2016年3月9日水曜日

Nik Kershaw : Ei8ht を聴きThe Legendary Pink Dots の幻影を見る。

うわぁあ!
やってしまいました! 無意識に冒涜としか思えないことを!
あいもかわらず、ニック・カーショウのEi8htを聴いていたのですが、ふと流れる音楽に合わせて口ずさんでしまったものは・・・・!

なんとThe Legendary Pink Dots(LPD)の曲だった!!! これはショック…!
有り得ない、こんな失礼なこと。天罰が下っても文句も言えない~~~~~~!
曲名もすっと思い出せず、多分Golden Ageに入っていた曲のはず…と思ってCDのブックレットをめくる。
今どきのCDはみんなちゃんと歌詞つき。
つい歌ってしまった“why she left without a word, it seemed like such an ordinary night.♪”  がどこかにないか探す。

・・・あった! Lisa’s Separation という曲でした。(She じゃなくって正しくはHeでしたけど)

かかっていたEi8ht収録曲はEnjoy The Ride。この曲のあるべき歌詞は↓。
You don't know why you left the station
You don't know when your journey ends
You don't know what your destination is
You never know what lies around the bend
You might as well look out the window
.......♪

ニック・カーショウ御大の正統なポップ音楽に合わせて筋違いにもほどがある他曲を歌ってしまうなんて!
おまけにそれが、私個人の嗜好はともかく絶対的にかなり格下(ごめんなさい、でも事実)のアングラバンドのかつ20年以上前の歌だなんて! ちょっと確認してみた。LPDのThe Golden Age, 1989年のリリース。四半世紀以上前の歌・・・!
それよりも私の脳細胞にこの何十年も前に聴いていた曲の歌詞がインプットされたままなのもある意味脅威だ。
それだけ古いものが脳内ハードディスクに残っているのでは今更新しいものが覚えられなくなるのも当然!? 

さて、私が無意識に取り違えをやってしまった曲は言い訳ができるほど似ているのだろうか?くらべてみよう。


 該当部分は01:15~01:30とそこに続くリピート部分。

私が歌ってしまったLPDの曲はコレ。


01:10~01:18のところwhy he left without a word, it seemed like such an ordinary night. を私は↑に合わせて歌ってしまったのです。

それにつけても正統ポップ音楽とは全く違うけどLPDの音のやはり美しいこと!
ヴォーカルのエドワード・カスパルの声は決して美声の類に入らない気がする。
音だってプリミティヴだ。さほど洗練されていないと思う。だけど、この融合でなんと美しくなるのだろう。
これはどうやらPVでなくFanVidのようであるけど、この孤独感の伝わり方。身を切られるよう。
このモノクロ映像は涙が出てくるほど美しい。
これの後にそのままHotel Noir が流れるのだけど、もう泣けてきます。

・・・だけどずっと浸っていると確かにウツくらい発症しかねない・・・。不健康さとセットなのは否めないけど。
最初の出会いはコレ。この色彩感覚。
レコジャケサイズだと壁に飾りたいほどステキでした。
そうだ!私はLPDのライヴも行った。 昔はユーチューブもインターネットすらなったので、顔はほとんど知らず、レコジャケに惹かれて買った海外盤の音にすっかり憑りつかれ、その昔は日本ではあまり見つけられず、アムステルダムのレコード屋さんで数枚買って帰りました。
ハンブルグのミッシェルというレコ-ド屋さん(今は当然CD屋さん)はとても充実していました。
もう四半世紀前、前世紀の話ですが。
ブレーメンに3か月ばかり語学留学をしてたときに、近いからオランダでも観に行ってやる!と息まいてたら、なんとあっちがブレーメンにライヴにやって来てくれました。
カスペル兄さん、なんかホームレスみたいなこぎたない格好ではだしで歌ってました。ライヴハウスのバイトのお兄さんが写真撮ってもいいよーと言ってくれたので遠慮せずに結構とった記憶あり。どこかに残ってるだろうか? そう、フラッシュが眩しそうでとてつもなく申し訳ないことをしでかしていたのよ、今思うと。
でも、その時にはもう、きっと二度と見れることもないかも…くらいな気持ちでバシャバシャ写真を撮りまくってました。もし写真見つけたら、ごめんなさい、あの時の東洋人ですと写真を送って差し上げたいわ。

話をニック・カーショウに戻しましょう。 Ei8htはどこか知っている懐かしいメロディに聞こえるものも多いのです。
ほかにもこんな感じの見つけたら誰かに聞いてみたい。きづくごとにちょっと並べてみよう。
お立ち寄りになられた方で、ニック・カーショウもLPDもご存知の方いらしたらぜひぜひ
ご意見をいただけないかしらん。
(ここ、コメント書き込みにくいらしいのですが、私何もいじってないので対処もできないのです。)

お待ちしております♪

2 件のコメント:

  1. The Legendary Pink Dots、知ってます!実験的な色彩の強い80'sアバンギャルド・ポップという感じのバンドですよね。フォーキーだったり、エレクトロだったり、エスニックだったり、ゴスだったり、プログレだったり、もうワン・アンド・オンリーで変幻自在な音に僕もハマってしまった時期があります。かなり多作な人たちだったと記憶しているのですが、いまだ健在なのかな?

    返信削除
    返信
    1. ska-n-tasticさん!やはりご存知でしたか!私はLPDは80年代終盤のころに出会い、90年代前半までは聴いてました。93年ころ?に出たのがあまりピンと来ず、しばらく離れてしまってました。というか成人すると新たな音楽を追っかけることもそもそもあまりしなくなり…昔レコードでm、折ってたようなのはCDで買いなおす…くらいになってしまって。
      ところでニックカーショウ聴きながらLPD曲歌ってるのって許されるでしょうか?(笑)
      メロディが部分的に似てると言えなくもないけど・・・
      LPDってキレでとても好きなのですが、なんかずっと浸っていたくなる麻薬性がある気がします。社会生活に支障をきたしてきそうな…。昔のGloomy Sundayじゃないけど、LPD聴いてるうちにあちら側にいってしまった方いるのではないかとひそかに思っています。

      削除