『追いつめて殺せ!』とはまたエラく不穏ですが、ドイツ版だって直訳すれば『弾丸はヤツの署名』
かなりハードボイルドですね。
イントロは映画の基軸となるヘロイン原材料、けしの実からとろーりと流れ出る白い液体。私のような善良な庶民はカトリーヌ・ドヌーヴ主演のフランス映画『インドシナ』のゴムの木を思い出しました。でも今回は奴隷搾取は全く圏外です。
しょっぱな、ジャンキーのたまり場に紛れ込んでいるソルマドリッド。手入れがあり、警官に手荒く扱われてシャツは破られ、半身晒す姿は眼福ですが、つやつやの金髪に白い肌のきれーなおにーさん、違和感ありまくり、浮いています。
前世紀の少女マンガじゃあるまいし、これで麻薬捜査官・・・ってもねぇ。麻薬捜査官にパシリ兼おとりで使われるレントボーイとか言われた方が何気に説得力あるかもしれません。
(左上の写真はクールでステキ♡ マッカラムさん、両利きなのですね)
相方のビッチ、ステラ・スティーブンスと並んでも、百歩譲って、ぐれた金持ちのドラ息子、ドラ娘カップルが、ヤクザもんと張り合ってます・・・くらいが限界な見え方です。
おやぶんの御屋敷でビジネスランチョン |
意外とたくましいおみ足。ケンカ別れ後です。 |
60年代であれば、衝撃だったかもしれない強制ヤク漬シーン。今でもジャンキー少女のアイコンと化してる
『クリスチアーネ・F』なんぞを少女期に視聴済みの身には、映像効果欠けすぎです。
ゆるゆるすぎで、コワさがまったくないのです。時代とレベルが違いすぎます。
『クリスチアーネ・F』なんぞを少女期に視聴済みの身には、映像効果欠けすぎです。
ゆるゆるすぎで、コワさがまったくないのです。時代とレベルが違いすぎます。
目玉はナポレオン・ソロファンなら垂涎の懐かしいゲストスターのオンパレード!? )^o^(
みなさん言うまでもなくいい味出しています。
みなさん言うまでもなくいい味出しています。
常連テリー・サバラス 何話登場してたかしら? |
リカルド・モンタルバン
『鳩は何を告げる』The Dove Affiair のサティン、ステキ!
ダイアモンド泥棒にもなってましたね。
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リップ・トーン。 映画版『地獄に道連れ』の悪役。
今回ももれなく悪役。
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終盤、マドリッドが悪人どもを許さず、次々殺害するさまはタイトル通りまさしく『追いつめて殺せ!』なのです。
ただそれが、正義感からなのか、お姉さんへの愛からなのか、正直どっちも有りそうでなさそうな感じしかないので、マッカラムさんの熱演にもかかわらず、いまいち心揺さぶられません。主人公ソル・マドリッドキャラですら深掘りされた気配がないのです。 トレーラーのうたい文句は完全に空回りです。(こっちに掲載してます。)
特に奇をてらうことなく、ある意味現実的なお話なのかもしれませんが、インパクトに欠け、映画が終わった途端、「えっ? これだけ?」と思ってしまうのです。
殺しまくりですねぇ。
ただそれが、正義感からなのか、お姉さんへの愛からなのか、正直どっちも有りそうでなさそうな感じしかないので、マッカラムさんの熱演にもかかわらず、いまいち心揺さぶられません。主人公ソル・マドリッドキャラですら深掘りされた気配がないのです。 トレーラーのうたい文句は完全に空回りです。(こっちに掲載してます。)
特に奇をてらうことなく、ある意味現実的なお話なのかもしれませんが、インパクトに欠け、映画が終わった途端、「えっ? これだけ?」と思ってしまうのです。
めでたく薬中毒治療中 |
ちょっと残念ですねぇ。監督の力量不足だったのかしらん。
ケチつけるのはこれくらいにして、おざぶとん数えにはいりましょう。
見所はマッカラムファンなら絶叫モノのマッカラムさん姿態七変化でしょう。潜入捜査なので、イリヤのような露骨な変装ではなく、色男風だったり、脱ぐし、ビジュアル的には楽しませてくれます。
★3つが限度かな・・・の映画の中で突出しているのは、やはりラロ・シフリンの音楽でしょう。
音だけはいいです。私ですら懐かしいと記憶しているマドリッドのテーマ。その他各シーン、随所随所で音楽は素晴らしいのです。なのでDVDよりサントラCD買った方がお得感大かもしれません。
実際この映画、ラロ・シフリンのサントラの方が各地で評価高いんじゃない?
ひととおりここで聴けます。 とてもいい感じです。
実際この映画、ラロ・シフリンのサントラの方が各地で評価高いんじゃない?
ひととおりここで聴けます。 とてもいい感じです。
感想文おまけにファンサイトで聞きかじったトリビアをひとつ。
某特定グループでは 『ザ・コジラ』の呼称(窓のむこうにいるでしょw)が定着している下記スチル。
(DVDパッケージ裏にも載ってます) ↓
このシーンはプロモ用にとられたモノなので、映画の中には登場しません。宣伝用のみです。
マッカラムさん、フルヌードでの撮影の予定だったそうです。 が、ズボン着用してますよね?
この黒スラックスはマッカラムさん本人が自分ちから着用してきたパジャマのボトム。
マッカラムさん、自分の体を見る必要があるのは妻と医者だけと言い張り、断固脱ぐことを拒否。
結果↑この絵となったそうです。
そりゃ、ナポレオン・ソロでもかわいそうなほど意味もなく脱がされてたもんねー。いつも楽しませてもらったけど。
大スターになって拒否権もできてよかったよ。ねっ!(DVDパッケージ裏にも載ってます) ↓
このシーンはプロモ用にとられたモノなので、映画の中には登場しません。宣伝用のみです。
マッカラムさん、フルヌードでの撮影の予定だったそうです。 が、ズボン着用してますよね?
この黒スラックスはマッカラムさん本人が自分ちから着用してきたパジャマのボトム。
マッカラムさん、自分の体を見る必要があるのは妻と医者だけと言い張り、断固脱ぐことを拒否。
結果↑この絵となったそうです。
そりゃ、ナポレオン・ソロでもかわいそうなほど意味もなく脱がされてたもんねー。いつも楽しませてもらったけど。
最後はやっぱこの曲聴いておやすみなさい、がいいわ。 駄文読んでくださった方々ありがとうございました。
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