あぉ~~ん!昨日アンクルエージェントにアップされていたこの写真!
Sol Madrid - 邦題:追いつめて殺せ!(1968)の舞台裏写真です。
マッカラムさんとSol Madridの競演相手ステラ・スティーヴンスです。
台本の読み合わせでもしているようですが美しい!
あまりの美しさに・・・眼福です♡
この映画自体はまぁまぁ…★3.5~4未満くらいな感じでしたが、見栄えのいいカップル登場の映画でした。(視聴感想はこちら)
もう昔の映画なので、あまりこの映画に関して拾えるような記事はググってもあまり出てこないのですが、そういえば、書く書くと言って放置していたマッカラムさんインタビュー記事に再会しました。
なのでせっかくだからご紹介。 ずばり
「NCISスター デヴィッドマッカラム:チャールズブロンソンは僕の妻を奪った。でも彼を恨んだことはないよ」
NCIS star David McCallum: Charles Bronson stole my wife, but I never hated him
というタイトルの英ミラー紙。今年の2月末の記事ですね。こちらはぜひともリンクをクリックして元記事もご覧あれ。なぜかというと、記事の量の割には写真のオンパレード。ちょっとした集大成なのです。マッカラムファンもナポソロファンもうれしいラインナップです。あ、たぶんNCISファンも。
さすが英国紙!リアルタイムでは英国とオランダでした放映されたことのないSapphire&Steel もしっかりと記事に入れてくれています。↑ 実はカルト人気を誇る70年代終わりから80年代初めに制作された子供時間枠放送のこのドラマ。 私ももれなく信者、フォロワーでございます。
私はスティールって一番好きなマッカラムさん演じたキャラです。ちなみに米映画のソルマドリッドの紹介は全くスルーされてました。(笑)
さて、本題!インタビューの紹介ですね。
まずは周知の話、マッカラムさんの最初の結婚の元妻(ジル・アイアランド)は、マッカラムさんを捨てかのチャールズ・ブロンソンと結婚。逸話として知られた話がチャールズブロンソンが大脱走の撮影時すでに「俺はお前の嫁と結婚する」と宣言した…といううものです。すでにブロンソンの方は有名でした。
記事は続きます。(【 】がマッカラムさんの言葉)
若い俳優として、共演した有名な俳優に妻を寝取られたことで知られた俳優になるなんて、普通なら一生決して許せない出来事のはず。だがデヴィッドマッカラムにはそうでもないようだ。あっけらかんとしたもの。
【僕は彼を恨んだことはないよ。彼はずっといい友達だった。色々な問題が起こってとき、そのことについて心配して不安になって卑屈になる必要はない。問題は解決できるものだよ、それも友好的にね。起こったことは起こったこと。】
82歳の俳優が何につけてもポジティブなその姿がそのままにじみ出ている・・・とのこと。
上述のブロンソンの『宣言』に関してマッカラムさん。「僕はまったくその話は知らないよ」とのこと。
【ジルとの離婚がつらく大変なことだったのは子供が3人いたからね】
【僕の人生は素晴らしいものだったよ。82年間の99.9%は素晴らしく、いいことばかりあった。ここに座って一週間はそのことを語れるよ】
一番つらかったとき、それは1989年、養子だった息子の一人が27歳で薬の過剰摂取で死んだこと。しかももうすぐ父親になろうというときに。
【彼の死が僕の人生の中で最低最悪の出来事だった。間違いなくね。】【愛する人に先立たれるってこれ以上にないくらいひどい瞬間だ。しかもそれがこんなに早死にだと余計に】【いつも思い出すんだ。誕生日とかにその失ったことを。でも起こったことは変えられない。彼は戻ってこない。だから僕はそこにとどまろうとはしない。今が人生で一番素晴らしいんだ】
彼は明らかにいいことを数えて生きるタイプ。離婚後、ジルは乳がんで54歳の若さで逝去するまでブロンソンと添い遂げ、彼はキャサリン・カーペンターと結婚。以来ふたりの子供にも恵まれ、48年間おしどり夫婦として幸せに暮らしている。
70年間にわたるキャリアの中でデヴィッドはいまだにアメリカで大人気TV番組NCISの検死医ダッキーマラードとしての成功を謳歌している。おまけにOnce a Crooked Manという小説も出版した。
【僕の年でね、こんな素晴らしい役を演じられて、小説を書いたらどんどん売れる。これ以上何を望めっていうのさ】【NCISはね13シーズンもあって300話突破したところなんだ。世界でNO.1のTVドラマで。。。こうなったらもうテレビの歴史の一部だよ】
デビッドが13年間もNCISに出演しているとはいえ、年配の世代は彼のその前の栄光もしっかり覚えている。
グラスゴーで中産階級の家に生まれ、1950-1960年に一躍キャリアで躍り出た。大脱走でスティーヴ・マックイーンとも共演した後、アメリカ大ヒットTVドラマナポレオン・ソロでロシア人エージェント、イリヤ・クリヤキンを演じたのだ。70年代にはアメリカで透明人間に出演する少し前、戦争ドラマ、コルディッツに出演した。その後また大ヒットドラマに出演することになる。1979-1982年に放映されたSFドラマ、サファイア&スティールでまだ若いジョアナ・ラムリーと共演した。
【若くて美しい女性が微笑むってすばらしいよ。彼女の第一印象は笑顔が信じられないくらい素敵だったこと。彼女は美しくて、才能にあふれ、とっても会話が上手な人だった。たった一つ残念だったことは僕らの間には大西洋が横たわっていたこと】
デヴィッドの最初のショービズ体験はロンドンの王立演劇学校(RADA)でジョーンコリンズと机を並べていた時の事。
【ジョーンと僕は同じクラスでね、フェンシングの授業も一緒に受けていたんだ】と笑い転げた。
【彼女は体にぴったりと張り付いたスーツを着て。。。とにかく印象的だったということにしておこう。フェンシングも上手だったけど・・・とにかくスタイルが・・恰好良すぎて】(目のやり場に困ったのでしょうね)
卒業後、テレビなどで小さな役を演じいぇいたが1963年の大脱走は一気に彼を世界中の観客に紹介した。トンネルを掘った土をズボンの中から捨てることを考え着いた海軍将校、アシュレーピット役。当時を面出してデヴィッドが語る。
【ドイツのスタジオの外側で警察がいっつもスピード違反のネズミ捕りをやっていて、僕やドナルドプレザンスはよく引っかかったんだ。】
【だけどある日、警察がスティーヴ(マックイーン)を止め、車から降ろしていったんだ。他にも仲間を何人も捕まえたけど、彼が一番早くって一等賞だって】
【彼らはスティーヴを警察署にまで連行したので、何時間か全く撮影ができなかったんだ】
映画は彼の結婚に終焉をもたらしたけど、キャリアはうなぎ上りとなった。翌年、29歳で決定的なキャリアとなったナポレオン・ソロで、ロバート・ヴォーンの相方、イリヤクリヤキン役に付いたのだ。番組は1968年まで続いた。
そのふさふさの金髪とともに即セックスシンボルとなったが、そのイメージはスタジオが作り出したものだとデヴィッドは言う。
【スタジオのライトで撮影すると、本当にブロンドに見えたよ。謎めいたイリヤのキャラのためのルックスだよ。ミステリアスな雰囲気を出すためのね。とっても効果的だった。】
MGMによると歴史上、最多のファンレターを受け取った。デヴィッドはロバートも同じくらい受け取っていたというが。二人ともいつも取り囲まれていた。
【セントラルパークに散歩にでたら、人が一気に集まってきて、押し合いへし合いになったんだ。武装した警察官がやってきて僕を持ち上げ、そのまま公園を連れ出したんだよ】
ガイ・リッチーの新作にカメオ出演依頼がなくてがっかりした?
【全然。彼らは昔のシリーズからキャラクターを映画に引っ張り出しただけで、もっと凝ったエンタメだったよ。ある意味彼らが僕らが60年代にやっていたことをそのままやらなくってとても安心したよ】
デヴィッドは8人の孫にも囲まれ、幸せの理由は尽きない。NCISにはアメリカだけで2200万人の視聴者がいる。それなのに
【あれは僕じゃないよ、僕が演じてる役なんだよ】
【ある日ね、人々がやってきて握手をして言うんだ。ありがとう、NCISが大好きですって。でもTVの中のぼくはNCISの素晴らしいライターが作り出したものなんだよ】(…どこまでも謙虚なマッカラムさん)
少なくとも彼はアメリカとイギリスで出版された彼のクライム小説 Once a Crooked Manくらいは自分の実績としていいはずだ。
【15年くらい前にね、ジャックヒギンズの小説を読んで思ったんだ。僕でもできるって。でもどうやって書いたらいいか知らなかった。だから自分でペンとノートで何かしら書くようにしたんだ。】
【突然僕は出版した作家だよ。信じられないしおかしいと思った。書評も良かったし。】
出版社がすでに2作目をせがんでいるが、デビッドの弁はこう。
【僕はやることがたくさんあって、僕が二人いたらいいのにと思うよ】
以上です。
以外と真面目に和訳してしまいました。今日はここまで。
おやすみなさい。
見出しの「マッカラムさん人生を振り返る」を「マッカラムさん"の"人生を振り返る」と読み間違えたため、一瞬「ダッキー亡くなったのか!」と焦ってしまいました。
返信削除僕は「さらば友よ」や「狼よさらば」が好きなので、ブロンソンの話を興味深く読ませていただきました。
Asteroid Cowboyさん!いらっしゃいませ!もう何があっても・・・のお年ですもんねぇ。でも絶対マッカラムさんは100歳以上生きそうな気がする。老化因子が少なそうだし。(笑)
削除「狼よさらば」お好きなのですね。
私はあのシリーズは子供心に意味があると思えない(失礼!)暴力が気に入らず・・・私をアンチ米国に仕向けてくれた映画ですねぇ。監督の故マイケル・ウィナーなんてもっとひどくて、胡散臭い暴露本で、ジルは監督ともできてて、結婚したがっていたの云々書いてるそうですよ。