2016年1月9日土曜日

イリヤはクールなキャラだった!マッカラムさんも再認識♪

A Cool Character - イリヤはクールなキャラだったとマッカラムさんがあらためて・・・。

今月ついにデヴィッド・マッカラム氏の初小説本が販売開始されます。(Once a Crooked Man)
そのプロモを兼ねてか今週最新インタビューが掲載されてました。(Vulture Hound の元記事はこちら

Title

今回、音声ではないけど前回のインタビュー同様、簡単にまとめさせていただきますね。


〔VultureHound質問〕
【マッカラムさんアンサー】  

〔ずっと注目されて騒がれてきて、今でも注目の魅惑の人とされていることについてどう思いますか?〕

【今、テレビでナポレオン・ソロの再放送をやってるのがすごい。座って自分が50年前に演ったことを見てるわけなのだけど、当時はなんで皆がそんなに感情的にまでなってイリヤ・クリヤキンに反応するのか全く解らなかった。 演じてるときは、自分が何をやってるのかわからないものだね。
だけど、50年もたって見てみると、皆がどんな風にイリヤが謎めいて魅力的だと思ったか、わかるようになったよ。イリヤはクールなキャラだったね。ほんのたった今までイリヤがどんなかなんて全く気づけてなかった。
おまけにインターネットで探れば、アンディウィリアムショーだとか、僕がジュディ・ガーランドとか色々な著名人と歌って踊ったりしてる。彼はクールな奴なんだけど、それが実は昔の自分だなんて!
今はもう82歳だから違うよ。僕は本当に幸運なんだ。NCISを作ってくれたドン・べリサリオには感謝だよ。ダッキー役を演じて、世界No.1のテレビシリーズに出ていられるなんて、自分の年齢を考えたら天にも昇っちゃう特権だよね。】

〔300話もあるようなシリーズに出演し続けるのはどんな感じですか?どうやってマンネリ化しないようにしますか?〕
【同じキャラクターを13年演じてきたからね。ずっと同じだよ。1話から今やってる295話まで何も変わらないよ。脚本を貰って、どう演じるか考えて、セリフを覚えて、しっくりこなければ脚本家に伝える。スタジオに行って待機して出番が来たらできるだけエキサイティングになるように演じる。そして車でうちまで帰る。13年間ずっと同じだよ。】

〔ダッキーの今後はどうなるのでしょう?パーマーをずっと育てているけど引退して後釜に据えようと思ってますか?〕
【それはまだ起きてもいないことを書けっていうようなものだよ。4月末には今シーズンの撮影が終了するけど、マイケルウェーザリーが演ってるディノッゾはそれで終了なんだ。もうずいぶん前からそのことは言われている。だから脚本家は最初からいたオリジナルメンバーの彼がどう去るべきか考えなきゃいけないんだ。その後はもうオリジナルメンバーは3人しかいないことになる。僕は少なくとも1年は続けるだろうな、体がもてばだけどね。82にもなると28歳の時とは違っていろいろ大変なんだ。それでもできる限り続けたいと思ってるよ。パーマーを昇進させるのもいい考えだけど、現実的に考えるとちょっとロジカルじゃないよ。ダッキーとパーマーじゃ経験値が違いすぎるからね。パーマーを替りの主任検死官にはできないよ。このクリスマスにもまたアダム・キャンベルが演じる若ダッキーの話があってダッキーがなぜ検死官になったか、どのような過去を持つのか語るエピがあったけど、とてもおもしろかったよ。】
もうじき著書Once a Cooked Man 発売されますが、執筆はどんな体験でした?
【14年前くらいだけど、座って執筆を勉強しようと思ったんだ。数ページ書いては横に置いていたけど、ただただ書いたものをためてたんだよ。そしたら一冊の本くらいの量にはなったんだ。だけど、一冊分書きあがった頃には大半が古すぎて、今どきにはそぐわなく成っていた。3年前に思ったんだ、これをただそのまま放置しておくのももったいないって。ほんとに楽しんで書いていたからね。だから自分の楽しみできちんと最後まで書き終えることにしたんだ。 それをNY在住の素晴らしい知人に見せたら、出版してくれるって。それでこういう運びになった。小説を書こうとして机にすわったことなんかなく、ただ僕の頭の中で何年もの間、膨らんでいったものなんだ。僕の家族は笑ってるよ、一体何を今頃やってるんだかって。この年でいきなり小説を出して新たなキャリアを始めるんだからね。一冊本を出したら、当然2冊目も期待するだろう?82歳にもなってバカげてるよ。 でもジョアナ・ラムリー(Sapphire and Steelで共演のサファイア)がとっても親切で本を読んでみてくれて、英国版のカバーに「デヴィッド・マッカラムの初小説が輝しい!」って書いてくれたんだ。今度会ったらがっちりハグしちゃうよ。】
〔ご自身のキャリアは小説のストーリーに影響している?〕
【主人公はね、NYにいる俳優なんだ。彼に起こることは僕に起きたことだよ。もちろんある程度線引きはしてあるけどね。彼は僕みたいではないし、やることも僕とは違う。でも、いい奴だよ。もし2冊目を書くとしたら絶対彼をまた主人公で登場させるよ。】

〔あなたはこれまでたくさんのことをやってきたでしょう、俳優、作家、またバットマンのアルフレッドとか声優も。もし何か一つを選ぶならどれをトップにしますか?〕

【僕はいつも言ってきてるけど、これが一番のお気に入りっていうのはないんだ。それは今でも同じだよ。本を出版して本当にうれしかったのは、それまでせっせと頑張ってきたものだからね。でも本が出版されてしまえば、もう、本の宣伝以外することないなんてユニークだよ。ただただそれがそうなっていくか見るのはとても楽しいね。それから僕は海兵隊奨学金財団(Marine Corps Scholarship Foundation)にも携わっているから、本の印税の一部は寄付するつもりだよ。】
インタビュー記事は以上です。

そういえばダッキーの過去話がもう一つあったのに↑、そのS13EP12 Spinning Wheelを観忘れていたことに気づきました。 CBS無料ウェブ配信まだ残ってたのでこの週末に見ます。

ちなみに、マッカラムさんの直筆サインは無事頂いたのですが、
トーンのお隣に♪
これをいただきました。













なんとマッカラムさん、本屋さんでちゃんとサイン会もされるようです。 
LAのBarnes and Noble という本屋さんで1月21日に行われる模様。 在住の方、ちょうど旅行される方、のぞいてみてはいかがでしょう? いや、のぞくどころか本抱えて朝から並んじゃいますよね!そんなの。
アンクル仲間のUS組がこれを機にサイン会前に集まったりするらしいのも楽しそうで、とってもうらやましいです。
実は私、アメリカの地は踏んだことありません。あ、ウン十年前にトランジットでアンカレッジの空港に降りたことが一度あります。それっきり。アンチUSの欧州かぶれだったので(欧州はほとんど踏んでいるのです)、ナポレオン・ソロにはまるまで、アメリカに行ってみたいと思ったこともなかったのですが、最近宗旨替えしたくなってきております。 
ま、それもアリということでいっか。

追記: 
Barns & Noble にでてるサイン会詳細です。



追記:2916.01.21
こんな感じのようです。
なんでも一点限定で、NCIS グッズ持参すれはそれにサインして下さるそうです。多分ナポソログッズでもオッケー。行ける人羨ましいです〜!!!


6 件のコメント:

  1. こんにちは!vsdimです!れんかさん、マッカラム氏のインタビューまとめ、ありがとうございました!すごいうれしいです。つくづくマッカラム氏って謙虚で暖かくて、ナイスな人だなー、と思ってしまいます。NCISも、また見たいなー。小説、マッカラム氏が体験したことがベースになっている、と思うと、興味深々、めちゃわくわくです!読むのが楽しみ!今、ご自身が演じたイリヤを見て、彼はクールだったんだなー、謎めいて魅力があったんだなー、って、気づくって・・・人の人生ってやっぱり面白いなー、と思ってしまいました!そうですよ!イリヤはクールで謎めいて、超チャーミングでした・・・!

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    1. Vadimさん!いらっしゃいませ〜!
      ねぇー‼︎ マッカラムさん素敵ですよね!こうやって積極的にファンと、交流しようとするところもすごいですよね。
      元イリヤは本当マッカラムさんが作り上げたようなもんだし、新作キャラもそこそこには可愛がれるけど、やっぱ質も格も段違いだと思っちゃいます。
      それにしても…サイン会行ってみたぁ〜い!

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  2. れんかさんにだけ、私の思うことをお話しちゃいますが、1960年代、冷戦のさなか。アメリカはソ連のこと実際以上に、もう、頭堅くて、自由がなくて、何もかも楽しいことが禁じられている国、って思っていたみたいですよ。ジェーン・フォンダはロジェ・ヴァディムと結婚してたことがあるのですが、ヴァディムはもとはロシア人だから、ジェーンを誘ってロシアを旅行したんですね。したら、ロシアの子どもが三輪車で遊んでる!!って見て、本当にジェーンは感動したみたいです。
    つまり、アメリカ人は現実以上にソ連は人間らしさから閉ざされた国、と思わされていた、というか、みんなそう思いこんでいた・・・だから、あんなイリヤみたいなロシア人もいるんだって、とても想像つかなかったわけですよね。知的で、人の気持ちをちゃんと理解できて、優しくて、ウィットがあって、あんなにキラキラした、きゃしゃで繊細なハンサムで・・・・って。どちらかというと、ロシア人の若者なんて、粗忽で知性がなくて、すぐカッとなって、暴力で解決する、失望させられるキャラクター、だ、と思っていたら、あんなに素敵な人がいたんだ!みたいな、驚き。それで、アメリカ人は冷戦の当事国だから、横で見ている日本人やヨーロッパの人よりも、ずっと核戦争が起こることを心配していたし、ソ連の人と理解しあえない絶望を、心の底から恐ろしく思っていた・・・そんな時、米ソのスパイ二人が協力する、という、現実にはありえない夢のような、アメリカ人にとっての現状の憂鬱から逃れられる、夢を描いたスパイドラマだったわけだから・・・
    だから、私に言わせると、リブートの力任せに車のパーツをはぎ取って投げちゃったりする、でっかい男のイリヤ?は、もともとの、バカにされてたロシア人の未開のイメージにちょっと戻っちゃった感じ、します。まあ、私は、オリジナルの革新性を引きずりすぎてるから、オリジナルなんか関係なくリブートを見れば、ロシア人は当時あんな感じに西側からは思われがちだったわけだし、閉ざされた不自由な国で屈折して育った若者が、あんな風なのは、それはそれで気持ちわかるなー、というのはありますけど。

    でも、マッカラム氏が今やっとご自分の演じたイリヤがどんな存在だったか、客観視できるようになってきた、というのだから、本当に当時も今も、オリジナル・イリヤはぶっ飛んだ、想像を絶するスーパーな存在、なんだと思います。

    ところで、ロス、割引チケットによっては、羽田往復3万円台でもあるみたいですね!行こうと思えば、ユニバーサル・スタジオも見学したりして、行って帰ってくることも、可能ですよ・・・!私は今日飯田橋の紀の善という甘味処についに行けたので、満足ですが(←何言ってんだか、わけわかりませんね!すみません)

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  3. Vadimさん! こんばんは! そういえば私も小学生くらいのころ、ソ連ってロボットみたいな感情のない冷たーい人がいる怖いところだと勝手に思い込んでいた記憶があります。いや、勝手に思い込んでいたのか、親とかに洗脳されていたのか、今となってはわからないですけど。私は不思議な映画のせいで結構東欧には憧れがありました。パラジャーノフとか不思議に綺麗で…。ちょうどベルリンの壁が無くなって数年でイギリスにいたのですが、その時に会った、ロシア人のコに尋問のようにいろいろ聞いてしまった記憶があります。そういえば、ジョージオーウェルの1984を彼に読めってあげたなぁ。感想を聞きたかったのですが、その後住所もわからないので感想は聞かずじまい。その彼が高校時代、学校のトイレで隠れてたばこ吸ってたら、窓から煙が出ていって先生に見つかって叱られたとか言っていて、なぁーんだ、皆似たようなことしてんじゃん!とうれしくなったのを覚えています。そうそう、元イリヤと同じウクライナの白ロシア人でしたよ!そんな大柄でもなく、やはり色白で金髪。青眼なのですが色が薄くて、ガラス玉みたいで向こう側が透けて見えそうでした。私もそのコの苗字ももう思い出せないので、こんなにSNSが発達した時代でも探せないーとちょっと前に思ってました。住所無くしちゃった友達って見つけれそうで見つけられない。同姓同名も多すぎるし、ミドルネームまで知らなかったり。
    それにしても・・・・マッカラムさんのサイン会のためにどこどこまで行ってきまーす!て言えるくらいお金と時間がほしいです~~~。ねぇ?

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  4. れんかさんの、イギリスでの思い出、素敵ですね!本当にみなさんどうしているでしょうね・・・私も社会人になったころ東京で知り合ったアメリカ人の母娘がいたのですが(東京で今でいうシェアハウスしました!)、今、東南アジアにいるらしいということは分かり、元気みたいなのでよかった・・・とだけ思っているんですよ。

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    1. なかにはファイスブックとかで再度出会える友達もいるけど、昔のメモ無くしたら終わりの時代からの付き合いのお友達って、あの人は今?みたいなのどうしても多くなっちゃいますよねー。

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