国家レベルのさらに上に構える諜報機関がKingsmanです。(原作コミックではでは単にMI6だったらしいのですが)
おまけにHQはデルフロリアよろしく、仕立屋さんの奥。しかも高級テーラーショップです。
フックを回して中に入るトコまで一緒。この後はさすが21世紀なので、指紋認証セキュリティ設置。
このセキュリティ装置が一見、だだのガラスであるハイテク感はステキです。
奥にはキングスマンスペシャルと呼ぶかは知りませんが、改造銃から特殊火器類が博物館並に装飾されています。
  


そうそう、ナポレオンソロ第2シーズン、The Re-collectors Affair(亡霊が名画を狙う) に出てきた傘型銃のハイテク版のようなのも出てますね。 楽しませてくれるものです。 
と思ったら違ってた! Re-collectors はステッキ銃で、傘型はThe Gazebo In the Maze Affairでした。


2014 Kingsman
1964 Thrush?

1965 ステッキ銃 おまけね♪

このトレーラー冒頭、コリン・ファース演じるハリーが”when I was a kid, that was my dream job, the gentleman spy,(子供の頃、紳士スパイは憧れの職業だった)"と夢見るように語り、即画面転換、”nowadays all little too serious for my taste.(最近はシリアスすぎで合わないけどな)”と冷めた現実に戻る姿、爆笑です。
もちろん、Gentleman Spyとはいうまでもなくかつてのジェームズ・ボンド、ナポレオン・ソロでしょう。
そして昨今のスパイ映画は特撮技術向上のおかげで派手なアクション+バイオレンスが定番です。
007映画ですら、かなり激しい。おもわず、うんうん、そうだねぇ・・・とうなずいてしまいます。

Manners Maketh Manとスーツで身だしなみをを整え、礼節を重んじる『スタイル』を持っているところがとっても好きなのです。そう、ナポレオン・ソロ2でスラッシュのセフロンが、ソロさんや、ウェイバリー課長を褒め称えた、『スタイル』と同じです。

Kingsmanとなった少年がお嬢さんに言う"Sorry love, we've got to save the world" (世界を救わなきゃ)
まさしくアンクルですねー。シリーズでは思い出せないけど、2ではイリヤを引き戻そうとするソロさんが
”How many times have we saved the world?”(俺たち何回世界を救った?)と問いかけてました。
イチ国家レベルでなく世界なのです。

さて、国家を超えた諜報機関であるKingsmanも人材不足、マイケル・ケイン演じるトップが人材を見つけろとゲキを飛ばしますが、この人材獲得会議、白黒コピー貼り絵は何? キングスマンにハリークラスのベテランエージェントですら人が残っていない淋しい状況描写? この絵も笑わせてくれます。
ハリーが拾ってきたのは不良少年Eggsy。盗みで留置所に入っていたのをハリーが保釈させます。この少年、実は殉職した過去のキングスマンエージェントの息子。ハリーはかつて命を助けてもらった恩義があるのです。父親不在のその後、IQも高けりゃ、学校も軍も出来は良かったのに、途中で投げ出し、転落していたEggsyに見込み有りと目をつけます。少年、そして訓練に放り込まれてます。
この訓練、新米エージェント候補たちは各自バディに仔犬をえらびます。彼が選ぶのはパグ。名前はJB。
とっつあん、マイケル・ケインがコミュニケーションを図ろうとして?犬の名前を訊いてます。わんこの名前くらいでそこまで照れなくても・・・と思いますが、可愛いよ、恥ずかしそうに『JB』と答える少年。
とっつあん『ジェームズ・ボンドの?』
少年『ううん』
とっつあん『ジェイソン・ボーン?
少年『いや、ジャック・バウアー』
とっつあん『おおー』
・・・とっつあん、ご年齢的に、由緒正しい英国の誇る国民的スパイを差し置いて、アメリカのテレビドラマ(24)キャラの刑事の名前を犬につける英国の若者など、英国人の風上にもおけんっくらいに、内心青筋ものだろうと心中を察して
くすくす笑ってしまいます。

悪者はいかにも、なサミュエル・L・ジャクソン。終始、『カーペットに血を落とすんじゃねぇ!』とわめきまくり、
おビョーキ度が出ています。
元キャラは男だったらしいガゼル。女性にすることでいいポスターできてるけど、頭振り回して走る彼女怖いです。カツラの下の地頭がすっぱり映るところ、編集カットして省いてほしい。
  




この2分強ほどのトレーラー、カット編集がとても良くできていて、これだけでめっちゃくちゃ面白そうです。
2分強が映画すべてを語るわけじゃないとは思うものの、やはり本編への期待値は大きく上がります。
マシュー・ボーンの映像センスと音楽センスはレイヤーケーキキック・アスの2つで高く評価してるので、余計に信頼しちゃっているところもあります。(レビューはこっち、レイヤーケーキキック・アス

で、いったいいつ公開してくれるのでしょうねぇ?
この後は、日本でも秋公開?との噂だけのナポレオン・ソロ リメイク映画
(以降、新ナポレオン・ソロとでも呼ぶ?)をもうちょっと細かく見たいと思います。

追記速報:
お風呂から出たら、ニュースが入ってました。なんとUSではこの2/13-15のオープニングの週末だけでKingsman興行収入3千5百万ドル上がりそうなのだです。想定は2千万ドル、しょっぱなから1.5倍の興行成績です。そういう映画をさっさともってこなくてどうするのよー。ネタ元はこちらです。
追記その2
続きの ナポレオン・ソロ リメイク映画トレーラーの検証はこちらです。