2012年10月9日火曜日

0011 ナポレオン・ソロ The Man From U.N.C.L.E.

しばし、ぷーをすることになりました。(なんて母ひとり、子ひとりで呑気に言ってる場合じゃないのだけど)

それで、普段やれないことを今のうちにやっておこう!と思って、録画セットだけして放置していた、0011 ナポレオン・ソロを観ることにしました。 
放置中にHDが一杯になり、モノクロS1(半分くらい?)と何かを消した後に入り込んだS4(現在も放映中)の一部だけ。

とりあえず最初から、ざざっと観れば満足か・・・と思っていたはずなのにー!何を血迷ったのか、画面かじりつき状態に! 
私、60年代、70年代へのノスタルジーは全くありません。この時代の映画やTVドラマの騒々しいサントラもむしろ大の苦手。

でも、ソロ演じてる、Robert Vaughnが余りにも素敵で素敵で!!  表情豊かでホントにチャーミング。
そしてなんてカッコいいの!! 
アルビー(華麗なるペテン師たち)のチャーミングで素敵なおじいちゃまは一日にして成らず。 
昔っから素敵だったのね。(昔に見た時の記憶がほとんどないのが残念。)

お話自体は古いスパイもの。小学生が観てもOKな正義の味方と悪の組織の対決、至ってシンプル。 
特撮はちゃちいし、ストーリー展開もたいして凝ってません。 
なのに画面に張り付いてしまうなんて! それだけ、惹きこまれてしまったのです、出演者のふたりに。


Robert Vaughnって、昔ながらの、存在感だけで、画面成立させる俳優の名残なのね。
ほら、古い映画って、例えばハンフリーボガードなんかも、映画の構成やストーリーがどうっていうより、彼の存在だけでカッコよく、彼が出てるってだけでもう、不朽の名作じゃないですか。

表情から目が離せません。80近いおじいちゃまの今だって、とてもチャーミング。 ペテン師たちの中で誰が一番好きって聞かれたら、絶対私はアルビーって答える。 優しいチャーミングなおじいちゃま。 なのに真剣な目で人を見据えると、それだけで画面が引き締まる。 これが、ぞくっとするほどカッコいい。(おじいちゃまなのにー)

若いころのおじいちゃま、ナポレオン・ソロもそのまんま。 目がとっても表情豊か。お顔に魅入ってしまいます。

そして「あー、ガキの頃は単純に金髪碧眼のイリヤを可愛いーと思ってたけど、今見たら、ソロの方がいいオトコ」 なんて安易に最初は思ってたけど、気が付いたら、はい、イリヤもしっかり目で追ってしまってます。

これは・・・可愛いわ。 あり得ないほどに。 
『クールなイリヤ』という、説明をよく見かけるけど、ちょっと語弊があるような?
モノクロS1では思いっ切り異邦人。(イリヤは冷戦下のロシア人) 身も蓋もない、物言いはクールだからなのだか、言葉のハンディなのだか。 まどろっこしい言い回しで辛辣なクチをきいてるのが、何気に可愛い。(イリヤ演じるDavid McCallumはイギリス人なので、ネイティヴ。異邦人仕様にしてるだけ)

仏頂面で登場するものの、小柄なイリヤが、ソロを見る視線はいつもやや上目づかいになる。なんか甘えてるみたい。 そしてこの異邦人は笑うとすっごくかわいい上に、はにかみ笑いのような視線の先は、いつもソロである。 まるでわんこちゃん。
お友達がいたの?
David McCallumのファンサイトから拝借

女に流されやすいナポレオン・ソロを軌道修正すべく、鈍感そのまま、平気で割込むその姿は、クールに任務遂行というより、お兄ちゃんの恋路をジャマする、ティーンエイジの妹ちゃんのよう。 小姑ですねぇ。

イリヤって、おんなのこキャラだったのか・・・。

イリヤがNapoleon と呼ぶ発声は舌っ足らず感があり、甘ったるく聞こえる。
そもそも、このスパイもんのドラマの中で、ナポレオン・ソロはいつもMr. Soloと呼ばれ、ナポレオンと呼ぶのは女性陣の他にイリヤだけ。(逆も然り。イリヤ、イリヤと呼びつけるのもナポレオンの特権みたい)
このNapoleonという、やや長めの名前の音が甘ったるい響きになるのかしら? Napoleonと言う名前の人に遭遇したことって、ない。 なので、よくわからないけど。

かわいい。あまりにも可愛すぎて、ちょっと居心地が・・・。

なんか、REXに出てくるGedeon Burkhard の艶然と微笑む姿に、麗しすぎて、カッコイイとか思うより先に、「おにーさん、なんか違ってません?」と退いてしまう感覚と似ているわ。

でもね、結局のところ、この二人がとってもうらやましいのです。 なんて素敵なカップル(違うか・・・)

こんなに素敵なナポレオン・ソロ(カッコ良すぎてクラクラしてしまう)に「イリヤ、イリヤ」と始終構われているイリヤがうらやましいし、かわいいイリヤにずっと目で追われているソロもうらやましい。
イリヤって口悪くても、きっちり状況把握して、ソロをサポートしてるし。

昔に見てたときの、自分の未成熟さがうらめしい気分。 
夜中に電気消した後こっそり見てた私は、『ポーの一族』を筆頭に少女漫画に没頭する現実逃避少女。 
もれなく男嫌いでもあったので、ナポレオン・ソロのことは黒髪の背広のオジサンくらいにしか記憶してなかったの。 
つくづくもったいないわー。

録画が全部とれてないし、昔見ていたはずの日本語吹替えだって一度くらいは観てみたい。 
と思って、Complete Set アマゾンで注文してしまいました。 2週間ほどで来るけど、100話以上あるのにどうしよー。 
でもたぶん、張り付い観てしまうと思います。 いえ、絶対に・・・。




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