2012年10月15日月曜日

お姫さま仕様のイリヤ       0011 ナポレオン・ソロ


録画機器の都合で、S1から間を飛ばしてS4を観ることになった0011ナポレオン・ソロ。
S4は当然カラーなのだけど、おそらくデジタルリマスター化されてる(?)色鮮やかな画面がそれほど古く見えないことより、
何が驚いたって、 イリヤが随分と育ってしまっていた!

その当時の流行りだったのか、二人とも前よりやや長髪。 ソロはそれほど変わった感じはないが、イリヤはカラーになると、
輝くばかりのプラチナブロンドのさらさら髪、淡いブルーの瞳。 いっぱしの美青年に成長していたのである。 
米語はずっとなめらかになり、体格もがっちりして、ダークスーツが随分と決まるようになっていた。
アンドロギュヌス感はなくなり、男っぷりがかなり上がっている。 

それなのに・・・ 2、3回に1回くらいの頻度で、囚われのお姫様になるのだ。 何故?
それも、かなり意識してお姫様にされているよう。 だってこれ見て!

 ガス室に拘束されるイリヤ






この(←)カラーコーディネイトに、速攻で思い浮かんだのが
こちら ↓



 
いばらの城で眠るオーロラ姫


 












イリヤが囚われたと知ると、ソロはとても怖い顔になる。 殺されたら、個人的に復讐してやる…と凄んでいるのもあった。 
イリヤ救出に向かうナポレオン・ソロはこの上なく真剣なまなざしで、とてもカッコいい。

姫(イリヤ)のためなら、文字通り火の中、水の中、猛獣と素手で戦ったり、高い城壁だって登り切る。 
これはこれで、カッコ良すぎて感動。  

でもこの男前のナポレオン・ソロ演出のためだけにイリヤをお姫様にしたのだろうか?  
それなら毎回出てくる美女をあてたっていいはず。
イリヤがお姫様になると、美女たちはイリヤ奪還の助っ人でしかない。(失礼な話よねー)

まず、トップエージェントのソロと並んで名をはせる優秀なエージェントが敵方に誘拐されてばっかりなのも、どうよ? と思う。 
おまけに体格が良くなったイリヤはソロよりガタイが良くなってしまい、(前は華奢だったのにー)ソロに抱き起こされるのも、
手をひかれて歩くのも、なんかお笑いのノリになってしまうのよー! 
二人並んだうしろ姿は、イリヤの方がガッチリして横幅でかくなってる。いつの間にか・・・。

タイタニックのレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットのことを思えば、がっちりしたお姫様も有りなのかもれしない。

でもやっぱりお姫様は可憐にほっそり小柄な方が目にやさしい。

とか、いまさらどーでもいいこと(何しろもう、40年以上前のドラマだし)を思っていたら、今日見たのは逆パターンだった。

初っ端にソロが囚われていて、イリヤが救出する。(イントロだけでメインストーリーとはあまり関係ない) だけど、これが・・・大きく違うの。 同僚と一緒に拘束されたソロは身代金を要求される。 悪人の要求する機密情報(潜水艦の図面)と共に金を払いに老人が来るのだけど、実はこの老人が変装したイリヤ。

そして、イリヤはソロの身代金を半額に値切るのである。

「アンクルNo.1のエージェントだ!倍以上の金を払う奴はいくらでもいる!」と怒りだす悪人にめくらまし。 全員無事脱出。
「ラッキーだったな」と変装ひげを外しながら言うイリヤに、「オマエ、オレがアンクルNo.1のエージェントだって知っていたか?」と憮然と訊ねるソロ。
冷めた目で見つめ返すイリヤ。 相変わらず身も蓋もないヤツ。 青い瞳がイノセントにきれいなだけに、なおさら・・・。 
この差はひどいよなぁーと思う。 可笑しいんだけどね。

旧ソ連で、感情出さないように育った上の英才教育の結果だろうけど、イリヤは情緒欠陥児みたい。 

イリヤはソロが目前で殺されても平静で、ソロは死んだと報告して、任務続行。 
反面イリヤが爆発で殺られたと思ったソロの怒り狂い様の凄まじいこと! 真っ赤になって、暴れだす。 手当たり次第にモノをたたき壊し、民間人美女がいても構わず発砲。 取り押さえられたら涙目だった。 

感情を爆発させるRobert Vaughnは身震いするほどカッコ良くって、おじいちゃまってスゴイーとまた惚れ惚れ。

だけど、この余りの違いに、たまにイリヤに殺意を覚えてしまう。 薄情過ぎるわ・・・。

催眠術かけられて、ソロを殺そうとするのだって、ひどかったよー。 催眠かかったふりして逃亡するのかと思ったら、本当にかかっていた。 イリヤを見つけてホッとした顔をするソロに向かって発砲。
ソロが手先、足先とかダメージの小さいとこでも狙って撃つのかと思ったけど、一度もイリヤには銃口を向けない。 ソロは撃たれて倒れるのだけど、一顧だにしないイリヤ。
倒れたのはフリだけで、立ち去ろうとするイリヤを捕まえ素手で殴る。 接近戦だとソロが強い。
正気に返って「ナポレオン、まさか…」と言うイリヤに「あぁ、オマエはやってくれたよ」というソロの目が全然、怒ってないの! 

こういう話の展開のアクションものって他にも有りそう。 そして仲良しの相棒コンビは片方が相方を殺そうとしたことでちょっとしたケンカをするのがフツーの流れのような気がするのに。 

ソロはただイリヤが戻ったことを喜んでいて、イリヤを見る目はとっても温かくて優しい。
あまりにも優しい目にこっちが涙ぐんでしまったわ。
そもそもイリヤとソロがケンカするのは見たことがない。私が観た話の中では。(たぶんまだ半分も見てないと思うけど。) 
ソロがすごく鷹揚なので、ケンカにならない。

イリヤが実はソロに心酔してるのはわかる。情緒欠陥児なりに、心を許せる相手なんだろうな。
ムキなったりするのも、ソロにだけ。 これが可愛いからすごく好き。

イリヤの、たまに出るソロに対してのアヤしげな言動は60年代にはどう受け取られていたのだろう? そもそも吹替えには反映されていたのかな?

S4は本国でも低迷し始め、途中で終了したらしいけど、吹替え版は全部作られなかったのか、10話ちょっとで終わっていた。
でも、また最初から一巡してくれるみたい。

Complete Setがそのうち来るから、設定変えて、吹替え版録るようにしようっと。
覚えてる話があったらうれしいと思うし、子供も見るかもしれないしね。

2012年10月9日火曜日

0011 ナポレオン・ソロ The Man From U.N.C.L.E.

しばし、ぷーをすることになりました。(なんて母ひとり、子ひとりで呑気に言ってる場合じゃないのだけど)

それで、普段やれないことを今のうちにやっておこう!と思って、録画セットだけして放置していた、0011 ナポレオン・ソロを観ることにしました。 
放置中にHDが一杯になり、モノクロS1(半分くらい?)と何かを消した後に入り込んだS4(現在も放映中)の一部だけ。

とりあえず最初から、ざざっと観れば満足か・・・と思っていたはずなのにー!何を血迷ったのか、画面かじりつき状態に! 
私、60年代、70年代へのノスタルジーは全くありません。この時代の映画やTVドラマの騒々しいサントラもむしろ大の苦手。

でも、ソロ演じてる、Robert Vaughnが余りにも素敵で素敵で!!  表情豊かでホントにチャーミング。
そしてなんてカッコいいの!! 
アルビー(華麗なるペテン師たち)のチャーミングで素敵なおじいちゃまは一日にして成らず。 
昔っから素敵だったのね。(昔に見た時の記憶がほとんどないのが残念。)

お話自体は古いスパイもの。小学生が観てもOKな正義の味方と悪の組織の対決、至ってシンプル。 
特撮はちゃちいし、ストーリー展開もたいして凝ってません。 
なのに画面に張り付いてしまうなんて! それだけ、惹きこまれてしまったのです、出演者のふたりに。


Robert Vaughnって、昔ながらの、存在感だけで、画面成立させる俳優の名残なのね。
ほら、古い映画って、例えばハンフリーボガードなんかも、映画の構成やストーリーがどうっていうより、彼の存在だけでカッコよく、彼が出てるってだけでもう、不朽の名作じゃないですか。

表情から目が離せません。80近いおじいちゃまの今だって、とてもチャーミング。 ペテン師たちの中で誰が一番好きって聞かれたら、絶対私はアルビーって答える。 優しいチャーミングなおじいちゃま。 なのに真剣な目で人を見据えると、それだけで画面が引き締まる。 これが、ぞくっとするほどカッコいい。(おじいちゃまなのにー)

若いころのおじいちゃま、ナポレオン・ソロもそのまんま。 目がとっても表情豊か。お顔に魅入ってしまいます。

そして「あー、ガキの頃は単純に金髪碧眼のイリヤを可愛いーと思ってたけど、今見たら、ソロの方がいいオトコ」 なんて安易に最初は思ってたけど、気が付いたら、はい、イリヤもしっかり目で追ってしまってます。

これは・・・可愛いわ。 あり得ないほどに。 
『クールなイリヤ』という、説明をよく見かけるけど、ちょっと語弊があるような?
モノクロS1では思いっ切り異邦人。(イリヤは冷戦下のロシア人) 身も蓋もない、物言いはクールだからなのだか、言葉のハンディなのだか。 まどろっこしい言い回しで辛辣なクチをきいてるのが、何気に可愛い。(イリヤ演じるDavid McCallumはイギリス人なので、ネイティヴ。異邦人仕様にしてるだけ)

仏頂面で登場するものの、小柄なイリヤが、ソロを見る視線はいつもやや上目づかいになる。なんか甘えてるみたい。 そしてこの異邦人は笑うとすっごくかわいい上に、はにかみ笑いのような視線の先は、いつもソロである。 まるでわんこちゃん。
お友達がいたの?
David McCallumのファンサイトから拝借

女に流されやすいナポレオン・ソロを軌道修正すべく、鈍感そのまま、平気で割込むその姿は、クールに任務遂行というより、お兄ちゃんの恋路をジャマする、ティーンエイジの妹ちゃんのよう。 小姑ですねぇ。

イリヤって、おんなのこキャラだったのか・・・。

イリヤがNapoleon と呼ぶ発声は舌っ足らず感があり、甘ったるく聞こえる。
そもそも、このスパイもんのドラマの中で、ナポレオン・ソロはいつもMr. Soloと呼ばれ、ナポレオンと呼ぶのは女性陣の他にイリヤだけ。(逆も然り。イリヤ、イリヤと呼びつけるのもナポレオンの特権みたい)
このNapoleonという、やや長めの名前の音が甘ったるい響きになるのかしら? Napoleonと言う名前の人に遭遇したことって、ない。 なので、よくわからないけど。

かわいい。あまりにも可愛すぎて、ちょっと居心地が・・・。

なんか、REXに出てくるGedeon Burkhard の艶然と微笑む姿に、麗しすぎて、カッコイイとか思うより先に、「おにーさん、なんか違ってません?」と退いてしまう感覚と似ているわ。

でもね、結局のところ、この二人がとってもうらやましいのです。 なんて素敵なカップル(違うか・・・)

こんなに素敵なナポレオン・ソロ(カッコ良すぎてクラクラしてしまう)に「イリヤ、イリヤ」と始終構われているイリヤがうらやましいし、かわいいイリヤにずっと目で追われているソロもうらやましい。
イリヤって口悪くても、きっちり状況把握して、ソロをサポートしてるし。

昔に見てたときの、自分の未成熟さがうらめしい気分。 
夜中に電気消した後こっそり見てた私は、『ポーの一族』を筆頭に少女漫画に没頭する現実逃避少女。 
もれなく男嫌いでもあったので、ナポレオン・ソロのことは黒髪の背広のオジサンくらいにしか記憶してなかったの。 
つくづくもったいないわー。

録画が全部とれてないし、昔見ていたはずの日本語吹替えだって一度くらいは観てみたい。 
と思って、Complete Set アマゾンで注文してしまいました。 2週間ほどで来るけど、100話以上あるのにどうしよー。 
でもたぶん、張り付い観てしまうと思います。 いえ、絶対に・・・。




2012年10月8日月曜日

裏切りのサーカス Tinker, Tailor, Soldier, Spy

8月末のレディースデー、昼間観に行ってきました。(結局DVDを観る前に映画館へ)
映画は古巣で書こう(追記2016.09.14:古巣のレビューはこちら)と思っていたのに、映画登録が何故かできない。3回ほどトライしてgive up.
…あそこのサーバーがイマイチなのは昔からだけどぐったり。 なので、こっちに書きます。

大スクリーンで観に行って良かったわ♪ 
帰宅してからDVDでも観てみたけど、やはり映画仕様のモノは多少大きめの液晶でも画面が思いっきり暗くなるのね。
迫力の差だけでなく、大スクリーンの方が観なくていいものまでも、はっきり見えてしまうのがよくわかりました。 
あ、でもせっかくの演出だから見えなきゃ意味ないわよね、飛び散る脳漿とかも(-_-メ)

個人の期待度が高過ぎたのか、ちょっと思ったほどじゃなかった…感はあるけど、それでもDVDで見直すくらいには面白かったです。

ゲイリー・オールドマン、老けましたねぇ・・・ 

ホント老兵って感じで。 最後に復職(どころか大出世)するのだけど、大丈夫かしらと思ってしまいました。 
こんなに年いってたんだっけ? と思うくらいの老人ぶりです。
続きがいかにもありそうな終わり方だけど(制作されるんですよね?)、若人に席は譲った方がいいのでは?とか不謹慎なことを考えてしまいました。

ゲーリー・オールドマン初対面の記憶は『ローゼンクランツとギルデシュターンは死んだ』という、トム・ストッパード作のハムレットの番外編コメディ。
ティム・ロスと一緒に出てましたよ。 あれっていったい何年前の映画なんだろう? と思ったら1990年。 
20数年前なのかぁ・・・。 レオンとかでブレイクする(したっけ?)ホンのちょっと前だったのね。
レオンの悪徳刑事とか、エア・フォースワンのロシアのテロリスト、いっちゃってる人や、いやぁ~なヤツを演ったら、天下一品。 でも情けない男役も結構観たなぁ。
芸幅は広い怪優だとは思っていたけど、余りにも老人に成り切っちゃっていて・・・。

DVDおまけで付いていた、Deleted Cut。 スマイリーがフラットで料理をしている長まわしのワン・ショット。 
これはそもそもなぜ脚本にあったのでしょう? スマイリーの老人ぶりを強調するため?
でも、この無意味なカットされたシーンに、涙流して笑ってしまいました。(真面目な意図があったのだったら申し訳ないけど)

ラジオから流れる音楽は70年代のヘヴィメタ(何故?)。 スマイリーは花柄のエプロン(!)をつけ、フライパンを火にかけ(これが電磁クッカーなので、温まるまでに時間がかかる)待つ間に窓の外を眺め、鳥(カラス?)の声を聞き、フライパンが温まったのを確認すると、卵を一つ割って、目玉焼き。 
目玉焼きが焼けるまでにまた時間がかかるのだけど、ひたすら待つ。出来上がった目玉焼きを無器用そうに皿にのせ、塩をかけて食す。 お皿とカトラリーのあたる音が静かに響く・・・というシーン。
これが数分間のワンショット。 あまりにもしょぼいゲイリー・オールドマンとミスマッチの花柄のエプロン。 
笑っていいシーンだったのかは不明だけど・・・息切らして笑ってしまいました。ごめんねー。

キャメルのコート姿のコリン・ファースがとってもカッコ良かったけど、最後にはがっくり。 
犯人がわかるまでの間に、もうちょっと捻りが欲しかった気がする。 だって盗聴されてるロシア語の声の主が誰かよく判らないうちに、犯人が明かされてしまうんだもの。 
トレイラーに出てくる『西側は醜くなった』ってシーン、これ、宣伝で使っちゃだめよぉ~。 カンのいい人だったら気付いてしまいます。 私は後で見て、なぁんだ、ヒント出してあったんだ~と思ったクチですが。

ところで、『暗号名はモグラ』って書いてる字幕をみた気がするのですが、Moleってコードネームじゃないよね? 
こういう敵方から潜伏してる裏切り者のことって、普通にMole(もぐら)とかRat(ねずみ)とか呼びませんか?

ベネさん演じるギラムが『明らかにゲイ』とまでは思いませんでした。 どこをどう見たら、『明らかにゲイ』なのだろう? 
熟読は放棄したままの、Sight&Sound のあの記事はなんだったのかしら?

スマイリーに忠実で、スマイリーの浮沈に誰よりも一喜一憂し、復活を一番喜んでいる男なのは確かだけど。 スマイリーの不遇にホントに悔しそうな顔をする、顔を歪めて・・・。 その表情が恐すぎて、ちょっと引いてしまいました。

『つぐない(Atonement)』なんて、映画には思いっきり涙したけど、べネさん、余りにもイヤな男で(ロリコンの変態)、その上、べネさん関わるところの話の展開が、怒髪天の吐き気ものだったから、記憶から抹殺してしまってましたよ、シャーロックで認識するまで。
やっぱり黒髪シャーロックのべネさんが一番好きだな。 かわいいし、ね。








2012年7月30日月曜日

シャーロック2ついに吹替えも始まったのね。

NHKを見てたら、シャーロック放映についてCMがありました。
嗚呼、結局去年も吹替えはほとんど見れずに脱落した私。
愛しのマイクロフト兄さんの声が、こんなマンガチックなただのおっさんだったとは・・・。
Ep1.翌日6時の飛行機に乗る予定だったので、就眠。 あぁ、アイリーンアドラーの声も
聞くだけ聞いておきたかった。と後で気づいた。 あのシリアスな飛行機のシーン、マンガチックな兄さんの声じゃいまいちなんだろうな。

最終話だけはアンドリュースコットの吹替えだけは確認せねば!と思っているけど、なんと自宅前商店街の夏祭りの日! 
ショック・・・

ところでシャーロックが始まって一年ほど前の記事とかを見てくださってる方ありがとう。
この数カ月過労死寸前。何も見ていないです。
最近全く追っかけられていません。 今の仕事を辞めたら、なんとかするぞー。


2012年5月3日木曜日

ホントにイビサの罠になったMad Dogs S2

懲りもせずDVDを買ってしまったMad Dogs S2。
ずっと忙しかったので、バタバタの中、就寝前に一話ずつ、ざざっと一回見ただけ。
GWのS1からの連続TV放映は出かけるのでたぶん見れない。(最近録画も面倒になったりして)

最後まで見たら、S3のタイトルもわかってしまう展開のおぢさんたちの大冒険。
もうちっと、S1の謎(もどき?)の事情がわかるかと思ったけど、ほとんど放置され、
ワタシの推測のアタリ/ハズレくらい解明される気満々だったので、ちょっと拍子抜け。

フィリップ・グレニスターが何気に貫禄付いていたので、4人が同級生というのがさらに不自然に・・・。
マーク・ウォレンが顔やせ、シャープになっていたので、安堵。 やっぱ、カオが気に入っているヒトは
崩れてほしくないですねー、勝手だけど。(顔だけで御贔屓なわけでもないけどね)

S1を人に貸したっきりなので、う~ん、記憶に比べて…うーん・・・くらいな感じでしたが、連続放送してしまうと、
あれ?って感じに思うのではないかと。

何しろ、アルヴォやマリア登場に、ええ~っ!! 生きてたの!? と驚いたら、回想シーンでした。(-_-;)
だってアルヴォは結構老けてたし、マリアに至っては、前より英語がお上手になっているんだもん!

S1に比べて、四十路として共感できる部分も、あんまりなく、ただただ事件に巻き込まれるおぢさんたちに大変だなーと
思うものの・・・ 笑えるトコもそれほどなかったなぁ。

おまけに4人のメインのキャラがテキトーにされているような気がしました。 S1の方がもうチョイそれぞれ性格があったような気がする。

Mad Dogsは○○観光協会とかのプロモーションビデオとでも考えるのが良いような気がしてきました。 
それでもS3は私の好きな所なのできっと楽しみにして観ると思います。(笑)

2012年4月12日木曜日

Sherlock S2 Ep3  『夜叉』の双子のようなふたり。


リピート観…いや、ついつい流しっぱなしにしてしまう、シャーロック。(といっても忙し過ぎて、このところご無沙汰)
S2もやはり、感情的な盛り上がりは1話、3話が高い。 S2 2話にあたるBaskervilleは単体で映画に
してしまっていいのでは?と思うくらい出来はいいのよ。 スケールもデカイ。
でも感情的に揺さぶられるのは1話と3話。これはS1もそうだった。

3話にあたるRaichenbach Fall.  言うまでもなく、ストーカーと化したジム・モリアーティが絶好調なのだけど、ミステリー的な謎解き以上に、狂人モリアーティの言動にこっちの脳内もかなり振り回されてしまいました。 
またまたモリアーティ演じるアンドリュー・スコット(Andrew Scott)のイカレぶりが半端じゃなくって。 コワすぎます。

ストーカー モリアーティがどのようにシャーロックを追い詰めて行くかはさておいて、彼の言動は謎がいっぱい。
モリアーティの不気味なシャーロックへの執着、この二人だけが理解、解読できる数々の謎解き、
『夜叉』(吉田秋生著)という少女マンガの主人公の双子を思い出してしまった。

『夜叉』は遺伝子操作によって、それもたまたま実験中にうまく残った受精卵から生まれた双子が主人公の話。
この双子は遺伝子操作でできた、次世代人種、普通の人間より、身体能力、脳の情報処理能力、可聴域など、ずっと幅が広く、通常の人とは見えている世界が違う。つまり、一般のヒトに見えている世界とこの二人に見える世界はベツモノ。

シャーロックとモリアーティ。 非凡なる頭脳を持ち合わせ、対決する二人に、この『夜叉』の双子、静と凛が重なってしまった。 どちらのペアも、暗号解析などお手の物。その気になればハッキングで核のボタンだって押せる。 二人だけに通じるものがあり、 一方はエンジェル(善人)と共に歩むことを選び、もう一方は悪魔に魂売ったかのような冷酷な悪人。
日本の漫画は昨今、人気だけど、ちょちょっと調べたところ、英語版は発行されていないようだ。作者の吉田秋生氏は英語のマンガサイトでじっくりと紹介されているが。

なので、シャーロックとモリアーティの関わりにおいて、このマンガは全く無関係である。(トーゼンよね)

だけど、モリアーティのセリフと双子のひとり、凛の言い分と何と似ていることか。 そしてモリアーティ(Demon)とシャーロック(Angel)。凛(夜叉)と静(菩薩)。 どちらも同スペックの超人類でありながら、対照的な生き方。

静と凛は人工的に作られた超人類。 静は、12歳で拉致されるまで、仮母体の産みの母に愛情深く育てられ、明るい友達に囲まれて育ったが、6か月遅れで生まれた弟の凛は生まれた時から冷酷な研究者の養父に超人類としての能力を最大限に行かす教育を受け、虐待されて育った。

超人類の上に双子の彼らは互いに感応性があり、一方の目を通して、同じものを見ることもできる。 凛は幼いころから静の存在を知っていた。一方静は弟の存在を18歳で日本に戻って初めて知った。 虐待されていた凛の静に対する対抗心、嫉妬、不条理感には胸が痛んだ。(最後には理解しあえるけど)

モリアーティのシャーロックへのゆがんだ執着。発端は、S1 EP3の20年近く前に水死したカール・パワーズ事件
らしいけど、そこから、露骨にモリアーティがからみ始めるまでの間の彼の一方的な葛藤(?)が詳しく説明されているわけではない。

ただ、シャーロックを死なせるために自らの命を絶つモリアーティに、ふと、モリアーティの積年の願いは
シャーロックを道連れにした無理心中だったのだろうかと思った。 

一連のモリアーティの言葉から推測。

モリアーティは幼少時より世間と人々を見下し、うんざりし続けてきた。馬鹿どもと一緒に生きているのはつまらない。
気に喰わないカール・パワーズは楽々と消したものの、退屈な下等人類と生きる意味も見つけられず、さっさと自殺しようと思っていた。 ところが・・・。
この世に未練は全くないのだが、ふと、自分と同様に特殊な人間が目に留まった。 カール・パワーズの死は事故ではないと警察にクレームをつけたガキ、シャーロックである。
超人は自分だけでないことに驚くとともに、こやつが本当に同様な超人なのかも確かめたくなった。
この世でこれほど突出して有能で特殊な人間は自分だけと思っていたのだから、同種の超人類と力比べもしてみたくなった。 この超人が本当に自分と同様の超人かも確認したい。
そして、シャーロックがモリアーティのこの世への唯一の、未練となり彼は自死をやめた。おそらく、シャーロックに目をとめた時、モリアーティは高層ビル(空襲されたあとに、戦後建設された高層のカウンシルフラットね、uglyな)の上から、飛び降りる寸前であった。

これがモリアーティの言う、I owe you a fall なのだろう。 

バカらしいと思いながら生きることにしたモリアーティ。 超人の自分がこの下等人類の世で生き続けることが問題なのだ。 
密かにシャーロックにちょっかいをかけるのが唯一の生きがいとなった。ちょっかいをかけているうちに同じ異端児/超人シャーロックと自分の境遇の違いに釈然としないものも感じるようになった。
推測するにモリアーティは、やや貧しい家庭で、親には虐待、もしくはネグレクトされてきた。
親も普通でなく可愛げのない、ジム(モリアーティ)を持て余して放置した。
反面、シャーロックは異端児とはいえ、とてつもなく裕福なアッパークラスのお坊ちゃんであり、過干渉だが、愛情にあふれた親と理解者たる兄がいた。何という不条理。 それでもシャーロックも頭脳を持て余し、孤立している。やはり同志。

世の中には賢くなくとも悪人は多い。悪人どもの犯罪に力を貸したら、ひと財産などあっという間にできた。何のことはない、ヒトから金を貰わなくとも、自分の金を作ることなど簡単。 経済力はすぐに入手した。経済力を元に人を操ることも簡単にできた。ゲームは常に自分が有利だった。何しろ自分は超越した人間なのだから。

シャーロックはいつ自分の存在に気がつくだろう? そのうちに気がついた。シャーロックが持っていて、自分にはないもの。
自分は常に孤立無援でカネと脅迫で武装している。シャーロックにはなぜか彼を慕う人間がいた。無償で。
それでもシャーロックは凡人は相手にしていなかった。兄弟仲も悪そう。 
ところが、シャーロックはまるで恋人のような無二の親友を見つけてしまった。 ジョンである。異端児シャーロックを素のまま受け入れ、理解し、崇めてまでいるではないか。おまけに社会性を身に着けさせようとし、それなりに功をなしている。明らかにシャーロックは以前より幸せそうであった。

つまらない。 何故お前は凡人に迎合するのか。 二人になって楽しそうなシャーロックを見るのは不快であった。 モリアーティはもうちょっと積極的にアピールすることにする。お前もこの世界のものではないはず…と。
モリアーティは人間的感情を弱さとみなし、見下してはいるが、自分と同じ異端児のはずのシャーロックが人間的関わりや幸せを手に入れるのを見るにつけ、侮蔑と共に嫉妬も湧いてきた。見込み違いだったのか?
シャーロックが見つけた親友は、奇特にも変人シャーロックを世間に認めさせ、名声を得るのに一役買っているでないか。自分は今まで、この超人能力を全て日陰で活用してきたというのに。

納得がいかなかった。裏切られた想いであった。
一方的に同志として抱いていた親愛の情は憎しみに変わった。シャーロックの全てを貶め、この世のものではないことを知らしめ、消し去りたくなった。シャーロックに唯一の生きる楽しみをもらったというのに。(これがしつこく登場するIOUだろう)
そしてモリアーティはただひとりの同志シャーロックと共に自分が属するわけではないこの世とおさらばしたかったのだ。
もともと歪んだ人間である。シャーロックをいたぶるのに手段は選ばなかった。今度はシャーロックをいかにダメージを与えて葬るかが自分が世を去るまでの生きがいとなった。
お前もこの世に属するものではないのだ。生きているべきではない。

モリアーティの仕掛けに対して、幸いシャーロックの方から、チャンスを作ってきた。二人の対面。
シャーロックに自死を選ぶように仕向けるモリアーティ。 でなければシャーロックの愛する友人たちが危険に合う。
人間的情をとって、自死するか、自己をとって友人を見殺しにするか。

ところがシャーロックは奇策を講じる。「俺はお前だ」「お前は自分を殺すのか」と。
そう、シャーロックにやっと気付いてももらえたのだ。 我々は同類なのだと。
もう思い残すことはない。 そして、モリアーティは死んでみせる。彼が死んだら、友人たちに仕向けられたヒットマンは任務を遂行するのみ。 結局シャーロックは死ぬ様を見せないといけなくなった。

この最終話で一番涙を誘うのは言うまでもなく、シャーロックに死なれた後のジョンである。(見てられないよ)

でも、ふと本筋それて、もう登場することのない、モリアーティの残した謎に気を取られているうちに思ったのだ。

モリアーティの死を悼む人は誰かいるのだろうか…と。 ジョンがシャーロックの死をこの上ない悲痛さで嘆くように。

『夜叉』の凛を常に見守っている幼馴染の番犬、タケルがいたように、ジム・モリアーティにもだれか本気で涙を流してくれる人がいてくれますように・・・と祈ってしまった。




2015.12.04  追記
なんと! 狂人モリアーティを演じたアンドリュー・スコット、SPECTRE(24本目の007映画)に登場します!(こちら)

2012年3月20日火曜日

シャーロック Sherlock のオープニング?

この一か月くらい、気になって気になってしょうがないことがあるのです。

東京メトロの電車発車の合図が刷新されているようで、駅ごと、ホームごとに発車前の音楽が違うものになりました。
ところで、丸の内線、新中野駅の池袋方向に向かう電車の「ドアが閉まります」前の音楽が
シャーロック(Sherlock)のオープニングのパクリのように聴こえてしょうがないのです。
ラッシュの時間帯は以前の単純な電子音のまま。 ラッシュアワー以外の時間帯はこの音楽が鳴るようです。

アナログなので各種機器扱い、編集の出来ない私。

音声だけを録音するような器用なことができないので(泣)  携帯の動画におさめてみました。
0:08からです。  うちの子供のイタズラのような動画ですが。(大人の撮ったものとは思えませんね。)



どうしてもシャーロックのテーマに聴こえるのです・・・この音が。 毎回ドキッとしています。

駅の発車サインの電子音まで、シャーロックのテーマに聞こえるのは、私の幻聴?
中毒症状ももはやここまで・・・。
いやこのところ忙し過ぎるのがたたっているのかしら。
リピート見も滞りがち、TTSSに至ってはまだ観ていないのですもん(涙)