2016年3月24日木曜日

0011ナポレオン・ソロ 倒錯スチルの密かな男っ気 - ソロさんが好き!

久々にさわがずにいられないものに遭遇! 
昨日、久々にUncle Agentsで見たことない写真が上がってました。(もう、3年近くお世話になってるので大抵のものは既知になってしまうのですが)

それがコレ↓

これは第4シーズン The Gurnius Affair からなのは明らかです。でも、こんなシーンは見た記憶がありません。
カットされたシーン?にしては本エピとつながりません。
このエピは、簡単に説明するとナチ残党がまたもや第3帝国復活をたくらみ悪さをしているのですが、そこに奉られているユダヤ人拷問虐殺犯の息子がイリヤとうりふたつ。この息子は格闘の末死んでしまうのでイリヤがその息子に成り代わり敵方に潜入しているのです。

イリヤにはしっかり追跡装置がつけてあり(過保護なソロさん、大事なイリヤを一人で敵地になんて送り込めません)、ソロさんとカメラマンの美女がイリヤを追い、敵地を探るのですが囚われてしまいます。
サド男の息子に化けてるイリヤはサド男レプリカになり切り、ソロさんを拷問します。

何がつながらないって、イリヤは確かにこのステッキみたいなのでソロさんの顎下突き上げるけど、その時のソロさんはネクタイ締めてました。 

その後拷問台に縛られ拷問されます。お若い方にわかりやすいように言うなら新作コードネームアンクルのカヴィルソロの拷問と似たような感じです。その時には皮ベルトのようなので固定されてます。

なので・・・こんなシャツはパリッとしたままで導線みたいなの首にかけてるシーンなんてなかったの。 そもそも第4シーズンはカメラ機材も一新したらしく鮮やかなカラー。白黒ではありません。

だから…これは宣伝用スチルだったのですね、きっと。

前にも思ったのですが…ナポレオンソロ制作陣の中にちょっと(いえかなり)倒錯した方がいらしたのでないでしょうか?

なんでわざわざこのようなスチルが・・・?と思ったのはこれが初めてではありません。
前にも書いたことあるけど…サド心をくすぐられてしまうこの写真。→

これもカラーの第二シーズン、The Virtue Affairです。もうじき衛星劇場で放映されるんじゃないかな。

でもイリヤは後ろ手に手錠をかけられ、弓矢の的にされ、走って逃げるので、こんなふうに手錠で木につながれているシーンなんてないのです。

こうやって言葉に書き落としていくと・・・半世紀も前のお茶の間TV番組にしては随分と倒錯入ってますねぇ。

・・・・とはげしく脱線しましたが、↑の白黒スチルを見た時にやっぱりあたしはソロさんが好き!と改めて実感したのです。それが言いたかったの!

私、確実にイリヤファンだと思われております。
もちろんイリヤも大好きなのでそれは間違ってはいないのですが、ソロかイリヤかと問われたら、絶対ソロさんなのです。

でもなぜか拙宅で駄文をつらねる量は確かにイリヤ関連のほうが多い。コレクションもたしかにマッカラムさんのもののほうが多い。これはマッカラムさん出演作のほうが欧州かぶれの私には肌に合うものが多いせいだと思います。Saphire & Steelとかほれぼれするほど好き。 でも明らかな起承転結がないと理解できないアメリカ人なら怒り出しそうなちょっと不可解なお話です。

AXNの再放送時、第一シーズンの時タイトルと一緒に写っていたこの小さな写真(うちのテレビじゃ5x6cmくらいな感じ)のソロさんに惚れました。第一シーズン、イリヤが登場しないエピでのソロさんのかっこよさ。S-9や鳩のソロさんはそれはそれは素敵でした。(他にボキャが見つけられない自分が恨めしいけど、わかって~~~)
それにソロさんってとっても優しい。人妻がちゃんと夫と元のさやに戻れるよう、でっち上げの祖父の話を語り、夫のもとに返るきにさせちゃうソロさん。(The Green Opal Affair) このソロさんのでっち上げのお話がまた心に染み入る素敵なお話なのよ。ただ50年前制作の日本語吹き替えは残念ながらつくりかえられてました。衛星劇場の字幕は見てないのでわかりません。

The Neptune Affair で大変なことになるとパニクッてるイリヤを何だまだ72時間もあるじゃないか・・・と大人の笑みと余裕で落ち着かせてあげるソロさん。

ソロさんの鷹揚さ、やさしさに心底惚れてしまいました。

もちろんイリヤだって大好きです。きれいでかわいいし、なんか面白いし。
でも私イリヤにはものすごく嫉妬してしまいます。だってこんなに素敵なソロさんが、もう、イリヤのためなら何でもやっちゃうんだもの。こんなに思われているイリヤがとてもうらやましいのです。

奇しくもおふざけが激しくなっていった第二、第三シーズンをすっ飛ばして第一シーズン、第四シーズンと観てしまった数年前。第四シリーズでシリアス度が増した中、華奢な男のコだったイリヤが輝くばかりの美青年に成長。
同時にソロさんのイリヤに向ける真剣なまなざしはさらにカッコよさを増していました。いつだって王子ソロが仕える姫はイリヤ。ソロを狙う悪党にイリヤは拉致され、その救出に向かうソロさんの真剣な顔。イリヤを取り戻した時の安堵してるとてつもなく優しい顔。操られてるイリヤに銃撃されても絶対イリヤには銃口を向けないソロさん。そういうソロさんのあまりのかっこよさに何度うるうるしたことか。

そうなの!冒頭の倒錯スチルはそれを思い出させてくれたのです。
このソロさんの表情! イリヤのためなら何でもやる、イリヤのためなら何でもされてやるさ…という鷹揚さとコミットメントにあふれるこの表情。決してマゾヒズムではない、イリヤへの温かい愛情にあふれていて、その男っぷりに惚れ惚れとしてしまいます。

このエピを見てた時も、ひとしきり殴り「この世に生を受けたことを後悔させてやる」と凄んでみせる変装イリヤに、「おーう、たのしみにしてるぜっ」とでも言いたそうな余裕の表情を返すソロさんにノックアウトされました。 

そう、イリヤはソロさんの男っ気やカッコよさをさらに倍増してくれるスパイスなのです。このイリヤの持つスパイス効果、ゲストスターとして登場した数多くの美女たちの誰と比べてもダントツで抜きんでています。
なぜかソロさんはイリヤに真剣な目、この上なく優しい目を向けてるときが一番男らしくてカッコいいのです。そしてソロさんをさらに素敵に輝かせてくれるイリヤが好き。

イリヤの美しさかわいさにきゃーきゃー言っていても私、実はソロさんっこなのです。

そして、50年の時を経て復活…というのではないですが、新作コードネームアンクルで、ムキムキ暑苦しいカヴィルソロ君をヨシ!と思えたのは…ひとえに新ソロもかつてのソロさんの優しさを持ってるんだ…と思えたとき。 姫どころか、さらにどでかいキレ男、新イリヤの父の形見らしい時計を覚えていてそれを取り戻し返してあげるソロさん。それも双方どっちが先に拳銃を抜くかという緊張のさなかに。
今思えば、元ソロはヨメの様なイリヤの安全と無事をいつも最優先していたけど、元イリヤはあまり感情も表に出さないクールなスパイ。おかしくなるのは薬打たれたり、催眠術かけられたりしたときだけで、(欠落気味には見えても)情緒不安定感はない。
新イリヤはフィジカルには最強、大抵のものはなぎ倒して猛突していくが、そのExteriorの最強ぶりに反比例するかのように内面はボロボロ。脆弱なのですぐキレる。 その見た目に反して脆いイリヤの心中を思いやり心を満たしてあげる新ソロのやさしさ。今回新ソロの優しさだってどでかい新イリヤにだけ向けられたものでした。

私は絶対的に旧シリーズのファンではあるけれど、半世紀を経て蘇った新作、実はコレはこれである意味芸が細かいと思う。なので彼らの進化が楽しみなの。旧シリーズのソロイリヤコンビには適わないにしても。

そしてこの豪胆で鷹揚でとてつもなく大きな心を持ったナポレオン・ソロというキャラクターを語り継いでいってほしいのです。

だから、だからどうしても続編は欲しいのだけど…いまのところ何の進展もなく…ただ叶うまで続けるのみとなっています。 はぁ・・・・。

私にお金が有ったらWBの株全部買い占めて、続編だって、日本版DVD発売だってやらせちゃうんだけどなーーーー。





0 件のコメント:

コメントを投稿