2011年9月5日月曜日

子供が透けて見えるようなシャーロック

3話から見え方がかわっちゃった、シャーロック。
しれっと平然を装っていながら、その向こうにひざを抱えて涙ぐんでるこどもが透けて見える感じ。

昔のビー玉を思い出させる、透明なペールブルーの眼のせいかしらね。
ちなみにジョンはブログ上で「シャーロックは子供」とも言っているので、私の感触は間違ってはいないのね。 
私の妄想だけでもない。

ジョンが出て行ったのが想定外で、寂しそうに見送っているシャーロック。 ふつーの人はそんなに一緒にいて
欲しいなら、もうちょっと機嫌とったり思いやったりするのに、そういった推察能力は100%欠落してるんだね。 

ばかな奴・・・。 

プライドも美意識も高くて、格好つけてるのに、生き下手、甘え下手過ぎて。(甘えにしても、いじめか拷問のよう。) 

自分の胸ポケットの携帯を取らせるとこ、ジョンに冷淡さを責められているとこ、涙をこらえている子供が透けてかさなる。
それがなんかすごぉ~く愛おしい感じ。

ところが、吹替え版だと、シャーロックに透けて見えてた子供は現れない。 (子供とぽつぽつ吹替版を観て気付いた。)

普通に探偵さんで、エラそーな感じで、なんか、『ほんとはさびしい』『ほんとはジョンにいてほしかった』とシレっとした顔の裏で密かに涙ぐんでいそうな、見ていてすごぉく、愛おしく切ない感触がないんだよね。 

こんな素敵な声のベネディクト・カンバーバッチと声優さんを比べるのは違反と思うから、(分がなさすぎるよ、
誰がやっても)、声のことは、持ち出すのがフェアじゃないよね。

でも原版で見る時の、この子供が透けて見えるような感触とゾクゾクする声とは別次元だと思う。
なのに、いつもエラそうな吹替えの声(はきはきと立派過ぎる?)だとこの感触は消されてちゃって、すっごく、残念。 

例えば、'Isn't that hateful?' が「ムカつく」なのは全く正しいとおもうけど、「ムカつく!」と怒って言われちゃったら、
幼子のような、心もとなさもないし、切なくならない。(↑ 窓から見てる時ね) 
じゃぁ、どう言ってればいいんだよ?と自分でツッコミいれてみても、わからない。

でもね、この『子供が透けて見える』感触を醸し出せるベネディクト・カンバーバッチってすごい気がする。 
かわいい系の顔立ちでもないし、デカイわ、子供らしさとは程遠い、低いディープボイス。 
共演の相方が、直球で童顔系の上に小柄。 こっそり子供に見せる環境としてはかなりキビシイと思う。

静止画でみても、全然そそられないのに、ふとした一瞬の表情にはすごく惹かれる。

生き辛そうな(でも意地でも自覚しないよね)子供のシャーロックを見て思った。 
原作は知らないけど、このシャーロックってたぶん軽度の自閉症だね。

社会的コミュニケーションには難有りだけど、自分の拘りへの徹底した追及、特定のモノへの半端じゃない集中力。 
特徴そのままじゃない。

子供が見えるような感触になってから、何気にあやしい展開は見てて切なくなってしまった。 
それにこの子供が透けて見える時って、 一番最初のぽつんと座っていたジョンと重なるんだもの。 
あの音楽が聴こえてくるみたい。(実際には使われてない。同じ音楽はジョンがシャーロック探してる時くらい)
最後の最後のは、さすがにうっわ~!勘弁してくれ~と思えたけど(笑)

このジョンとシャーロックがお互いに、相手の発する 「彼女(she)」 という言葉に反応して、聞き返すのが、
文法や言い回しに小うるさいシャーロックのせいなのか、あやしい展開の一部なのか、ちょっと謎のままであった。 
両方というのもアリかもしれないけどね。

2011年9月4日日曜日

おちゃめなBBC ・・・ シャーロック

BBCってシャーロックの番組紹介webのついでに、シャーロックのウェブサイトやジョンのブログをそのまま作っていたのね。一応、すべてフィクションですと断っているけど、凝ってるよ。 (思わす書きこもうかと・・・)

おちゃめだなぁ・・・

これらを見ると変人シャーロックの不可解な言動の一部は「こういうことだったからか」と繋がるようにもなっている。

不思議なことに、二人はジョンのブログ上に、日常会話も書きこむ。 ミルクを買いに行くのはどっちかケンカしてたり、
寝室に上がってしまったジョンを階下に来させようと、イタズラをけしかけるシャーロックとか。 
時間が許せば、こういうのもドラマに出てくるはずだったのかしら?

3話初めで冷蔵庫の中の生首の上に、ブログに文句言われたことでジョンが怒って出て行ってしまったけど、
ジョンの怒りはそれだけ(+シャーロックの無知さ)じゃなかったんだね。

ジョンはシャーロックがミンスクに行って不在の間に、きれいにお片付けと掃除をして、またそれをうれしそうに、
シャーロックに伝えているのです。 
ところが、帰ってきたら、家を破壊してるらしい銃声。 ピッカピカにしたはずのキッチンダイニングは汚部屋に復元、
冷蔵庫に補充した食料はすべて外へ。 かわりに納まっていたのが生首。

そりゃ、頭にくるわ。

それでも、ふてればまだ構ってもらえると思っていた(怒って出て行かれるとは思ってもいなかった)らしいシャーロック。

ジョンってえらいなぁ・・・と。

いくら鋼の神経の持ち主ったって、家でぐらいゆっくり寛ぎたいだろうし、よく頑張ってるよ。
こんな辛抱強そうなひと、ウチの子のヨメ(いやムコか)にも来てもらいたいくらいだ。

ジョンの姉(妹?36歳だって)のハリーも書き込みをしてる。
彼女はジョンとの血縁が感じられない、ただの嬢ちゃん婆ちゃん・・・のようで、
こういう設定の方なら、別に出てこなくってイイやって気になった。

2011年9月1日木曜日

勝手な感想 + 妄想  シャーロック(Sherlock)

ベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Cumberbatch)の声にすっかりノックダウンされてしまったシャーロック。 
声だけでこんなにクラクラさせてくれる俳優さんはめったといない。 ふかくて、低~い声。 素敵すぎるわぁ!
でも彼の声だけでなく(彼がいるからこそ?)ドラマ自体も面白かった。

シャーロック・ホームズの原作はほとんど知らない。小学生の頃に子供向けにかみくだいて書いてある本を何冊か
読んだ気はするが、名探偵ホームズというおじさんにはワトソン君という助手がいた・・・程度の
ことしか覚えていないので、白紙同然。 原作と絡んで云々って発想は一切ない。

初っ端のジョンが一人ぼっちでいるところは、哀しい。微動だにせず座っているジョンの表情のせいなのか、
窓の外の陰影で時間がわかる演出のせいか、BGMのせいか、淋しさが肌に突き刺さるようで、泣けてきた。

どーいわれても意味不明のホヤホヤ死体の鞭打ち。これだけで変人、シャーロックの描写は十二分。 
お姉さんが打ち方を見て、「なんか嫌なことでもあったの?」と聞いているのがおかしい。
こんな変な奴なのに、それなりにお姉さんも持ち上げている。やろうと思えばコミュニケーション能力だってあるのだ。
ただの変人ではない。

観察眼鋭いシャーロックはジョンを見て、「使える」「こいつしかいない」と瞬時に判断したんだろうな。 
一方的にフラットシェアの話を畳みかける姿は真剣に口説いてるようにしか見えない。
口説いたかいがあって、ジョンはちゃんと指定時間にフラットにやって来るし。 勝手にアシスタント指名され、
連れまわされたら置いてきぼり。かと思えば突然お呼び出し。振り回されてるジョンはそれでも楽しそう。 
最初とは別人のように活き活きと明るい。 良かったね。

レストランのやり取りは可笑し過ぎて可笑し過ぎて。
GFはいないといわれて、あ~、ゲイね、と勝手に納得して、BFは?とニコニコと聞くジョンもヘンだし、
ニコニコと納得してるジョンが自分を口説いていると思う、シャーロックもヘン。
この物事の捉え方のヘンさ加減、すっごい似た者同士。 お似合いです。
ゲイに走る気はないが、せっかく手に入れたおもちゃ(?)を手放したくないらしいシャーロックが、
気を使って丁重にお断りする姿に、もう絶好調で笑いました。

頭はいいけど、傲慢なシャーロックは、好き放題、ジョンを私物化、アゴで使おうとしている。

・・・と思っていたのだけど、3話まで来て、見方が変わった。 甘えてるんだ、コレ。
そしてシャーロックって・・・ティーンエイジくらい(か、もっと下)の子供のままなのだ。

以下私の勝手な想像と解釈。

シャーロックは賢いマイクロフト兄さんに、常に年の差で負け、今も変わっていない。
兄弟して、ジョンの朝帰りはソファで寝た!と当てるとこで気付いたけど、実は二人は同類である。 賢く、且つ、まっとうにエリートコースを進む兄さんの陰で、シャーロックはあまり褒めてもらえることもなく、ちょっといじけ気味。 
シャーロックだって賢いのだけど、年嵩の兄さんの方が上手。 兄さんがこういうことなんだよ、とシャーロックを正せば、
面白くないし、かといって兄さんには褒められても、バカにされてるようにしか感じない…という屈折した子供時代?

マイクロフト兄さんは可愛い弟を気にかけ、構うのだけど、逃げられる。 最初の登場は怪しげだったけど、
なんのことはない、立場を利用して街中の防犯カメラまで操作して、弟にできた友達に探りを入れる、兄ばかである。 
フラット代は払うからシャーロックをスパイして欲しい・・・って、ホントは弟を金銭的に援助したいのだ。 
弟がきちんとした屋根の下で眠れて、食うに困っていないか気にかけている。弟はいつまでもかわいい弟。
でも全然伝わらない愛情。 また、兄さんはシャーロックの賢さをよく知ってるので、ボンクラの自分の部下に辟易して、
シャーロックが右腕になってくれたらとも思っている。これも兄さんに反発するシャーロックには全然伝わらない。

シャーロックは(勝手に)愛情に飢えて、さらに意地とプライドで奇人変人枠へと道をそれ、孤高の独自路線に走る。
でもずっと寂しかった。 観察力とカンで見つけたジョンはこれまでの、勝手な孤独と飢えも埋めあわせてくれる相手。

3話の病院のラボで、自分の胸ポケットに入っている携帯をわざわざ、ジョンに取らせる姿に、あぁ、この人、
ジョンに傍に来て触れてもらいたいんだ・・・ケンカして置いてかれた後に爆弾破裂して、ショックだったんだ・・・と
なんか、すごぉく愛おしく思えてしまった。

ジョンには甘えまくりで我儘言い放題、子供のまま。気を引きたくってわがまま言って愛情確かめている。 
意地で大人ぶって、経験できなかった子供時代のやり直し? ジョンはシャーロックの推理をべた褒めしてくれるし、
うれしいんだね、しらっとした顔しながら。 賢すぎて人を当惑させるし、あまり褒めてもらえたこともなくてつらかったね。

ジョンがシャーロックの用事以外のことで単独行動に出て行っちゃうと、こっそりついていくし、(デートでもお構いなし)、
ひそかな独占欲も子供っぽい。
見越したかのような、マイクロフト兄さんにはうま~く、ジョン経由で使われちゃってるし、結局兄さんには負けてる。

知的レベルも高く、まともそう。 有事の際はボディガード級に冷静沈着、安心して預けておける友達が弟に出来たことを
目を細めて喜んでいる兄さん。兄弟そろって振る舞いは珍妙だが、いい兄さんだ。 シャーロックも素直になればいいのに。

かわいい。

そして何気に一番ただモノじゃないのが、一番普通の人っぽく見えるジョンである。 
奇抜なシャーロックの陰で、「あんた誰だっけ?」と印象薄い人にされているけど、カモフラージュ?
シャーロックの不穏な生もの持込みに騒いで怒っているけど、生首や目玉で動じるタマではございません。 
3話になるまで気付かなかった私ってバカ。

シリーズ最後のゲイねた、「誰も見てなくてよかったな。 夜中にプールでお前が僕の服ひっぱがしてるなんて。 
また噂されるかもな」(字幕・吹替え未見なので違いありかも)
うっわ~!そこまで想像しなくていいですぅ~と身悶えしながら(笑)、ふと、頭の隅に思い出したのが、
何年か前にテレビで見た宇宙飛行士の選抜試験。

宇宙飛行士はかなりの広分野の知識と体力を必要とするが、それだけでは宇宙に行けない。
チームと一緒に何が起ころうと地球帰還を果たすサバイバル能力が必要。不測の事態にも、危険の中でも、
チームの緊張を緩和させ、皆で無事生き残れる環境を作れる能力を要する。 なので、選抜試験には
皆を笑わせるためのジョークの発表だとか、訓練の中にもそういった課題があるらしいのだ。

つい忘れるけど、ジョンは訓練された軍人。 ジョンの行動も発言も、ちゃんと理由がある。 これだったのね。↑

一話で犯人狙撃して、するっと隠れ、緊張解けないシャーロックに「いいんだよ、ひどい奴だったから」と
タクシーの愚痴へとすり替え、シャーロックの気をそらしてやるし、ここでも爆弾くくりつけられていたジョン以上に
ショックで体が強張ったままのシャーロックを解してやろうとしているのだ。 
何事にも動じてないフリをするシャーロックをここまで察してあげるなんて凄い人だ。 
振り回されているようで実は一枚上手?

3話の最後、サイコなのは分かるが、小者感漂うジムが「やっぱりまた気を変えちゃった~」と
彼らを逃がすのではシラケ過ぎるので、それはないよね。
このモリアーティって宿敵なの? でもこの役者さんだと、黒幕がいる、パシリにしか見えない。 
複数のスナイパーをまとめる、資金力や統率力のある男に全然見えないのだ。 ミスキャスト?

賢いマイクロフト兄さんが、弟のサイトみて、メモリー回収と、危険を察して、手持ちのシークレットサービスでも
送り込むのかしら。 そういえば、シャーロックは20年前、あの事件のことで文句垂れてたから、ここのプールのはずだ!と当てちゃって。(悔しいだろうな、シャーロック)

何気にマイクロフト兄さんも好きな私である。
マルコム・マクラレンも面白かったし、マーク・ゲイティスって楽しい人ね。こんなに背の高い人だったんだ。

ついでに一度でいいから登場してほしいのは、ジョンのハリエット姉さんである。 
レズで同性婚→離婚+アル中の仲の悪いお姉さん。 一話で「ハリーとクララは」って代名詞使わず話し続けるのに
違和感ちょっと感じたけど、クララという嫁のいたハリー(兄)はハリエット(姉)というオチがあるとは思わなかった。
どんなお姉さんだか、ちょっとだけ興味がある。

なんにせよ、あと半年以上は確実におあずけくらうんだよね~。

2011年8月29日月曜日

素敵すぎる声…シャーロック(Sherlock)

評判になってるドラマなのは知ってたので、どこかで見たいとは思っていたけど、
DVD購入にまでは走らなかったシャーロック。(これから走る可能性あり?)

BS放映二か国語。ちょうどいいから子供と一緒に!と録画。
日本語吹替は先に見ておかないと、また文句たれそうなので、録りながら子供と一緒に。
でも8時-9時半枠では全部見るのはちょっとムリ。 結局最初の30分程だけでお風呂と就寝準備へ。

「なんか、会話の展開が可笑しいけど、このお兄ちゃん、ゲイか否かより先に恋愛できなさそうだよ、変人すぎて…」と
思いながら、続きはとりあえず我慢ガマン。

子供と吹替を全部一緒に見てから…と思っていたけど、吹替版視聴は横に、夜中にひとりで原語で先に見てしまいました。

えっ? なによ~、これ。ちょっと…。

このシャーロック、すっごく素敵な声じゃない。何、この深くて低い声。
声だけでゾクゾク来てしまうんですけど。

え~!このお声とセットで表情だって、すごくステキ。  なんでこんな素敵な声の人がいるの~!
私のシャーロック・ホームズのイメージなんて小学生以来の「ワトソン君!」ってやつくらいしかなかったのに。 
知識が貧相すぎだ・・・(-.-)

30分程しか見なかった吹替版だと、『すごい変人!』って感じただけで、一旦止めちゃったけど、このDeep Voiceと
セットだと変でも、魅力的なお兄さんに早変わり? 

こんな素敵な声で話しかけられたら、男女問わず、クラクラ来てしまうんじゃありません?(私だけか?)
言われてる内容は横においても!

ベネディクト・カンバーバッチってこんなに素敵な声の人だったのね。知らなかった!
とはいえ、日本語の語感には合わなそうな声なので、吹き替えで大きくかえられても不思議ではない。

脚本書いてる人が同性婚してるから(?)か、何気にゲイネタ(と巷で呼ばれてるのね)が可笑しいんだけど、
ちょっと盛りだくさん過ぎ? 

フラットシェアの提案のとこで、原語じゃ、すでにジョンを口説いているようにしか見えないし(と私は思ったよ、
なんかseductiveじゃない? 声も視線も)、大家のミセスハドソンは、とっても寛容。(夫を死刑にしてもらった恩義?)
食事に行けばデートと思われ、レストランでのやり取りは可笑しすぎて、涙しました。 おいおい…。

仲の悪い兄と指摘されたハリーは実はハリエットという女性。 ワトソン君の姉(妹か?)までレズビアンってのは、
やり過ぎじゃない? そこまで現代特有の事象にこだわらなくても…。

ゲイネタとの対比なのか、ジョンは何かと女の子に『時間ある?』なんてナンパまがいに声かけてるし、
アフガンからトラウマ背負って帰還した元軍医って感じではないような(笑)。 
何気にシャーロックの方がずっと身軽だし。 あ、負傷痕があるのか。

でも2話の女医さんは、肝が据わっててよかったね。 殺されかけて、これで終わりかと思ったら、
ちゃんと次もいるんだもの。 親切だし、あなた人を見る目はあるんだね。

各話ともあっという間に90分が過ぎてしまい、面白かった。

だけど、いくら何でも、3話のここでとりあえず終了!はないんじゃない~?
次を24時間や1週間でなく、年単位で待たせるなんて! 
この盛り上がり感、どうやって鎮めろっていうのよ~。 ハシゴ外しにあった気分。 ひどいわ。



2011年8月19日金曜日

一瞬、今度はエイドリアン・レスター祭りかと・・・(違うって)

TVをつけっぱなしにしてる時、入力切替がケーブルだとAXNミステリーになっていることが多い。 
近々放映予告が何度も繰り返される。 昔からこんなだったっけ?  くどいなぁ…と思っていたら・・・

おっ! 『華麗なるペテン師たち』やるって? あ~、また私がDVD買っちゃうと・・・(笑)
おおっ! 二か国語って書いてある! これはラッキー! これを録画して子供に見せれば冷たい視線から
解放されるのだ。 S2もS3も放映予定? やった! S3のダニーのアヒル遊びも日本語がゲットできるのね!

しばらくして、『ボーンキッカーズ』の宣伝も…。あら、これもまたやるんだ。
今度はエイドリアン・レスター祭り? 何か控えてるのかしら…と思ったけどそうでもないみたい。
放映のタイミングも被っているし、たまたま…みたいですね。
別に『華麗なるペテン師たち』の最新シリーズが控えてるわけでもなさそう。 先取り情報でやっと2と3だもんね。

『華麗なるペテン師たち』絡みで何かやってくれるなら、アルビー(Robert Vaughn)の出てた
『0011 ナポレオン・ソロ』(The Man from U.NC.L.E.) やってくれないかなぁ。 中学生(小学校高学年?)の頃、
夜中に再放送してるのをこっそり起きて見てたこのドラマ。 たぶん私が見た初の海外ドラマじゃないだろうか。 
『大草原の小さな家』や『長靴下のピッピ』みたいな、NHK放送の子供用番組以外では。 
トーゼン日本語吹替。 以来見たことがないので、原版は全く知らない。

ソロより、相棒のイリヤの方が好きだったけど、覚えているのはその程度。 細かく記憶に残っていないのが残念。 
ロバート・ヴォーンの声をやっている声優さんは、ナポレオン・ソロの時と同じ人ならしい。
(う~ん、40年の月日を経ていると思うとおふたかた、どちらもスゴイ)

ちなみにダニーのアヒルちゃん遊び(S3 Ep.1)、ダニーが歌う、あのブルースブラザーズの歌も日本語に
なっているのかしら? ♪ Rollin' rollin' rollin'♪ てヤツ・・・。 
なぜかうちの娘はこれがツボにはまったらしく、一時、ごっこを繰り返しつき合わされました。 
未だに我が家のバスタブにもアヒルがいる・・・。 ブームが復活しないことを祈ろう。

今月はターミネーター4を見るつもりでいたのに、気付いたら過ぎていたし、忘れる前に今晩にでも録画設定しておこう。


2011年8月18日木曜日

人間が、人間でなくなっていくプロセス・・・。 Hunger

先日、BSで「麦の穂を揺らす風」をやっていた。

映画の美しさと悲痛さはさておき(こっちでレビュー書いてます)、リアム・カニンガムLiam Cunninghamをもっと見たいっという気になり、以前に買ってまだ観ていない、HungerのDVDを思い切って持ち出してきた。なんでまだ観ていなかったのか? 

音が取りづらいアイルランド映画なんだもん。気合い入れなきゃ見れない!とずっと思っていたけど、セリフは限りなくミニマム。 話題になった22分1テイクのシーンを除いて。 気にする必要はなかったのね。

この映画、かなりずず~んと落ち込んでしまいました。 ボビー・サンズという実在のIRA活動家がハンストで死ぬまでの話なのですが・・・静かに淡々と話が進むものの、展開がちょっと、想像を絶していて、全く白紙の状態で観ると何が起こっているのか解らないかもしれません。

凄過ぎて、書くのも憚れるのだけど、そういうことだとはまさか思わないようなことが起こっていて…。 これ、映画館でみたら、キツイと思う。 途中でやめようかと何度リモコンに手を伸ばしたか。 それでも、静かに流れる画面はそうだと知らなければ、ビジュアル的に不思議と美しくもある。目を覆いたくいなるような、信じたくない話。
人間が人間でなくなっていくプロセス・・・・のような話である。

リアム見たさのミーハーで見始めただけには、重すぎた。 茫然自失というか、絶句。

冒頭は刑務所の看守の朝から。 ラジオがかかっているが音が小さく聞きづらい。(字幕があってよかった!) 静かに朝が始まり、家を出る彼は車の下をチェック。まるで、キーを指してロックを外すのと同じのようだ。

若いIRAメンバーが刑務所に送られてくる。 房にはすでに先輩がいる。やたら汚い部屋だ。昔の刑務所はやっぱ劣悪? 若いメンバーの視線は汚れた壁をずっと追っている。そこで気が付いた。 IRAは政治的権利剥奪に対して、自分の排泄物を壁に塗りたくり、衛生上、問題ありの状況に自らを落とし、抗議した。 そんな話を何かで読んだような・・・・。やたら汚い壁は、壁一面、排泄物が塗ってあったのだ。 

気付かなきゃよかった!と思った時にはもう遅い。 
そんな部屋に新入りとして入り、他人が汚物が塗りたくった部屋で共に生活する? これはひどい。
マカヴェイエフのスイートムービー以上に耐えられない光景だ。

汚物をため込んで合図で一斉にドアの下から通路へ放出。このような一連の行動に人間としての尊厳なんて微塵もない。 嫌悪感しか残らない。 なぜ政治的抗議としてこのような行動になるのかが理解できない。 投獄されて、できることは他に何もないから?BGMもほとんどなく、囚人たちの会話も少ない。静かに、耐えがたい光景を見せながら映画は進む。 

一転して、フル武装した警官隊登場。 号令で2列に整列。次の号令で警棒と盾をガンガン打ち鳴らす。 
いったい何ごと!?  さらに号令がかかり、打ち鳴らしが激しくなる。 若い囚人が素っ裸で連れ出され、警官隊の前に投げ出される。 すると警官隊が一斉に警棒でこの囚人を殴るのだ。 

え~っ!!  なぜ!? ただのリンチじゃないか! いったい何が起こっているの? 新入りらしい、若い警官の一人が暴力に加担できず、壁の後ろに隠れて泣いている。  キミは正しいよ。 こんなこと有り得ないよね。

薄汚れたボビー・サンズ登場。 演じるのはマイケル・ファスベンダー(Michael Fassbender) 暴れまくり、ぶん殴られながら、バスタブに沈められ、掃除用のモップで擦って洗われて、こぎれいな部屋に移される。 キレて、部屋をめちゃくちゃにぶっ壊す、ボビー。 汚い部屋からきれいな部屋への移動なのに? イギリス側の政治的パフォーマンスだったから?

汚れた部屋に清掃部隊が来る。これも防護マスクを被りフル装備だ。高圧洗浄ホース持参。 壁には年輪だか、ダーツの的だか、アートよろしく、壁一面に汚物が塗りたくられている。
茫然とする清掃員。気を取り直して、高圧ホースを吹き付ける。 それにしても・・・・。

ボビー・サンズが食堂のような部屋に一人でいる。 そこへ神父登場。この神父が私の目当てのリアム・カニンガム。 
例の1テイク20分一息に・・・のシーンである。テンポが一気に変わる。 強いアイルランド訛りの早口の会話のやり取り。 
向き合った二人を横からのショットだ。 

それまでは、どこか現実感がなく、薬の幻想じゃないかと思うような感じだが、このシーンだけは目前のことを見ている感じだ(というか目が覚める感じ?)。 よもやま話に続いて、ボビーがハンストに入ること、ボビーはなぜIRAとして政治活動をするのか(答えが一つのアイルランドなのが何とも・・・)、ハンストで、主張が通るとつもりなのか、最初から死ぬつもりなのではないのか…等々。

普通の人並みの暮らしをしたいと思わないのか、普通の暮らしなどもうできないだろうと言う、神父の指摘が的を得ていて(と思う)悲しい。 もう会うこともないと思うけど、と言い残して立ち去る神父。(リアム・カニンガムはやはり迫力だったが、あの表情豊かな目のアップはホンの一瞬だったのでミーハー的には不満である。)

刑務所に戻る。通路にまた汚物が流されている。看守の一人がブリーチを巻き、モップで掃除を始める。通路の端から端まで。 この通路掃除が、またもや、1テイクで延々(数分間かもしれないが)と流される。 
あぁ、このうんざりするような感じ。何も変わることなく、双方この無駄な作業を延々と続けているのだ。これほどこの歴史的に長く、無駄な血を流し続けている戦いと厭世感を端的に表描写しているシーンはない。

ボビーのハンストが始まる。ここからまた静かに画面は流れる。両親が呼ばれ、医師がボビーの状態について説明する。ハンスト(もしくは餓死)ってただやせ細るだけではないのだ。 栄養不足から様々な体の機能や組織が破壊されていく。

やせ細って動けなくなるボビー。床づれであちこちから出血。エイズ患者の様である。 自分で動けなくなり、ベッドのマットの衝撃をへらす敷物を入れたり、骨と皮状態で神経(痛覚)がむき出しになるのか、最後はパジャマすら着れない。毛布も体に当てれない。

そんなボビーの変化だけが静かに流れていく。 とても静かだけど、ザ・フライの科学者が蠅へと変化していく過程と同じくらいの恐怖感を煽られてしまった。
息を引き取る寸前のボビーの見る夢は少年のころ。 美しい緑の林や実った麦畑(Golden Barleyもアイルランドの象徴?)を走り抜けている。
ボビーの死で映画終了。静かなピアノ曲と共にクレジットが流れる。 茫然としてしまった。 どう言ってのいいのかわからない。 


とりあえずDVDに入っているオマケも全部一気に観てしまおうと気を取り直す。
このオマケは群を抜いて充実していました。
撮影時に撮ったと思われるインタビュー。 リアムはインタビューの方が標準的に話してくれるのでありがたい。 それから、カンヌ受賞後に構成されたと思われる、監督のステーヴ・マックイーン、ボビー役のマイケル・ファスベンダー他プロデューサー等2名、それぞれ30分以上のインタビュー。
これ、マイケル・ファスベンダーのファンなら必見!!のプログラムじゃない? 最もX-メンとかのファンには、本体映画のHungerは全く合わないとは思う。 勇気のある方はどうぞってところでしょうか。


ちなみに、リアム・カニンガムが ミュージカル俳優と言うカテゴリーに入るとは知らなかった。 
歌って踊れる人とは何かで読んだ気がするけど。

こんなに映画本体よりも長時間のオマケが充実したDVDも珍しい。
映画が見ていてかなりつらいものなので、出血大サービスしてくれたのかしらね。

2011年8月9日火曜日

ロンドンで暴動・・・テクノロジー発達はギャング達もエスカレートさせる。

大変なことになっている! ロンドンでの暴動がどんどん拡大して!http://www.nikkei.com/video/?bclid=67379774001&bctid=1099859429001
ソニーの倉庫も!http://www.nikkei.com/video/?bclid=67379774001&bctid=1099859429001

昔住んでたところの近くでも起きている! 信じられない!
逮捕者100人以上なのはともかく、犠牲者は? 

ギャングどもがブラックベリーで連絡を取り合ってあっという間に飛び火していったらしい。
先週の黒人青年が警官に射殺されたことに抗議してという口実で。
ロンドンだけでなく、バーミンガムでも。

ふと、捜査官クリーガン(Touching Evil) のエピにあった世界のあちこちで少年が馬を襲撃した話を
思い出してしまった。(日本では熊谷でリー・ヤマグチという少年が馬を襲ったのであった。)
ネットで扇動された子供たちの一斉行動だったのだ、確か。

通信機器の発達は情報が巡るのも早いけど、犯罪の飛び火も早い。
なんてひどい副作用。 技術は発達しても、人間自身は合わせて向上しているわけではないのだ。

私が住んでた頃はどん底の不況でも、こんなことはなかったのに。