2016年4月16日土曜日

タロン君(タロン・エジャトン)には稀有な才能がある。

数日前に書いた前記事ですが、私、自分で書いた記事やそのソースを見直して、こんなに大爆笑したことってこれまでに一度もありません。はじめてです、こんなこと。

タロン君の言葉を鵜呑みにして、DVD特典挿入をずっと待ちわびていたものが、時間や編集の都合上やむなくカットされたのではなく、「誤解される」から除けという、実質NG同然に監督に却下されたボツ部分であったという事実。 もう笑いしか出ません。おまけにそんな話の記事を一年以上スルーして、さんざんぎゃぁぎゃぁわめきたてた後、今になって知ったという事実。やはり笑うしかありません。腹筋痛いです。


マシュー・ヴォーン監督、別インタビューでは「ロキシーもたくさん撮ってたのに、最終的にはかなりカットしてしまい、悪かったかな…」なんて話してましたが、監督がタロン君にボツ理由を正直に言えず、別の理由を言い訳したというのにも爆笑。もう涙が出てきます。(だってそんなの2時間って決まってるんだからしょうがないだろう・・・でも済むのにねぇ)

そう、山ほどあるカットシーンの中でなぜカットのウソの理由を言わなければならなかったのか。
・・・当事者のタロン君が無邪気に聞いたのでしょう。なんであのシーン入ってないの?いいシーンなのにと。 

「おまえが男と寝たように見えるからだ」とはさすがに言えず、そらぞらしい言い訳↓をするヴォーン監督。 
おこちゃまはまるめ込んだようですが、私はタロン君の話しか聞いていない時に思ってましたよ。

悲劇の前に幸せなお話ある方が悲痛さももっとドラマチックに倍増されるのになぜ省く?…と。

ちなみに時経に沿えば、世界がドラマチックな危機の中にあるというのが判明するのはこの二人で過ごせる24時間よりあとです、明らかに。なので「世界危機の真っ最中にのんきに座って食事してるのは違うだろう」なんてことは絶対ないのです。そんな言い訳をわざわざ監督にさせてしまったタロン君のこの天然っぷり!

結局問題だったのは食事云々でなく、「寝たように見える」→「寝たようにしか見えなかった」こと。
コリン大好きだったタロン君。火星から見たって恋してるのがバレバレとまで言われておりましたが、確かに流出写真のエグジーもそれを100%納得させる表情しちゃってます。→
↑の写真だってうれしそうな視線の先はコリン。

そしてタロン君がこのシーンの話をする発端はコリンの胸筋。トレーニングで鍛えたコリンがジャケット脱いだらすごい胸筋。タロン君が、「ねぇ胸筋すごくついてるよ」と言ったら、コリンも「そうか?ついてるか?」と、とてもうれしそうだったと語っていたタロン君。

多少優しげに和らいだ表情してもクールにすかしたままのコリンを、キラキラした瞳で見上げ、その上アイロン効いたシャツの下の筋肉盗み見たりしてたのでは、それはもう、すっかり身も心も虜にされてしまったお手つき少年。

「勘弁しろよー。寝たようにしか見えないじゃないか。ボツだ!」となっても仕方ないのですね。それでは。大橋教授ゲイ示唆度照らし合わせてもそこそこポイント高かったキングスマン。ヴォーン監督がそう意図したわけではなかったことだけは確かだとわかりました。

と同時にここで元祖メガネをかけた料理もするスパイ、大ボスアーサー、サー・マイケル・ケインが演じたハリー・パーマーへのオマージュという、せっかくのお遊びもチャラになってしまいましたね。

きっと監督はそのつもりだったのでしょう。
こっちの功罪のほうが大きいんじゃない?
ちょっと監督に同情するかも。

ハリー・パーマーも料理して食事したあと、やることやっていましたよね。(女性とですが) 





と思えば、寝たように見せずにハリー宅で食事だけさせるというのにそもそも無理が・・・いえ、
イクプレスファイルとかでも明らかにそういう展開には持ちこまれ、そういうシーンがあります。

ヴォーン監督はピグマリオン(マイ・フェア・レディ)のように、ハリー→エグジーへの紳士教育だけにしたかったはずなのですよね、本来は。


そういっていて気が付きました。
タロン君、もしかして(男の人と)寝たように見せてしまう…類まれなる才能ありません?

レジェンド、マッドテディのような明らかにその設定のものは外しましょう。 いや一言だけ。シャツ一枚脱がずに、実際には何もせずに視線とほとんどないセリフだけでこれだけ仕込まれ感、調教済み感を出してしまうタロン君はもう、天才です。 正直、本来の演出以上に従順なお稚児感あふれかえらせていたのではないでしょうか。実は水を得た・・・だったのかもしれません。

設定外ドラマのことに戻りましょう。
The Smokeの アズボは一見ただのこきたないフーリガン少年なのに、完全に男を惑わす魔性の少年と化していました(制作側の意図は全くわからないけど)。EP1でゴグが飛びかかってきたアズボの胸ぐらつかんで笑みを浮かべた瞬間、「うわっ、このコたち絶対寝たことあるよね?」と思わされたのは、所有物感ありありのゴグのさわり方のせいかと思ったのだけれど・・・

このふたりに関ししては、セットでほめちぎってる記事もあったし、実は若いサム・ギティンスもすごいのよ。ほら、悪党面の目なんて蛇のように冷たいのに、デニスや妹エミリーを見る目はめちゃくちゃ優しいとか。でもねぇ、別にサム君他のドラマ(っても一つしか見たことない)ストレートだったし、ちゃんとストレートに見えてたよ?
ケヴに至っては、絶対そんなことできないのに、えっ!そこでそうなるの!?と何度誤解しかけたことか!ジェイミーバンバーの熱演・・・?ではなく実はタロン君効果?DVD 視聴前、クリップ漁ってたら、パパですら、過去にイタズラでもされたオッサンに見えた。(これはケヴが怒り方のせいかと)

コリンだって、若い頃アナザーカントリーで襲われてたって(←動画見たのだけど、この間DVD見直したらそんなシーンなかった?)、萌えではあってもそうは見えないのだし、シングルマンみたいな指定作品でない限り、別に男の人とできているように見えたことはない。あえて言えば、TTSS(裏切りのサーカス レビューあり)でジム・プリドー(マーク・ストロング)とそうだと曲解する人は居るかもとは思うけど、かなり努力した曲解で、寝たように見えるかと聞かれれば否と即答。(そういえばTTSSはベネさんギラムもゲイ疑惑あったなぁ、しかもかなり正統派の記事で。)

ここまで揃うとやっぱこれはひとえにタロン君のせい、タロン君がすべての要因としか思えない。
タロン君には共演者(♂)と寝たかのように見せてしまう不思議に稀有な才能があるのだ。

この後Eddie The Eagleと金持ち坊ちゃんクラブ(The Billionaire Boys Club)があるのだけど、これらでも、は?と思うようなことあるのでしょうか? 少なくともこの2映画、前者はモデルもいる、実話に基づいてるはずのスポ根。いくらヒューがかわいがってくれてたとしても、そう見えたら大いにNGでしょうねぇ。後者坊ちゃんクラブは彼女つきなので…大丈夫・・・かな?
今後思わずチェック目線でキビシク見てしまいそう。



ついでなのでそれますが、先月のEddie The Eagleのあの一連の怒涛のようなプロモ行脚を見ての感想。
続々上がる動画の数に見る方もフォローしきれず疲れるくらいだから、当事者は疲れ果ててただろうなぁと心底思います。ほんとお疲れ様。タロン君最初の方は気を使ってるのも見え、大人になったなぁ…と思ったけど、あとの方、疲れがたまってきてたのか、ふてたりすねたり・・・(タロン君、それでもかわいいのでトクですよね。) 一緒にいてくれたのが、甘えさせてくれるヒューで良かったね~と思いました。ヒュー・ジャックマン、ほんと、大きなあったかい人なのだなぁと。すねるタロン君を抱きかかえて手をにぎにぎしてなだめてあげる様子、完全に子ども扱いですが、本当に優しい。よかったよね。
それなのにまたふてて、「また次共演したいよな」というヒューに「次なんかないよ」と無愛想気味になるタロン君。「できるわけないじゃない、僕ほんと忙しいのに…」って、あ、甘え過ぎだ・・・いくらなんでも。相手悪いと怒らせちゃうよ。心外そうな顔のヒュー・ジャックマン、それでも、「わかったわかった、次はないけど、そのうちな」と収めてくれるし、ヒュー・ジャックマンの温かさ、器の大きさに心打たれることの多い視聴でした。

ティナママが泣いてしまったというガーディアンの記事。去年に比べたら顔つきが変わっちゃってきてるし、戸惑ってるのかリラックスしてないのが明らかで・・・。どう見ても疲れてるよね。(修行が足りないのかもしれないけど)

若ハンソロ、受けてもいなかったという話は正直拍手してしまいました。 いや、見た目的には似合いそうだなーと思ったけど、やっぱ本人はこういうのってステイタスだしやりたいのかなーとは思ったけど、なんとなくバリバリのハリウッドで穢れてほしくない気もあったので。穢れるっていうのは言い過ぎかもしれませんが、アンチ米国の私には、ハリウッドのセレブが必ずしも特上のすばらしい俳優ではないと思っているところもあるので、そっちに行かせるのはもったいないわ…と。
私はタロン君最初にいい役者なりそーと思ってた時に思い浮かべてたのはイアン・ハートやジョン・シムのような実直路線の先陣だったので、あっという間にユアン・マクレガー路線・・・?みたいなのはちょっと、え~~~って気持ちがありました。勝手ですが。

でもね、一つだけ確かなのは振り回されてつぶれてしまうにはあまりにももったいなすぎるほど、タロン君は多才な逸材であるということ。

思わず、「もう何週間もみんなをハッピーにしてきたんだから休んでいいよ」と書き込んじゃったけど、ガンバレー! 何百万、何千万という人がキミを応援してるよ。

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