2014年10月20日月曜日

ナポレオン・ソロへのオマージュ満載?NCIS12 ep.3 So It Goes.

やっと観れた! 
うみそと姉さま方、違法リンクも含めて色々教えてくれてありがとう!残念ながら全滅でした。
知財保護のためにお国が意外ときちんとお仕事なさってるのがよくわかりました。
そしてローカル事情はローカルで解決するのが一番なのですね。
eigomamaさん、ありがとうございます。いつもながらおかげさまでです。

ナポレオン・ソロへのオマージュ満載だと半端じゃなく盛り上がってましたが、はい、素敵でした。
おそらく、ハードコアNCISファンよりもナポレオン・ソロファンの受けの方が大きいでしょう。
観れなくてあがいているときに粗筋あるかとチェックしたImdbすでにこのエピだけで9.1とってました。 So It Goes (2014) on IMDb

アタシんちにNCISファンがそうそうお立ち寄りになるとは思ってないので、ネタバレ配慮してません。
なので国内放送楽しみにお待ちになる方でちょっとでも知りたくない方は念のためにまわれ右っでお願いします。

ダッキーが45年前に喧嘩別れしたままの親友の名が事件で上がり、ダッキーはギブスの配慮で休暇として、調査にくっついてっちゃいます。
ダッキーの45年前の回想で登場する若いダッキーとその親友アンガス、このコンビが可愛い。
そして実は思いっ切りナポレオン・ソロ意識してます。でもNCISの本筋はきちんと通し、露骨には見せない(笑)

若いダッキーはスーツの下に黒タートルネック。 予告篇でまで、ダッキーが「あのタートル、本当に好きだったな」などと言うのが入っており、な、何かあるの??と思った割には黒タートルに関してはそれだけでした。ちなみに時代は1969年。ナポレオン・ソロはとっくに打ち切りされた後なんですね。

ダッキーの親友アンガスがいいお兄さんで、ダッキーの世話をやいています。このアンガスのダッキーを見る目がものすごく優しくって、ほんと、ソロさんのようなのです。構われているダッキーは大きな目がくるくる動いて、とても表情豊か。
碧眼の人に黒目がちって変な言い方だけど、目の中で瞳の占める面積が大きいのね。フラッフィな金髪と合わせてストレートに可愛いです。
でもこの彼がイリヤを彷彿とさせるかっていうと、そうでもないです。黒タートル着てるくらいで、まったくベツモノ(だってそもそも若いダッキーなんだもん)。

ということで、ひそかにアンガスが素晴らしいのです。こちらもある意味、単にスーツ着た黒髪のお兄さん。ちなみに着こなし度ではオリジナルソロさんの比では全然ありません。(きっぱり) 
ところがダッキーを見る表情、構い方はソロさんそのもの、もう回想シーンがナポレオン・ソロ風になってしまうのです。
やっぱこれ、ベストショット!

もしかして、もっと露骨にこじつけがあるのかと思ったけど(NCIS前科有り)、実際には何もありませんでした。
アンガス演じるアダム・クローズデルのこのエピにおける功績は非常に大きい!

悲しいことにアンガスは死亡、さらに回想エピが出るとは全く思えないので、きっとこれっきりでしょうけど、もうちょっとアンガス登場してほしかったなぁと思います。

若アンガスと若ダッキー、小さな頃から一緒に走りまわり、転げまわってる姿が目に浮かぶようなコンビです。パーティでお腹こすりあわせって踊ってる姿はガキっぽくって笑えました。あー、ちっちゃい頃からこんな感じだったんだなぁーと。
この親友コンビにマギーという女の子が加わり、3人仲良し親友チームになるのですが、3人って難しい。

ダッキーは出発前夜に、マギーに告白し、一緒に来てほしいと言うのですが、実はマギーはアンガスと付き合い始めており、その場に戻ってきたアンガスと揉めてしまいます。マギーは走り去り、残されたアンガスとダッキー。ダッキーが真剣にマギーに恋してると察するやいなや、まずいとばかりに、ダッキーに譲ろうとするアンガス。(←別の意味ですっごく失礼だけど)
ここで、ダッキーに気使わせないために(?)マギーを安っぽい女と腐すアンガス。
うぶなダッキーは頭にきてアンガスをぶん殴り、取っ組み合いのケンカ。ダッキーはそのまま故郷に戻ることもなく大親友だった二人も二度と会うことがなかったのでした。

この回想付エピで重要なのはいうまでもなく、若ダッキーが恋した(そして45年間結婚せずに想っていた)、マギーとの再会です。上品でとても素敵な女性ではあるのですが・・・、45年前にアンガスを選んだのは間違っていたとダッキーに告げる姿に、ガッカリしてしまいました。
だって、「おねーさん、ダッキーとってたら絶対アンガスに同じこと今言ってるよー!」と即座に思っちゃったんだもん。 
あまりにもフツーの女の子チックで残念だわ。

あのダッキーが生涯想い続ける人なんだから、いっその事、超然としたファムファタルか、だれも真似できないくらい
素晴しい聖女かのどっちかであって欲しいっ!!

と言うこともあって、やはりアンガスのほうがポイント高いのです。

ダッキーの送別パーティで親友チームはそれぞれお餞別を送ります。マギーからのプレゼントがその後のダッキーのトレードマークとなる蝶ネクタイ、Mr.Practical(実用的)と呼ばれるアンガスがダッキーにあげたものが金属製のごっついペーパーナイフ。

医者になるダッキーに「これなら間違えて切っても人殺す心配ないだろう」というジョークとともに渡されたプレゼントですが、ダッキーはケンカの後でクラブに忘れていってしまいます。

アンガスはそのペーパーナイフを持ち帰り大事に持っていたのです。最後には専用スタンドまで作って自分のオフィスのデスクにずっと飾っていたのでした。まるでいなくなったダッキーの形見ででもあるかのように。
このペーパーナイフが最後にダッキーとマギーの危機を救います。

事業に失敗したアンガスはアルバニアマフィアに付け込まれ、妻のマギーを人質に武器密輸グループの片棒を担がされていたのでした。アンガスの秘書は暗殺専門のテロリスト、マフィアの手先です。彼らを密かに告発しようとしてアンガスは殺されたのでした。

NCISで秘書の素性がわかり、ダッキーに連絡が入ったため、秘書は豹変します。二人を殺そうとする秘書にペーパーナイフを向けるダッキー。 老人ふたり対プロの殺し屋ですから、秘書も舐めてます。

この後のダッキーはすっごく素敵です。一番好き。めっちゃくちゃカッコ良いんだもの! 
夜のテムズ川の薄明りの中のロマンチックなエンディングよりもずっと好き! ダッキー土壇場でカッコ良すぎます!
一瞬何が起こったのか困惑したけどすごいわ。マッカラムさん(しかも高齢の!)見て、こんなにカッコいい―と思ったのも久々かも。

絶対的優位を信じて疑わないテロリスト秘書が、「まだ(死ぬまでには)時間はある」というのを受けて、「まだ時間はある」とカウントを始めるダッキー。人間の体の構造を知り尽くしたダッキーは、ペーパーナイフで秘書の上腕の大動脈を一突きで掻き切ってました。なんてクールなのでしょう!
失血のショック死まであと何秒と冷やかに脅しながら、秘書に全部吐かせるダッキー。冷静で的確でウィットに富んでいてすごく素敵です。

アンガスが新米医師のダッキーに、間違えても人を殺す心配はないと贈ったペーパ―ナイフ。
そのナイフで一突きで致死傷をつけて、仇も討ってしまう熟練医に成長してたダッキー。感慨深いです。

実用的なアンガスのジョークでの贈り物がダッキー本人と妻の危機を救う因縁。アンガスの二人への深い愛情が窺い知れます。アルバニアマフィアに関わられたアンガスは、マギーをダッキーに託していれば、命の危険に晒す事もなかったときっと苦しんだだろうと。専用スタンドまで作ったのはそのタイミングだったのかもしれません。マギーとアンガスが最後の方は会話すらなかった(離婚しようとしていた)のは、マフィアの影が大きかったのだろうと容易に推測できます。

なのに、そんな事情がすべて明るみになってから、自分の選択は間違っていた・・・なんて有りがちなことをいえる、「愛する二人のどちらかを選ばなきゃいけないなんて、人生で一番つらい日だった」と言う、失礼だけど自分が一番好きな少女のまま(?)のおねーさんにガッカリなのです。

静かな大人のエンディングのシーンはロマンチックで素敵だと思うけど、なんかこのおねーさんとダッキーの恋が再燃するのは、ちょっとなぁ…と思ってしまいます。(しないほうがいいです)
ここで踏ん切りつけて、ダッキーにはもっと素敵な出会いがあって欲しいです。

でも今までの感じじゃ、あんなに冷静で的確なのに、女性を見る目はあまりなさそう・・・なのでしょうか?



※ 2013.03.07 追記
お立ち寄りありがとうございます。
このエピの日本放送されたのですね。(ケーブル解約したので気付いてなかった!)
NCISファンの方、もしよかったら、こちらでもちょっと言及しておりますのでどうぞ。↓
ソロとイリヤでぐぐったら

2014年10月19日日曜日

レア・セドゥー Lea Seydeux 次のボンドガールに!?

数週間前ですが、私が日参するFBサイトでゴージャスな写真付きニュースが上がってました。
次の007映画のボンドガールにレア・セドゥーが決まったって!元記事はここ

スカイフォールが思いっ切り評判良く続投になったサム・メンデスが忙しすぎて、次の映画はそれでも来年以降です。 ダニエルクレイグだっていー加減年取っちゃうじゃないのよねぇ。


この射抜くようなブルーの眼! 『アデル、ブルーは熱い色』に出ていた彼女なのです。髪をブルーに染め、ブルーの前髪の間から同じ色の瞳がのぞいてました。
ボーイッシュでクールで素敵でしたが、こんなゴージャスなイメージは思いつかなかったのでびっくり!
ついでに今まで007映画でボンドガールが○○って、あーあの人ねって知ってたのってソフィー・マルソーくらいだったので(彼女は私が高校生くらいの時にラ・ブームで有名になった後、しばらく見かけてませんでした)既知で、結構好きな女優さんがボンドガールになるのって私には初めてかも。
タランティーノのイングロリアスバスターズにもちょこっと出てました。よく考えたら、マリーアントワネットの朗読係りもやってたんだ!あの映画ではヴィルジニー・ルドワイヤン可愛い―と思ってみていたので、主役だったけどそんなに気に留めてませんでした。ダイアン・クルーガーって器用だなぁとか。(彼女もイングロリアスバスターズ出てたなー)

それでもやっぱキョーレツなのはアデル・・・です。この映画はカンヌ映画祭でパルムドールを取り、彼女も共演の女の子アデルと一緒に賞を取っています。なんだこのキンキーな映画はっ?と言われたけど素敵なラブストーリーでしたよ。

ほら、日英系のポスターがやらしいだけで本国のポスターなんてこんなに可愛いじゃない!
オリジナル?仏版
いかにも…な英日版。
英国版
日本版

このふたり、フツーの姿はとってもかわいい女の子たちです。 アデル(右)もかわいかったぁ!(彼女はまだ20歳。)

 

タランティーノはやっぱり目利き? 007映画はいつもお祭り気分で見ていますが、彼女が出るって事でとても心待ちになってきてしまいました。
わーん、待ちきれない―。サム・メンデス監督、ほかの仕事後回しにしてよー!






2014年8月17日日曜日

ナポレオン・ソロ番外編 エロティックに切ないDaydream Believer 

やっとPC買いなおしました!ずっとXPで使い物にならなくなっていたPC.
とはいえ、今回メーカー違うのを買ったら(初の日本製!) まだまだ慣れません。

気まぐれな私はやっぱ、主観に満ち溢れたわごとしか書き記せない。最近は携帯で通勤時間中にいじるだけになっていた私の直近の見つけもの。

相変わらずUNCLE(ナポレオン・ソロ)熱だけは冷めず、ヒートアップする一方。(これ、Facebookでお仲間いっぱいできてしまったのも大きい。ウン十年来の親友以上に私の動向を熟知し、声をかけてくれる姉さま兄さま方。ありがとう。愛してます。)

通勤時間が長く、終電の中で頭まわらない中で、偶然見つけてしまったUNCLE ファンフィクション。
あんまりファンフィクは興味なく、途中放棄が大半。なのに一つだけとっても気に入ってのちに検索しまくって探し当てたのが、The Puppy Love Affairというもの。 これはその後再会の苦労を学習し、携帯にブックマーク。これはとってもスイートなほっこり笑ってしまうようなお話でひまひまに読み直してました。

そして、ある日ふと思い立ったの。これを書いた方のほかの作品見てみようって。そして巡り合ったのが同じサイトにアーカイヴされていたDaydream Believer.

スイートなお話を期待してまったく想像していなかった最後に泣けました。
せつなさ度はおじいちゃま(Robert Vaughn)のThe Venetian Affair級です。
(ベネチタ事件・・・でしたけ?不思議な邦題) って言えばどれだけせつないかわかりますよね?

この話、どのファンフィクよりも(ってたいして数読んでないけど)まず萌えます。
何に萌えるかって?

あの時にまったく声を上げないイリヤ・・・というのにです。
ぞくぞくしてしまいます。

そして横文字で書かれている利点・・・なのですが、ちゃんとオリジナルのソロさん、イリヤの声でお話が進みます。特にイリヤが日本のファンフィクにありがちな少女漫画キャラになってません。
原版のマッカラムさんのまんま、低い声で話し、S1の少年のような(かつ儚げに美化された)イリヤでなく、S4の、輝かんばかりの美青年になったイリヤです。(S1→S4 一気にS2とS3飛ばしてみた日には衝撃でした)
ソロさん視線で描かれているこのお話、描写は、がっちりとソロさんより体格が良くなり、男っぽくなった(なのに艶めかしい)イリヤそのものなのです。
そしてお話がまたS4のエピの数々のシーンを彷彿とさせます。
なので、尻切れトンボだった、S4のシークエンスとして、とってもストンと来てしまうのです。

こんなに見つめ合ってちゃ、そりゃみな気づきます。


ソロさんが語る、イリヤとの最後の数日間、イリヤとはじめて関係を持った時の事、ソロさん思いっ切り舞い上がっています。
冷静な知性に強い性格、他人には無関心でちょっと傲慢。やや畏怖の念すら持ってしまうような相棒が自分とベッドを共にしているのが不思議でならない、夢ではないかと自分をツネってみたくなるソロさん。イリヤとの関係にすっかり溺れてしまっています。

ある朝、イリヤは身内に攻撃されて負傷します。若いエージェントが敵方と間違えてイリヤを
攻撃したということに収まっているのですが、二人とも実はそうではないことを知っています。
一度や二度ではないのです。イリヤはイリヤだから・・・的にされる。ロシア人で、頭が切れ、仕事ができ、
他人には無関心、そして同性愛者。
鷹揚で育ちの良いソロさんはまったく気にせず、イリヤの優秀さにほれぼれしてますが、世の中そんな人ばかりではありません。イリヤは異端なのです。

前々からうわさもあり、二人の関係はすでに周知のこととなり、ウェイバリー課長にまで苦言をいただいてしまいます。状況を改善しろ・・・と。
かつてアメリカUNCLEのNo.1だったソロさん、UNCLE北半球のトップエージェントとなり、部下だってたくさんいます。異端のイリヤと相棒以上の関係を持つソロさんへの部下たちの目も実は厳しくなってきていたのです。
もちろん、ソロさん気にしません。ウェイバリー課長の苦言だって、自分とイリヤのコンビがセクション2でベストである限り、何も起こらないさとのーてんきなものです。
でも冷静に(そしてソロさんを愛してやまない)イリヤの判断はまったくベツモノ、ソロさんのまったく予期しない決断を下してしまうのです。

そして物語はその後のソロさんの独り言、『自分はスパイだってのに、なぜ自分のこととなるとこうも何も見えないものなのだろう。思い返せば、予兆はいっぱいあったのに。自分は結局自分の見たいようにしか見ていなかったのだ。』で始まっています。

2回目に読み返した時、この最初の部分だけで涙ぐんでしまいました。
終わりを知って読むから余計にせつない。
途中のイリヤの言葉だって、声を上げないイリヤの心の悲鳴が聞こえてきそうなくらい哀しいものに思えます。(ちなみにソロさんはイリヤに声をあげさせることをライフワークと決意してました。達成前にイリヤは去ってしまいますが)

作者の方、英語圏の方だとは思いますが、その美的感性は谷崎潤一郎ばりです。
色の描写、ここに書くのははばかれるような種々の描写がとても美しい。
負傷したイリヤの半身に走る生々しい紫色の痣、バスルームの緑色のタイルの反射で青白く病的に映るイリヤの肌、イリヤの瞳と同じ色の真っ青のキルトカバー、ライトに反射して輝くさわらずにいられないシルクのようなイリヤの金髪だとかとにかくきれいなのです。
ずっと見ていたい気分にさせられます。 そう、このまま映像化してほしいと思うくらい。

イリヤのラジオから流れてくる音楽。私にはYoutubeで調べてみないとわからないのもいっぱい。 そして60年代のけだるい音楽、知ればさらに想像を掻き立てられ、エロティックに感じてしまいます。

あの、The Deep Six Affairの最後で ”We have each other."とソロさんに向かってにこにこしていたイリヤ。
きっかけは知らないけど、一歩踏み出したんだねって思ってしまいます。 ソロさんはいかに二人の体がぴったりと合わさうものか、イリヤに教えられるのです。

その他S4エピとこのお話の共通点としては・・・

★ The Master's Touch Affair
痛み止めの副作用で夢遊病患者よろしく夢うつつで(しかも上半身裸)で同僚の前に現れるイリヤ。うつむいたまま上目づかいに見上げ、焦点の合わない目でソロさんの膝にまたがり、『ナポレオン、紫の毛布はどこ?』とゆっくりと話しかけるイリヤはまさに自白剤打たれまくってらりっていたイリヤそのもの。
★ The Gurnius Affair
ソロさん曰く『コントロールフリークの相棒』イリヤはソロさんを組み敷いて愛撫してじらせます。これはで、ソロさん拷問してたNexorを彷彿とさせます。ソロさん括り付けてたあのシーンをがそのまま浮かびます。『もうもたない』ってソロさんの言うこと(考えてること)も一緒。
★ The Deep Six Affair (再び)
ふたりのむつごとのあとで、ロマンチックに(?)『君のためならなんだってやる』というソロさんに向かって『じゃぁ、晩御飯!』とベッドからソロさん押し出すイリヤはにソロさんの身代金を値切ってシレっとしていた薄情さを感じます。
★ The Prince of Darkness Affair & the Survival School Affair + etc.
シリアスなS4で何度となく『全責任は僕がとる』と言っていたイリヤ。 Deathwish というか、ひそかに死にたい願望でもあるのかと落ち着かない気持ちに何度となくさせられました。このお話で後でソロさんが思えば予兆であった、数々の言葉は初読み時に同様に落ち着かない気持ちにさせられました。
再読から、それらはイリヤの実はソロさんに内緒で一人で悩みひとりで決めてしまっているけど、本当は気付いてほしい、叫びが潜んでいるようでさらに切なさが増します。
★ The Maze Affair & the Thrush Rourette Affair
イリヤがソロさんの前から去るとき、ソロさんが目の前で殺されても顔色一つ変えず、粛々と任務を遂行していたイリヤが思いだしました。そう、きっと実はすごく努力して平静を保っているだろうイリヤ。 涙の一筋くらいこぼしたっていいのに。(イリヤの涙はとても見てみたいと思ってました)
二人の関係はただの妄想だったと言い切って、ソロさんにさよならも言わずに出ていくイリヤの冷たさに、
即席洗脳されてソロさんに銃口を向けてたイリヤが重なります。

ソロさん目線のイリヤが細部にわたるまでリアルに(ってS4の頃のマッカラムさんのままに)
美しいので思わず何度も読み返してしまいます。個人的にはモノクロS1イリヤが一番好きですが、そんなことどうでもいいくらい、素敵にビジュアルがくらくらするほど美しいのです。
ソロさんがどれほどイリヤを愛おしく思ってるかが伺えます。 

ふと同じ時間枠のイリヤ視点でのお話を読みたいと思ってしまいした。

この切ないお話にたどり着くきっかけになったスイートなThe Puppy Love Affairは主人公はソロさんの甥っ子なのですが、最後の方はイリヤ目線でのソロさんが描かれています。 
でもちょっとだけなのです。 なので欲求不満です。

作者の方にお願いしてみようかしら?
でもこれもそもそも10年以上前にかいたもので、続きは書きかけたけど1/4くらいで止まったままになってるんですって。もう書かないって。残念だわ。







2013年11月4日月曜日

メビウス Möbius 

なんとツタヤが劇場公開前に(ないと踏んだ?)DVD化レンタル開始してくれたMöbius。
最近お気に入りのジャン・デュジャルダン(Jean Dujardin) 目当てに早々に予約。
ティム・ロス(Tim Roth)まで出ています。
ちゃんとレンタル開始日には届く律義さに感動。ツタヤ!がんばってるなぁー。

お話はスパイもの。 ロシアの怪しい企業家(ティム・ロス)の汚いお金を暴くために、彼が所有する投資銀行に曰くつきの金融スペシャリストを、CIAがスパイとして送りこんでいたところ、FSB(KGBは消滅してたんですね、いつの間にか)も彼女に目を付け、協力させるように接触します。ここから二重スパイだらけのお話になっていくのですが・・・観ている方には全て種明かしされています。これをもうちょっと観客側にも終盤で驚愕の!と思わせるようなビックリ展開にできないもんですかねー?
金融スペシャリストとFSB敏腕スパイ(ジャン・デュジャルダン)が恋に落ちるのですが、これがリュック・ベッソンじゃあるまいし…と言いたくなるような お手ごろ感、ご都合感。全体的にシャープさに欠け、ちょっと消化不良気味に終わりました。

こうやって絵だけで見れば素敵なんですが、あまり気持ちが入らなくって・・・
ジャン・デュジャルダン、OSS117とはやはり同一人物とは思えません。化けっぷりは見事です。でも映画の展開の甘さに彼の良さも使いこなされていない感じがしました。それはせっかくのティム・ロスも同じなのです。別に彼じゃなくてもいいじゃん…っと大いに期待を外されてしまいました。
ティム・ロスのロシア人なら、古いけど、リトルオデッサの方がずっと凄味があって良かったと思います。
二重スパイだらけの人間不信感、権力者のご都合で使い捨てにされる主人公たち、実は大国アメリカを影でいい様に糸引いているのは裏の大国ロシアなのさ!と言うオチはヨーロッパ的でアンチ米国の私にはとても好感がもてるものですが・・・だからこそ、もうちょっと詰めたら、もっといい映画になったんじゃない?感が否めなくって残念と初見では思ったのですが・・・

それでも音楽が素敵! サントラがとっても気に入り、探したところMP3オンリー・・・
アタシの様なアナログ人間はCDプレイヤーでガンガンかけて聴きたいのです。PCで聴くのは好きじゃありません。自分でCDに落としてプレーヤーでかければいいのか・・・。
でも昔のLPレコードのジャケットとまでいかなくても、私は映画サントラCDにつくブックレットが結構楽しみなのです。DVD本体よりも音だけのくせに高額なサントラCDの価値はブックレットにあると思っているくらいです。 そういったものが何もないMP3、確かにフルで7ポンド程度。とってもお得な価格です。でもつまんなーい!正規サントラCDで出して欲しーい!

そして不満たらたら・・・と言いつつ返却前に計3回視聴。 最後まで観終わらず、または途中うろうろしてきっちり観ることなく、返却してしまう羽目になる(つまりじっと座ってみてられるほど面白くもなく、最後まで観なくてもいいやって気になる)モノもそこそこあること考えたら、私に3回テレビの前に陣取らせるくらいに惹きつける映画だったと言うことなのです。

2回目、3回目と回を重ねるにつれ、リュックベッソンかよー!くらいに思えた主人公たちの恋愛にちょっと共感を覚える気持ちになります。つまり1回観て返却してたら★3.5くらいにしてたであろうこの映画、だんだんと★4つくらいには上がりました。 

わかりにくいって程ではないのですが、回数重ねたほうが入れる映画なのかな? 

散々文句も付けたけど、ティム・ロスだけは何回見ても、もったいない感はあるけど、一見の価値は十二分にあり、きっとお勧めする映画です。
現在ツタヤでレンタルすれば観れる映画です。

2013年10月1日火曜日

こういうのが好きなのよ! 0011ナポレオン・ソロ

最近は大いに不満なリメイク映画ニュースが増えてきて、ちょっと納得いかない気分のまま
消化不良になっちゃうこともあるアンクルエージェンツ。(Uncle Agents)

それでも日参は欠かしません。 だってこういうのが好きなんだもん!

楽しかったから、日本語セリフつけちゃったわ! 
ドン兄様拝借したからねー。

カフェテリア事件(The Cafeteria Affair)

どこの誰が見てもイリヤは食欲魔人に見えるのですね。
ソロさん、世話焼くのにも苦労してるのかもしれません。オリジナルはこっちね!

管理人のドン兄様が、来年9月の50周年までにいいね!1000件達成を目指してます。
というかエージェント1000人確保を目指してます…の方が正しいかもしれません。
良かったらいいね!してあげて下さい。 ここです!

2013年9月30日月曜日

ジャン・デュジャルダン Jean Dujardin ちょっとブーム?

はずみで足を踏み入れたOSS 117。 
ハマりました。神田の古本屋でハヤカワポケットブックを探し、日本語訳あるもの4冊ともゲット。 

「ずっと置いてあったからいいよー」と自ら値引きを申し出てくれた本屋さん。ありがとう ♡

ちなみにナポレオン・ソロは全て一冊1000円以上。(半世紀近く前の販売価格はOSSと同じく200円強)
ソロさんはプレミアムついてるのね。こっちは別途原語版でないか探してみようかと思ってます。

ついついOSS117ファンクラブに速攻で収穫を報告してしまいます。


一冊英語版も出てない本が日本語版なっているらしく、アメリカ人仲間に羨ましがられてしまいました。
それも驚きました。(けどちょっと得意な気分♪) 彼は専用HPも解説、フランス版DVDセットまで所有しているらしい、
ファンクラブ内一番のOSS専門家です。(興味がある方はこちら)  
英語訳本はアメリカではせいぜい数冊、イギリスなら、もうちょっとあるかも…と言うことでした。
日本の4冊だけ…と言うのはフランス国外であることを考えると悪くないそうです。オリジナルは100冊近く
あることを思うと5%未満しか日本ではないってことなんですが・・・。

とにかく情報すっくなぁーい!

なので取りあえず、ジャン・デュジャルダンの出てる映画、OSS117以外も見てみました。
『アーティスト』 なんとアカデミー主演男優賞までとってたんですね!
メンバーが同じだし白黒とはいえ、OSSと重なってしまいます(笑)

昨年前半なんて、過労死するかと思うほど忙しかったので、全然気がまわってませんでした。
『アーティスト』、ここまで無声映画風にやってくれるなんて楽しいじゃないですか!でも途中で、一瞬うちのTVなんかおかしいの?とも思ってしまいましたよ。
私は個人的に無声映画の音無し状態(私が昔に見た『カリガリ博士』や『ノスフェラトゥ』 『パンドラの箱』は音楽もなかった)で、下手したら寝てしまうような環境下で、見る人を惹きつけるこれらの映画ってスゴイ!と思っていたクチなので、無声映画俳優がトーキー(今様のフツーの映画)じゃ使えないと言う理屈にすっごく驚きました。

最近はツタヤのお世話になりっぱなしで、『海の上のバルコニー』(Un balcon sur la mer)も視聴。
こっちは一転シリアスです。っていうかデュジャルダン氏、OSS117とはまったく別人です。
前情報なしに映画館でも行っていたら、私は絶対彼だと気付きません。

豪快なお笑いキャラ、OSSとは打って変わって・・・なんと切ない表情までして見せるのでしょう! 
久々にカメレオン俳優発見!の気分です。

夜中にDVDを見ていると、ファンクラブ仲間がおふざけ投稿をやってるのが携帯FBに入ってきます。
「ちょっと!『海の上のバルコニー』見てんだから、笑かさないでよね!台無しになるじゃない!」と書き込んだところ、
思わぬ反応が!

「嫉妬だー、それまた見ていないんだ!でも一番見たくて待ってるのは『メビウス』、ティム・ロスも出てる」

えぇー!ティム・ロスと共演までしてるのー?それはぜひ見なければ!!

と探してみました。 あったあった! 今年(2013年)の映画なのね!と言っても映画館での上映形跡、上映予定らしいものは一切なく、ツヤタのDVDレンタル開始日だけ。 

えっ?劇場公開しないでDVDだけ?アカデミー賞主演男優賞とった彼とティム・ロスまで出てるってのに?? 
ともかく10月末がレンタル開始日なのでしっかり予約しました。

英アマで、仏製DVDが販売されてました。http://www.amazon.co.uk/s/ref=nb_sb_noss?url=search-alias%3Daps&field-keywords=mobius  

Product Details
メビウス:シリアスなスパイ映画のようです。


ところがこれもまた、フランス語に難聴の人用仏字幕のみ…と言う商売っ気の一切ないもの。何故?

フランス人の意地とプライドのせいじゃないか…と言われてますが、仏映画DVDが最初っから親切に英字幕付きで発売されることはめったとないそうです。





他国に先駆けて日本語字幕付きをイチ早く製作してくれるツタヤ!やるじゃないですか!! 
最近私の中では大きく株が上がってます。

さて、現在の問題は・・・一応入手可能な今世紀OSS117リメイク2作目、リオデジャネイロ返答なしのUS版DVDを買うか否か…で思案中。
無駄遣いも程ほどにせねば・・・と、今のところはまだ理性が勝っています。いつまで続くかなぁ。


2013年9月17日火曜日

目線が変わるだけで・・・ ナポレオン・ソロ

あぁ、こわかったー!

この週末、ふだんは至極まっとうなUncle Agentsで、めずらしくドン兄さまご自身がSlashyだけど面白いから・・・と
Youtubeのfanvid 紹介してました。 これです。(どっちかっつーと厳禁なのかと思っていたので意外でした。)

コレ、前にも見たことあります。選曲がさほどシュミではないので、たいして気かけずそのままでした。
こういうの作る方、特にそっち系になると、どうしても切り貼りする素材が同じになりがちだからか、
ホント作る方のセンス、選曲のセンスが問われるんだなーと、そんなもの作る小器用さは一切持ち合わせていないくせに
えらそーに評論家気分で思ってます。
今回、リンクが携帯で見れない画像だったので、PCで再見することになったのですが・・・
ホラ、そういう風に見えるショットばっかり集めてるfanvidだと、フツーにエピ見てた時に全然そんなこと
頭に浮かびもしなかったシーンまでそんな風に見えてしまったりします。それはそれで御愛嬌なのですが・・・

今回一瞬すくんでしまうほど、ギョッとしたのは・・・この動画の0:12のところです。
どのエピのシーンかも覚えてます。The Bat Cave Affairです。マーティン・ランドー演じるドラキュラ伯爵もどきが
イリヤをいたぶってるところ(ってもコウモリ近づけるのが嫌な感じくらいで、全然大したことない)にソロさん救出にやってきます。
イリヤはそれほどへたってませんが、ソロさん、イリヤが何かされたとなると、いつもとっても怖い顔になります。
ここでもこわい顔して、伯爵を睨みつけていたのです。
今までは、イリヤを半端じゃなく大事にしてるソロさんが、とってもカッコ良くって、うるうる涙ぐんでいたりもしたのです。
このシーンだって思ってました。 ソロさんってイリヤが絡むと、なんて真剣な顔するんだろう…と。
ソロさん、イリヤには本当にやさしんだもの。思いっ切り嫉妬してしまいます。

なのに、なのに!! このfanvidのこの瞬間、このちょっとした前後の動きが、編集のせいか、まるでソロさんが
イリヤを押さえつけて無理やり…してるかのように見え(なぜか、No Night Is Too Longの船のキャビンの
シーンと重なってしまいました)、ソロさんのこわい顔に、すくみあがってしまったのです。
ソロさん、そんなこと絶対しない!とは思うけど、その恐い顔が、イリヤへの愛情から、大切なイリヤを傷付ける敵に向けられてる…のと、イリヤを傷つけるかのように、無造作に向けられている…のとでこんなに違って見えてしまうなんて! イリヤを大事にしてるから…って言うのがなければ、本当に恐い顔なんだもの!  > <

今まで、感動のシーンのひとつのように思えていたこれが、180度ひっくり返ってしまったのもショック・・・
この個人的な発見は、さすがにUAで言えなかった。
この傾向のは、普段はスルーしてる、私のリメイク映画愚痴仲間のような兄様も、めずらしくコメントしてたりしたので、
かなり言ってしまいたい衝動にはかられたけど、やはり気まずい。(っていうか気まずくなっても困る) 
なので無難な感想しか言いませんでした。 自分の想像力(妄想力?)にゲンナリ。

せっかくだから、私の大いなる勘違いをもうひとつ告白します。 S1の the See Paris and Die Affairで、イリヤがスラッシュに殴られて(天使のような顔して)失神します。 数時間後、ソロさんにコミュニケーターで呼び出されて、
「ズボンを見つけるのに30分かかった」と言うイリヤに、てっきりイリヤは襲われたのだとばっかり思い、
えぇー!! それはいくら男のコでも、ダメージが・・・と血が下がったのです。
でもその割にはグロッキーな顔してるものの、ヘリまで操縦してるし、あの過保護なソロさんが殴られた頭の傷くらいしか気にしてないので、スパイだったら日常的にありうるリスクのひとつで気にしてられないの??と、大いに疑問符は飛び交ったものの日が過ぎました。
その後DVD購入して最初からまた見始め、the Terbuf Affairでソロさんが自分を尾行していた敵方の軍人をぶん殴ったあと、ズボンを引っぺがして、川の水に浸す…と言うことをやっており、(追って来られないように。このエピでは殴り倒した後、皆ズボン脱がせてました)昔のスパイって、敵方の足止めるのに、こんなことしてたんだーと思った時に気付きました。

イリヤもコレやられただけだったのだ、と。
ほっとしました。 ホント安堵です。 と同時に、イリヤのあのセリフでそんな勘違いした人、他にもいるだろうか・・・?と、ちょっと赤面でした。 アタシだけだな・・・きっと。(恥)
このSee Paris and Die Affairはとってもお気に入りのエピなのですが。

最後に私のお気に入りのfanvidのリンクだけ。 やだ、イントロさっきのと一緒だったんだ。
これで見るとイリヤだって結構ちゃんと女性とだって絡んでいます。それにしてもよく走り回ってたのねー。


なんでこれがお気に入りかって? 
だって○十年前、少女時代に大好きだったアナべラちゃんの歌なんだもの。I want Candy です。
これに遭遇してBow Wow Wow のCD、買い直してしまいました。少女時代にはレンタルレコード屋さんで借りて、
カセットテープに録音してラジカセで聴いていたものです。
今やもう、存在しない懐かしいものばかりですね。