何故?
シャーロックってどうしてもリピート見に走ってしまいます。
ベネさん(Benedict Cumberbatch)の美声にうっとり聞き惚れていることだけが理由でもなさそう。
謎解きや伏線がいっぱい有りすぎて、回数重ねるごとに、気づくことがあるのが楽しいから?
ほとんど中毒、立派なジャンキーです。
S1のDVDは友達に貸してまだ帰ってこないので、しばらく落ち着いていたけど、S2が届いたらまたどっぷり。まずい・・・。
一緒に届いたTTSS観ようと思っても、結局リピートを優先する執着ぶり。 TTSS映画公開前に見なかったらオオバカよね。
S2EP1の感想。
注意!! 未見で楽しみを後にとっておきたい人は読まない方がいいです。私の感想なんで、あほか!
ちがうじゃん!ってことになることもあり得ますが、保証もないので。
ドキドキのS1最後の再現から始まり、緊張感も最高潮に高まったところに携帯の着信音が…。
これがなんとビージーズのStayin'Alive. 70年代(?)のヒット曲。 思いっきり脱力~。
今の時代じゃこの曲聞いたことない方もいるかも? 私が小学生の時、なんか流行ってましたよ、この曲。
うぅーっ(-.-) 頭の片隅に、ITのゲイ男、ジムが曲に合わせて踊る姿が浮かんでしまい、ブキミなモリアーティの
にらみ顔を目の前に笑うに笑えず・・・困惑。
誰の趣味よぉ、こんな曲!とヒクヒクしてたのですが、後々への伏線としてちゃんと意味がありました。
ただの中高年向け(失礼?)、受け狙いの笑いとりじゃなかったんですね。
クラシックな様相でエレガントに登場するアイリーン・アドラー。
S1の最初でシャーロックは死体に鞭打ってましたが、今度は鞭打たれる側に。こういう構成がとっても楽しい。
S3EP1でも鞭が登場? 今度は誰が鞭打たれるのでしょう?
こういう系統のおねーさんなら、もっと低めの声で話す女性の方がしっくり来る気がしました。昔のレナ・オリンみたいな。
シャーロックもついに(平均的な)恋愛にめざめるのか?! みたいな前触れをたくさん見かけましたが、
目覚めませんでしたね。 相変わらずジョンの方が優先順位高いし。
でも、シャーロックって自分を思ってくれている人は切り捨てられないし、きっちり守る。 優しいのね、実は。
ちなみに全く続かないジョンの恋愛(未満)関係の原因は、巨大こぶ、シャーロックの存在だけではないと気が付きました。
すっぽんぽんの女性を前にシャーロックとジョンのどちらの対応がスマートか、言うまでもありません。
『経験ないかも?』と言われ続けているシャーロックに負けてるようじゃ・・・彼女はできないよ(笑)
いい人なのにね~、ジョンって。
アイリーン・アドラー、私には天晴れ感よりも、痛々しく見えちゃったなぁ。
どうして彼女はあえて悪質な手で身の安全を図らないといけないのだろう? 性悪女が趣味と実益を兼ねただけの
行動にしては、保険としての心理的脅迫にこだわり過ぎ。そうせざるを得ない背景は何?
自分の身の安泰なら、つまんない奴でも、誰も手出しできなそうな、権力と富を持ち合わせてる男と結婚し、
ウラで愛人複数作ってぺろりと舌を出してることぐらい、彼女の頭脳なら、容易いはず。
別に死にいそぐ様子ではなく、薄氷の上を歩くようなリスクを冒してまでの、権力ゲームのスリルに
憑りつかれるほど浮かれてもいないし、ベストチョイスじゃないことくらい判るはず。
アイリーンって人間不信の上に、オトコ嫌いで男を憎んでるフェミニストに見えます。(ゲイだって言ってたなー)
だから、性的にはノーリスク、頭脳ゲームの相手には最高!なシャーロックに想いが募ってしまったんだろうなぁ。
セックスを権力ゲームの手段としてしか考えてないアイリーンと、興味の範疇外として関与しないシャーロック。
どちらも、恋愛バージン。
アイリーンに利用されたシャーロック。 『あなたはもういいの』と兄さんの方に、向かれた時は動揺しただろうけど。
それでも涙を浮かべて、救いを求める彼女は見切れない。 ましてや、うかつにも自分に想いを寄せたせいで、
全てを無に帰してしまったわけだし。
シャーロックって実は優しい。冷血な機械男どころか、とっても優しい。
シャーロックのおかげでアイリーンもちょっとは人間不信が治って無事第二の人生を歩めるといいね。
ジョン+シャーロックのコンビに萌える人々を裏切ることなく話は終わったけど、実はちょっと、
シャーロック脱がせてほしかったと言う、ヨコシマなザンネン感は大いにあります。
だって、兄さんがはぎ取りかけた時(いい年こいた大人が情けない)、いいカラダしてんなーと思わず注視。(あ-やらしい)
アイリーンがもうちょっと積極的にシャーロック落とすのに頭脳ゲーム以上に踏み出してくれててもいいのに。
期待したのに、ナニも有りませんでしたね。
ありがちですが(私の場合ね)、最後にもまた妄想入って、勘違いしてました。
(エピ最後の話なので、S2未見の方は読まない方がいいですよー。)
妄想① 【 】内は妄想+勘違い
アイリーンがテロリストの手にかかって死んだ。
【あぁっ!モリアーティに仕組まれて殺されたのねー、S1Ep2の中国人女性のようにー】
それをシャーロックにどう伝えるか真剣に悲痛な面持ちで悩むジョンとマイクロフト兄さん。
可愛い弟を悲しませるのに忍びない兄さんは、ジョンにうまく伝えてくれと言って帰ってしまいます。
ずるいなぁ、兄さん、嫌なことはジョンに押しつけて。 ジョンがシャーロックにうまく嘘つけるわけなんかないじゃない。
さりげなく、「あのあと彼女からなんか言って来たか?」と聞くジョン。そのシャーロックの返事で、
【シャーロックはもう知ってるんだ!彼女からさよならメールが来た時点で全て察してたんだ!それなのに平然として見せる意地っ張りなシャーロック。 かわいそうに。涙 】
その後、あやしい暗がりでシャーロックが彼女を救出するシーンが。
【シャーロックの幻想?妄想? そうやって、気持ちに整理をつけたのね。哀し過ぎるよー、
泣いたっていいんだよぉ。 涙。 ひとりで耐え忍んでるなんて。涙、涙 】
ところがですね~、某掲示板で、シャーロックは一体どうやって彼女を助ける事ができたのかって、大論争が。
おまけにその結末はコメンタリーできっちり断言されてるのだと。 え~? そうなの? だったら・・・。
妄想②
【どうやってってこれ、兄さんにまたもや負けちゃって、おまけに叱られたシャーロックが、シャクだからアイリーン逃亡手伝って、兄さん向けに、でっち上げの『カラチでテロリストにより殺害』情報を流したんじゃないの? でっちあげだから、何故、アイリーンがソコに居て、シャーロックが都合よく助けに行けたなんて関係ナシ。 そしてシャーロックは兄さんには次のゲームで勝ったんだね、グッジョブ! 】
これはかなりいい線というか、らしいよね♪…とも思ったのですが。
正解③ 2回目に見てやっと納得。
ブツが無くなったら、半年として生き延びられないと言っていたアイリーンは早々にテロリストの手に落ちます。
政府筋の情報ではカラチで断頭されたと。 兄さんとジョンはシャーロックにどう伝えたものか相談。伝達係はジョン。
カラチにて怪しい男たちがわさわさ騒ぐ中に黒装束に髪も覆ったアイリーンが。
さよならメールをシャーロックに送って覚悟を決めて目を閉じるアイリーン。
そこへ、あぁん・・・と着信音が!(←これがミソなのね、気づかなかった) 驚いて振り返ると変装したシャーロックが!
「合図をしたら走れ」とサーベルを振りまわすシャーロック。 実は武闘家。 テロリスト達を蹴散らすのなんて朝飯前。
スーパーヒーロー参上!!
…ということで、シャーロックは無事アイリーンが公的に死亡したことにされ、もう、彼女を追う人間は
誰もいなくなったことを確かめて、むふふっと事の顛末を思い出していたのでした。
私の妄想の原因はジョンとマイクロフト兄さんの余りにもシリアスに、真剣にシャーロックを気遣っている様子に
すっかりだまされたからだとも思います。 ここは、このお二方の名演技のせいよね。
ジョンってシャーロックの気持ちに寄り添うかのように、シャーロックのために悲しみを呑んでいたり、怒るときって、
ほれぼれするほど、とっても美しく見えます。 不思議。 あんまり美しいって形容詞が適してるタイプではないと
思うのだけど、マーティン・フリーマンがすごいのね。
↑の結末正解にたどり着くまで、一人妄想のローラーコースター状態。
制作側はシリアスに落ち込ませるドラマじゃなく、エンタメを提供してるんだもんね。
あんまり細かいこと考えない方が心臓にも脳ミソにもいいということがよく分かりました。
これからはベネさん美声の堪能に徹します。 まだリピート見する気は満々♪
こんばんは。
返信削除Sherlockは確かBSでも吹き替え版放送していますよね?そちらは家族との競合(?)の都合上視聴できず、でもずーっと気になっているのでDVDを買おうか悩みながら今日まで来てしまっているんですが・・・。マーティン・フリーマンが最近気になるので、早いところゲットしたいです。
さんよんさん!
削除コメントありがとうございます。
シャーロックまだ見ていないなんてもったいないですよ~。
そのうち再放送もやりそうな感じではありますが、コレはS1+S2のBoxももうあるそうですが、買って絶対にソンはないです。きっぱり断言。
ぜひぜひ観てくださ~い♪